こんな疑問はないでしょうか?
どうしても行きたい会社は、正直一度落ちたぐらいじゃ諦めきれないですよね。
この記事では一度選考で不採用になった企業に、再度応募して内定をもらうことができるかという疑問について掘り下げていきます。
私も全く同じ状況を経験しており、実体験をふまえて解説します。
落ちた企業にもう一度応募して内定を貰える?

憧れの企業は簡単には諦めきれないですよね。
転職には運の要素もあるので、たまたま当たった面接官との相性が悪かった可能性も十分にありえます。
しかし「一回落ちているのにまた同じ企業に応募しても良いの?」という疑問もあるかと思います。
結論を言うと、一度落ちた企業に再度応募することは、多くの企業で可能です。
また内定を獲得できる可能性もあります。
なぜそう言えるかというと、私にその経験があるからです。
ただし企業によって再応募の取り決めが違うので確認をしましょう。
ただし、何の対策もせずにもう一度受けても、また落ちる可能性が高いです。
そこで次は、再応募の際にどういう対策を取るべきかを解説します。
再応募の際の対策

ここからは再応募の際に少しでも内定の確率を上げる対策について説明します。
落ちた理由を分析する
まずは落ちた理由を分析しましょう。
ここでは書類選考は突破したが、面接で落ちたと仮定して話を進めていきます。
まず、書類選考を通過して面接まで進んでいるということは、基本的な経歴やスキルはその企業の求める水準をある程度満たせていたと思われます。
ただし、書類上はOKでも面接で落ちているということは、当たり前ですが面接で何かが良くなかったのです。
面接のなかで思い当たる理由はないでしょうか?
不採用となる面接では落ちるサインを面接官が出していることが多いです。
例えば「首をかしげる」「納得いかない顔をしている」「何回も同じことを聞かれる」「興味を示さない」などが落ちるサインです。
こういったサインがなかったかをじっくりと思い出しましょう。
具体的には以下のような内容が「落ちるサイン」です。
落ちるサインの例
- こちらが一方的に話して会話が噛み合わなかった
- 志望動機を話した後、面接官が首をかしげていた
- キャリアプランを突っ込まれた
- スキルについて何回も確認を受けた
まずは、あなたの面接で感じた「落ちるサイン」を思い出しましょう。
そこに次の面接を突破するヒントがあります。
そして、次はそのポイントを徹底的に対策していきます。
再応募の準備
「面接で落ちた理由」の分析ができたら再応募の準備をしましょう。
ここでは、大きく以下の4つを準備しましょう。
再応募の準備
- 落ちた理由の対策の実施
- 選考を受ける部門・職種の検討
- 選考を受ける時期の検討
- 面接で再応募に関する質問を受けた際の準備
①落ちた理由の対策の実施
先程分析をした落ちた理由について徹底的に対策をしましょう。
話が噛み合わなかった人は、ゆっくりと短く区切って話し会話になるようにする。
志望動機が伝わらなかった人は、もう一度練り直して練習をする。
このように落ちた理由を潰していきましょう。
面接での会話のコツは面接で印象に残るにはも参考にしてください。
②選考を受ける部門・職種の検討
大企業であれば複数の部門や職種で募集をしている可能性があります。
もし他にもあなたの経歴・スキルに合った求人があれば、そこへの応募も検討しましょう。求める人材も異なっている可能性があり、チャンスがあるかもしれません。
③選考を受ける時期の検討
企業によっては再応募まで期間の指定があると書きました。しかし無い場合でも、戦略的に期間を空けることも検討してみてください。
例えば、自身の年齢も考慮しながら、売り手市場になるまで待つのも一つの手です。
また、経験・スキルが十分でない場合は、実務で結果を出してから再度応募する考えもあります。
④面接で再応募に関する質問を受けた際の準備
再応募すると以下の質問を受ける可能性があるので準備しておきましょう。
- 前回落ちた理由をどの様に分析をしていますか?
- 今回選考を受けるにあたりどの様な準備をされましたか?
- もしまた落ちたらどうしますか?
私の経験談

ここでは私の経験談を書きます。
私にも憧れの企業があり、面接まで進めましたが1次面接で落ちました。
後日、その落ちた理由は「経験・スキルの不一致」だと分析をしました。
しっかりと面接のなかで面接官の表情や言葉に落ちるサインが出ていたのです。
例えば「他にこの職種で使えるスキルはないんですか?」や「この業界の経験は短いですね」と言われていました。
しかし私は諦めきれなかったので翌年もう一度受けることを決めました。
同じ部門を受ける考えもありましたが、その企業は大企業だったので他の部門でも募集しており、前回受けたところよりも自分の経験を活かせる部門で応募をしました。
すると昨年の面接が嘘のように面接官とも話が噛み合い、私の経歴やスキルに非常に興味をもってもらえ内定を貰うことができました。
「なぜ昨年と違う部門を受けているのか」「昨年落ちた理由をどの様に分析しているのか」といった質問はありましたが、対策していたのでスラスラと回答できました。
この経験から「一度落ちても再度チャレンジして内定が貰える可能性はある」ということと「転職活動はやはりあくまで企業と自分のマッチング」なのだなと学びました。
なぜなら1年前の私と大きく経験やスキルは変わっていなかったものの、受ける部門を変えただけで内定を貰えたからです。
転職活動では企業の求めている人材に自分が合っているかのマッチングが重要なのだと実感しました。
また、この経験から転職活動で内定が貰えなくても卑下する必要はないと言えます。
まとめ

今回の記事では「一度選考で不採用になった企業に、再度応募して内定を貰うことができるか」という疑問について掘り下げました。
結論は「応募は可能。また内定を貰える可能性もある」というものでした。
ただしやみくもに受けても内定を得られる可能性は高くないので、本記事も参考にして、しっかりと準備をしましょう。
どうしても行きたい企業であれば受けるべきです。
当たり前ですが受けなければ入社できる可能性はゼロです。
しかし、アクションを起こして受ければ可能性はゼロではありません。
恥ずかしいやみっともないという感情もあるかもしれませんが、動き出さなければ欲しいものは得られません。
この記事が皆さんの転職活動の参考に少しでもなれば幸いです。