転職活動の職務経歴書って書くのが難しいですよね。
自己流で書いても本当に良い職務経歴書になっているか不安になります。
先に結論を言うと職務経歴書は人からアドバイスをもらうべきです。
そして転職エージェントにお願いしましょう。
しかし「転職エージェントに頼んだけど、ちゃんと見てもらえなかった」という声もあるかと思います。
これは重要なポイントです。
転職エージェントへの添削の頼み方にポイントがあります。
また、注意点もあります。
転職エージェントの添削に過度な期待はやめましょう。
この記事では転職エージェントの職務経歴書の添削について徹底解説します。
職務経歴書を添削してもらうべき理由

まずは、職務経歴書を転職エージェントに添削してもらうべき理由です。
添削してもらうべき理由
- 気づいていないミスが見つかる
- 客観的なアドバイスがもらえる
- 内容が適正か確認してもらえる
①気づいていないミスが見つかる
資料を提出してから、誤字に気づいた経験はないでしょうか?
自分では完璧に仕上げたつもりでも、人間なので結構ミスってあるんですよね。
企業からすれば、誤字脱字のある書類を出してくる応募者は「仕事も適当なのではないか」「志望度が高くないのではないか」と評価が下がってしまいます。
事前に人に見てもらうことでケアレスミスを減らすことができます。
②客観的なアドバイスがもらえる
自分ではしっかり説明したつもりが、人に伝わらなかった経験はないでしょうか?
誰しもこういった経験はあると思いますが、職務経歴書も同じです。
自分では伝わる文章で書いたつもりが、相手には理解できないことがあります。
人に見てもらうと「ここが分からない」と客観的な視点で指摘をもらえます。
③内容が適正か確認してもらえる
転職は「あなたという商品を企業に買ってもらう」と例えられます。
職務経歴書は、そのセールス活動の初めのタッチポイントです。
言わばあなたという商品を説明したプレゼン資料のようなものです。
「企業が会いたい」と思える魅力的なプレゼン資料(職務経歴書)になっているか転職エージェントにアドバイスしてもらいましょう。
転職エージェントは企業から依頼を受けて応募者を推薦します。
事前に企業からどんな人材を求めているかを聞いているので、あなたの職務経歴書が企業側のニーズに合っているかをチェックできます。
職務経歴書の添削の頼み方

ここからは職務経歴書の添削の頼み方のステップを解説します。
添削の頼み方のステップ
- 自分で職務経歴書を作成
- 面談時に持参して提出
- アドバイスをもらう
- 気になるポイントを聞く
1.自分で職務経歴書を作成
まずは自分で職務経歴書を作成しましょう。
自己分析をしたうえで、経歴・スキル・資格・自己PRといった内容を記載します。
インターネットに定型フォーマットや記入例もありますし、このブログでも解説しているので、それらを参考に自分でできるところまで完成度をあげましょう。
ここで自分自身で試行錯誤して作成することが大事です。
経歴やスキルの棚卸しをして職務経歴書を書くことは自分の頭の整理になります。
受ける企業を念頭に置きながら、どういう内容にすれば「会いたい」と思ってもらえるか考えながら作りましょう。
ここで試行錯誤することは、より深い自己分析にもなります。
転職エージェントは職務経歴書の添削をしてくれますが、あなたの経歴や強みを最もよく知っているのはあなた自身なのです。
職務経歴書の書き方は、職務経歴書は企業ごとに内容を変えるべき?【効率性と通過率を追求】を参考にしてください。
2.面談時に持参して提出
次は転職エージェントとの面談に職務経歴書を持参してアドバイスを求めましょう。
メールでのやり取りだけではなく面談や電話で聞く場をつくることがポイントです。
転職エージェントの担当者にもよりますが、私の経験だとメールだとどうしてもシンプルな添削になることが多かったです。
何点か修正箇所があげられているだけで突っ込んだ確認ができないのです。
一方、直接の面談や電話ならこちらが気になった点を突っ込んで聞けます。
転職エージェントと会話できる場をもち、疑問点を解消しましょう。
初回面談は合うことが多いので、そのタイミングがいいです。
3.アドバイスをもらう
次は転職エージェントからアドバイスをもらいます。
アドバイスのもらい方としては、あなたの気になる点は説明しないようにして、先に転職エージェントの初見での改善点の指摘を受けたほうが良いです。
最初にあなたが気になる点を言うと、転職エージェントもそこを集中して見るため、その他に改善点があったとしても気づかない可能性があるからです。
まずは誘導なく、向こうのアドバイスをもらいましょう。
4.気になるポイントを聞く
一通り転職エージェントからアドバイスをもらった後ではじめて自分が気になる点を質問しましょう。
例えば以下のようなポイントが重要です。
記載している情報は過不足ないか
企業の担当者は多くの志望者の職務経歴書に目を通すため、1人の書類に多くの時間を使いません。必要な情報が適切な分量でまとまっているか見てもらいましょう。
自己PRが求める人材像にマッチしているか
職務経歴書に書いた自己PRは、企業の求める強みや経験と合致しているでしょうか。企業のニーズに合っていない強みをPRしても企業には響かないので、企業が求める人材に合っているか確認しましょう。
ただし、転職エージェントがしっかり添削をしてくれるかは担当者次第のところもあるのが実態です。
優秀な担当者であれば適切なアドバイスをくれますが、そうでない担当者もいます。
納得いかなければ担当者の変更をお願いしたり、複数の転職エージェントにアドバイスを求めることも検討しましょう。
重要なポイント

ここまで転職エージェントの職務経歴書の添削について書いてきました。
ここからは職務経歴書について重要な点をお伝えします。
転職エージェントから添削は受けられますが、最後は自分で作り上げる必要があるということです。
自己分析、企業研究をしっかりして職務経歴書を完成させましょう。
その理由は以下の3点です。
応募者自身で職務経歴書を完成させるべき理由
- 添削に使う時間は長くない
- ライバルと差がつかない
- 業界・企業に精通していない可能性
①添削に使う時間は長くない
転職エージェントが職務経歴書の添削に使う時間は多くないです。
多くの転職希望者と応対していますので、じっくりと何回も添削を受けられることは期待できません。
②ライバルと差がつかない
転職活動には必ずライバルがいます。
それはあなたの志望する企業の採用枠は限られているからです。
そして、そのライバルも転職エージェントを使っているのです。
つまり、転職エージェントの添削はみんなが受けているので、そこでは大きな差がつかないのです。
③業界・企業に精通していない可能性
転職エージェントの担当者全員が、志望する業界・企業に転職エージェントが精通しているとは限りません。
知見はあるでしょうが、その業界で働いた経験がないエージェントも多いです。
ですので、専門的な内容についてはアドバイスがもらえない可能性があります。
本当の意味で頼りになるのはやはり自分自身なのです。
まとめ

最後に、転職エージェントでの職務経歴書の添削についてまとめます。
- 転職エージェントの添削にはメリットあり
- 添削では初見でのアドバイスをまずもらう
- その後気になる点の確認をこちらからする
- 職務経歴書を最後仕上げるのは応募者自身
いかがでしたでしょうか。
本記事が皆さんの転職活動に少しでもお役に立てれば幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。