皆さんは上司の評価を意識していますか?
全く意識していないということであれば、サラリーマン的にはまずいかもしれません。
なぜなら上司の評価によって下記が決まってくるからです。
- あなたの給与が決まる
- あなたの人事が決まる
- あなたの出世が決まる
つまり「良い待遇が得られるか」「やりたい仕事ができるか」は上司の評価次第のところがあるのです。
では、ひたすら上司に媚を売って、ごまをすれば良いのでしょうか?
プライベートを犠牲にして、飲み会やゴルフに励めば良いのでしょうか?
それで評価はあがるかもしれませんが、そんな生き方は私は嫌です。
この記事では、戦略的・効率的に上司の評価をあげる方法を解説します。
上司の評価を上げる方法

上司が部下を評価するポイントは、一般的には以下の通りです。
- 仕事の成果
- 仕事のプロセス
- モチベーション
- 上司との関係
ただし、これら項目のどれを重視するかは会社によって違いますし、同じ会社でも上司のキャラ・考え方によって異なります。
本音は分かりませんが「成果さえ上げてくれていれば、他は気にしない」という上司もいれば、仕事のプロセスやモチベーションを非常に重視する人もいます。
まずは上司がどの指標を重視しているか把握することから始めましょう。
評価のポイントが分からないまま働くと、間違った努力をしてしまいます。
せっかくなら上司の評価が得られる努力をしましょう。
評価のポイントが分かったら「そこにかける力を増やす+うまくアピールする」と戦略的に行動していきましょう。
こういった考え方はズルいでしょうか?
私はそうは思いません。なぜなら下記の考えが成り立つからです。
一般的な会社はピラミッド型組織で、上司の指示で部下が仕事をします。上司の考えを、部下が行動に移しているのです。
その後、その部下の行動の結果を上司が評価します。
それが組織です。
つまり、上司が部下の評価で重視するポイントは、会社組織が戦略上重視していることと考えられるからです。
ですので、上司の評価のポイントを知って、それに沿って行動することは、会社の戦略・戦術に忠実に動いていることになるのです。
逆に上司の評価のポイントと異なったことをやっていても、会社が重視する結果は出ませんし、本人の評価も下がり、皆が不幸になってしまいます。
例えば営業なら、成果(売上)だけでなく、プロセスやモチベーションも重視する上司は、チームワークを向上させ中長期的な売上の最大化を狙っているのかもしれません。
そんな中、自分はノルマを達成しているからと、他の社員の手助けをしなかったら、課の雰囲気も悪くなり全体の成果はあがらないでしょう。当然、上司も評価を下げます。
「成果をあげているんだから良いんじゃないの」という気持ちも分かりますが、会社への貢献と本人の評価を考えると、上司の評価するポイントの通り行動すべきなのです。
手っ取り早く改善できる項目がある

「上司の評価のポイントを理解して行動するのは分かっているけど、それができなんだよ。そんな当たり前のこと言わないでよ」という声もあるかと思います。
確かに、もし仕事の成果が評価のポイントだと分かったからといって、即、成果を出せるようにはならないでしょう。例えば、営業の数字が評価のポイントでも、売上をコンスタントに上げる営業になるには時間がかかります。
ここでの戦略としては手っ取り早く改善できる項目から手をつけることです。
まず、前述した①仕事の成果、②仕事のプロセス、③モチベーション、④上司との関係について、達成が簡単な順番に並べ替えます。
簡単な方から、③モチベーション、④上司との関係、②仕事のプロセス、①仕事の成果の順になります。
「③モチベーション」はあなたのやる気です。自分次第でどうとでもなります。
上司からすると、やはり、やる気がある部下は見ていて気持ち良いですし、かわいいものです。
- 元気で気持ちの良い返事をする
- きびきびとした行動を取る
- 口答えせずに言われたことはすぐやる
- 積極的に新しい仕事をやるようにする
こういった行動を取るだけで、上司の評価・態度も変わってくるでしょう。あなたが変化することで、上司も影響を受け変化します。
「④上司との関係」については、さまざまな方法がありますが、私のおすすめは返報性の法則(原理)を使うことです。
上司ももちろん一人の人間です。人間、自分が良くしてもらったら、相手にも良くしたいと思います。
あなたが上司に対して、尊敬していることを伝える、感謝を伝える、上司の良いところを周囲に話すなどした場合、上司はあなたに好意をもち、関係性も良くなるでしょう。
これは嫌々行く飲み会やゴルフよりもよほど効果があると思っています。
「②仕事のプロセス」では、上司の好む仕事の進め方を把握しておきましょう。
特に、上司が好む「報・連・相」の質と量のレベルを理解しておきましょう。
人によっては頻繁なこと細かい連絡を嫌がる人もいます。一方、逆でこと細かに把握したがる人もいます。
まとめ

この記事では上司の評価を上げる方法をお伝えしました。
- 上司が部下の評価で重視するポイントを把握する
- その重視するポイントに力を入れ、積極的にアピールする
- すぐに成果が出せない場合は、モチベーション向上から取りかかる
これを馬鹿らしいと思うでしょうか?
実は書いている私も少しそう思います。しかしサラリーマンとして働く以上は、評価の仕組みを知って働いた方が良いです。得です。
スポーツに例えると、ルールを知らないと試合に絶対に勝てないように、サラリーマンとして働くのなら、どうやったら評価されるかというルールを知って働いた方がはるかにゲームに勝てる確率が上がるのです。
これは言われたことを何も考えずそのままやる思考停止の状態ではなく、主体的なアプローチだと考えています。
主体的なアプローチだと自分からコントロールする要素が出てくるので、面白いです。気持ちも暗くなりません。
なお、ルールを知ったうえで、どこまでやるかは自分次第です。出世を目指して、しゃにむに頑張るのも良し、ワークライフバランス重視でうまくバランスをとるのも良しです。
最後に、サラリーマンがどうしても合わないということであれば、独立といった方法もありますので、参考の記事を案内しておきます。
こちらも参考にしてください