仕事をしているとビジネスのフレームワークを耳にしますよね。
3C、5フォース、MECEなどは聞かれたことがあるかと思います。
一方、コンサルは別として、事業会社では大手やグローバル企業でもフレームワークをそこまで頻繁には使わないのが実態かと思います。
しかし、みんなが使わないこそ有効にフレームワークを使うと差別化ができます。
ハッタリにも使えますが、実際に使っているとロジカルに抜け漏れなくアプローチができて、効率的に仕事を進められます。
この記事では、そんなフレームワークのメリットや習得方法が学べます。
ビジネスのフレームワークって何?メリットは?

ビジネスのフレームワークとは、簡単に言うと「思考の枠組み」です。
フレームワークを使うことで、効率的に戦略立案や分析ができます。
一方、フレームワークがないと全体像が見えず「あの検討が抜けていた」「この分析もしないといけなかった」など、次から次に抜け漏れが見つかってしまいます。
メリットをまとめると以下の通りになります。
フレームワークのメリット
- 効率的に戦略立案や分析ができる
- 人に説明するときに分かりやすい
どんなフレームワークがあるの?

では、具体的にどんなフレームワークがあるか実際に見ていきたいところですが、ビジネスのフレームワークにはロジカルシンキング、戦略、マーケティングといった各分野の中にたくさんあります。
そこでここでは、ビジネスフレームワークの中であまり馴染みがないであろう、VRIO分析を一例として紹介します。
せっかくならこの記事を通じて新しいフレームワークを知ってもらいたいですし、何よりこういったレアなフレームワークはドヤ顔ができます(笑)。
VRIO分析
VRIO分析は「自社のもつ内部資源(リソース)がどれぐらい強みになるか」を明確化するために使うフレームワークです。
例えば新規事業を考える際、「自社の強みを活かした新規事業をつくろう」という議論がされます。
その自社の強みのレベルをVRIO分析で明確化できます。
VRIOは下記の頭文字をとっています。
V:Value 経済価値
R:Rarity 希少性
I:Imitability 模倣可能性
O:Organization 組織
VRIO分析の基本的な考えは、個別企業がもつ経営資源が競争優位の源泉になるというものです。
これは、良いポジションを取れば競争優位が取れるというポジショニングの考えとは対極にあります。
どこで戦うかというポジショニングの話ではなく、その企業が会社としてどれぐらい強いかで勝負するイメージです。
もし全く同じ事業をやっている場合、優秀な人材がたくさんいて、最新の機械や設備をもっていて、お金がたくさんあり、情報がたくさんある企業の方が強いという考えですね。
ちなみに私はポジショニングか経営資源のどちらかではなく、どちらも大切だと思っています。
VRIO分析では、その企業がもつ経営資源、つまりヒト、モノ、カネ、情報などについて以下の分析をします。
V:Value 経済価値はあるか?
R:Rarity その経営資源は希少か(他社はもっていないか)?
I:Imitability 模倣可能性その経営資源は真似しづらいか?
O:Organization その経営資源をうまく活かすことができる組織か?
このフレームワークによって、今まではなんとなく分析していた自社の強みを、より体系的に分析することができます。
例えば、今までは「自社の強みは技術力だ」と言っていたのに対して、「その技術には経済価値があるか?」「本当に希少か?」「他社に模倣されにくいか?」「その技術力を活かせる適切な組織となっているか?」といった観点でより深く、抜け漏れなく分析することができます。
まさにフレームワークのメリットである「体系的な分析」ができていることが分かるかと思います。
フレームワークはどうやって学ぶの?

ではこういったフレームワークはどの様に学べば良いでしょうか?
会社の研修、書籍、ネット、動画と、さまざまな方法があります。
その一つとして、おすすめなのは動画学習サービスの「GLOBIS学び放題」です。
GLOBIS学び放題の良い点は、戦略・マーケティング、思考などのビジネスのフレームワークがコンパクトな映像でサクッと学べることです。
フレームワークの学習のポイントは繰り返し学習することです。
なぜなら人はすぐ忘れていくからです。
GLOBIS学び放題は、専用アプリでスマホからでも使えるので、電車での移動中や待ち時間を使って、学んだフレームワークを復習できるのでオススメです。
公式ホームページで動画事例を見てもらえれば分かりますが、映像はイラストや図を使っていて非常に分かりやすいです。
本だとなかなか頭に入ってこない方にもおすすめです。
後は王道ですがやはり書籍ですかね。
まとめ

この記事ではビジネスのフレームワークについて解説をしました。
フレームワークは先人が考えた”型”なので、効率的に抜け漏れなく分析ができます。その結果、時間の短縮や分析の質のアップも期待できます。
一度マスターすれば長く使えるので、キャリアのできるだけ早い段階で習得してしまうことをおすすめします。
一度マスターすると、長い社会人人生でずっと使えます。