こんな悩みはないでしょうか?
志望動機って難しいですよね。
本当に入りたい会社であっても、なかなか良い志望動機が思いつかず、いっそネットにのっている例文をコピペしたくなります。
しかし、それで本当に問題はないでしょうか?
この記事では志望動機をコピペするとどうなるかについて解説をします。
私は転職活動では大企業、スタートアップ、外資系と様々なタイプの企業に応募して、Fortune500企業2社に内定の実績があります。
その経験を踏まえて解説をしていきます。
この記事が皆さんの志望動機作成のヒントになればと思っています。
転職の志望動機をコピペするとどうなる?

志望動機をコピペするのは正直言っておすすめしません。
コピペだと下記のような弊害があると考えています。
- 薄っぺらい印象になる
- ありきたりな印象になる
- 面接官の気持ちを動かせない
なぜそうなるかについて、この記事で詳しく解説をします。
また、それでは一体どうすればいいかについても合わせて説明をします。
そもそも志望動機で何を知りたい?

なぜコピペが有効でないか説明をするために、そもそも面接官が志望動機で何を知りたいと思っているかを解説します。
それは以下の2点です。
- 数ある企業の中でなぜ自社を選んだか
- 自社の採用ニーズとマッチした人材か
志望動機を聞く理由としてはまず、なぜ自社を選んだかを聞いて、応募者が本当に自社で働きたいという熱い思いをもっているのか、また辞めずに長く働いてくれるかを確認したいという企業の考えがあります。
また、応募者がどういった点を仕事で重視しているか、何をやりたいと思っているかを把握して、自社に合った人材かどうか見極めようともしています。
コピペで企業の知りたいことを伝えられるか?

では、コピペでそういった企業の知りたいことは伝えられるでしょうか?
私はコピペでは伝えられないと考えます。
なぜならコピペするのは他人の考えた例文なので、あなたという人間のオリジナルな考えや志向はそこにはないからです。
その結果前述した下記の結果になる確率が高いです。
- 薄っぺらい印象になる
- ありきたりな印象になる
- 面接官の気持ちを動かせない
企業は表面的でありきたりな説明ではなく、あなたという人間がなぜ志望しているのか、その本当の理由を知りたいのです。
借り物の言葉では全く説得力がありません。
とはいえ、正直言って志望動機をつくるのは難しいのが現実です。
まず志望動機は一本筋が通っていないといけません。
面接のなかで説明した今までのキャリアや転職理由と一貫性がないと「この応募者は何か整合性がとれていないな」と違和感が残ります。
さらに、感情に訴えかけるものがないと、本当の意味で面接官は納得せず「言っていることは分かるが何か腑に落ちない」となります。
なぜ、その会社に入りたいと思っているか理由を説明して「なるほど、そういった理由で当社を志望しているのか。本当に入りたいと思ってくれていて、長く働いてくれそうだ」と面接官に納得・安心してもらう必要があるのです。
つまり志望動機では、あなた自身の言葉で、面接官を論理的にも感情的にも納得させる必要があるのです。
他人から借りた志望動機でこれはなかなかできません。
オリジナルな志望動機を

今までの説明で、コピペした志望動機では企業が知りたいことを伝えられないことが分かってもらえたかと思います。
そこで志望動機では、なぜその企業を志望しているのか、あなたの考えとそのもとになった過去の経験を伝えましょう。
私がおすすめする志望動機の構成は以下の通りです。
- 志望理由
- 志望理由の背景
- 活かせる経験やスキル
- 入社後にやりたいこと
まず「1.志望理由」では、なぜその企業を志望するのかを結論から説明します。
そして「2.志望理由の背景」では、「1.志望理由」で説明した結論に至った背景と、他社ではなくその企業を志望する理由を説明します。
これは例えばあなたが今の会社で体験したことです。どんな体験がきっかけとなって転職を考えて、数ある企業のなかでその会社を選んだのか理由を語りましょう。
また「3.活かせる経験やスキル」と「4.入社後にやりたいこと」も志望動機でしっかりと語ることで、その企業の採用ニーズに合った人材であることをアピールできます。
これで面接官はこの応募者が単に入りたいだけでなく、どういった能力をもっていて、どんな仕事で企業に貢献しようと考えているかを理解できます。
繰り返しになりますが、ポイントはあなたの経験をベースにしたオリジナルな志望動機をつくることです。
それによって面接官を論理的にも感情的にも納得させられます。
まとめ

今回の記事では志望動機をコピペするとどうなるかについて解説をしました。
コピペでは人がつくった文章のため、面接官を納得させるのは難しいです。
面接官が知りたいのは、あなたオリジナルの志望動機と、その考えに至った過去の体験です。
志望動機は非常に難しいものの、面接官に響くものがつくれるように、粘り強く取り組んでいきましょう。
志望動機のつくり方については、転職における志望動機のつくり方【面接官が納得する説明】も参考にしてください。