私は社会人になってから大きく3つの働き方を経験しました。
その各ステージで辛い経験や悔しい思いをしてきました。
その結果、現在はフリーランスとして働いています。
それぞれの働き方で学びがあったので、少しでも皆さんの参考になればと思い、共有していきます。
キャリアの試行錯誤【3つの経験】

社会人になってから、3つの働き方を経験をしました。
- 大手証券会社での営業
- アルバイト
- 個人事業主
順番に説明していきます。
大手証券会社での営業時代

新卒で入社した証券会社では関西のとある支店に配属されました。
そこでは合計5年半ほど働きました。
入社した当初は右も左も分からず、若さだけを武器に、とにかく新規開拓に向けてチラシのポスティングとテレアポを来る日も来る日もやっていました。
今から考えれば、よくあれだけ毎日汗をかきながら頑張れたなと思います。
その結果、グループと個人の両方で表彰され、収入も着実に増えていきました。
一見、サクセスストーリーに見えますが、実態は辛かったです。
営業としてシビアな数字のプレッシャーがとにかくハンパではありませんでした。
数字が達成できていなければ厳しく指導され、休みの日も含めて一年中、心が休まる日がありませんでした。
表彰を受けた結果、高級ホテルに泊まれることも何度もありましたが、正直に言うとそんなに楽しくありませんでした。
仲の良い友達同士で泊まれたなら違ったかもしれませんが、一人でそんなところに泊ってもそこに幸せを感じませんでした。
十分な成績をあげられており、高い評価ももらっていましたが、この働き方をずっと続けることに最後まで意義を見出せず、最終的には退職をしました。
上司からも何度も慰留されましたが、気持ちは変わらなかったです。
証券会社の内情については、証券会社への転職で後悔しないために【内情を徹底解説】にも書いています。
専業主婦時代

それまでの鬼のような営業生活から一転。
主人の転勤についていった新たな場所で、専業主婦となりました。
ありがたいことに子供も授かり、子育てが中心の生活になりました。
そんななか、家にあった使わなくなった子供のおもちゃを処分しようとメルカリをしました。
ものの数分で売れてビックリしたことを今でも覚えています。
ある日使わなくなった比較的高価なボールペンを出品したら、すぐにコメントが来て値段交渉を受けました。
結果的に安めの価格でお譲りし取引は終了。
かと思っていたら、後日、その方の出品欄を見てみると、私の譲ったボールペンが高値で売られていました。
単に要らないものを処分するだけでなく、お金を稼ぐ手段として、ネットで個人がものを売る時代になったことを実感しました。
アルバイト時代

もう一度、外で働きたいという考えがあり、平日の短時間限定でアルバイトをはじめました。
その時間帯のアルバイトは主婦の争奪戦になっていて、なかなか見つらず、苦労の末に掴んだものでした。
同僚はみんな非常に良い人だったのですが、経営者が非常に個性的な人でした。
経営者なので仕方ないですが、経営方針が頻繁に変わり、アルバイトのシフトも週4日から週1日など急激に減りました。
そのように徐々に自分から辞めると言わざるを得ない状況に追いやられました。
非常に悔しい思いをしましたが、会社員時代と同じく「雇われるとはこういうことなんだな」と改めて世間の厳しさを感じました。
経営者のさじ加減ひとつで、収入が大幅に変わること、仕事の進め方やルールが変わることは大きなストレスですが、受け入れないといけないのかと落胆したのを覚えています。
「好き」を仕事に~開業届提出~

結果的に、そのアルバイトは約10か月で辞めました。
「雇われる」ことの不安定さを身をもって経験し「自分で好きなことで稼ぎたい」と開業届を出して個人事業主となりました。
すぐに結果が出るとは思っていませんが、日々の積み重ねで将来稼げるようになりたいと、中長期の視点で取り組んでいます。
家で子供たちの成長もそばで見つつ、同時に親が試行錯誤する姿も見せながら、仕事をしていきます。
今は刺繍アクセサリーを創作し、オンラインやイベントで販売しています。また、このブログの運営もはじめました。
アクセサリーは簡単には売れませんし、正直、時給で言うとアルバイトの方が効率良く稼げるでしょう。
しかし、自分の好きなこと、得意なことのスキル・経験を積むことは、確実に自身の血肉になります。
1年前の自分と比べるとよく分かります。
積み重ねの結果、将来別の形のビジネスに発展させることもできると思っています。現に、自身の経験・ノウハウを発信したり、人にアドバイスしたりと、できることも増えており、自分でやることの楽しさと重要性を確信しています。
アクセサリー販売も徐々に結果が出てきているので、そのプロセスや得た経験はまた別の記事で投稿したいと思います。
まとめ

最近、人間、いつまで生きられるか分からないなと思います。
100年生きるにしても、100日後に死ぬとしても、それまでは「好きなこと」して過ごす方が絶対的に幸せだと思っています。
短期的に収入が落ちたとしてもその後、納得のいく収入を得られるようになれば嬉しいですし、そのための努力を継続するのみです。
会社員、アルバイトでいろいろと苦労や悔しい思いをしたことが今につながっていると思っています。
その時代やその人にとってしっくりくる働き方があるはずなので日々アンテナを張りながら今できることをやっていきたいと思っています。