転職における志望動機のつくり方【面接官が納得する説明】

 
もうすぐ面接なのに、良い志望動機が思い浮かばない。

こんな悩みはないでしょうか?

志望動機って難しいですよね。私もうまく話せなかったことが何回もあります。

しかし考えてみてください。難しいということは、もし上手く話せて面接官が納得すれば、他の応募者と大きく差がつけられるということです。

この記事では、そんな志望動機のつくり方について徹底的に解説をします。

それではいってみましょう!

志望動機がうまくつくれずに悩んでいる人
面接官が納得する志望動機のつくり方

志望動機を聞く理由

面接官の納得する志望動機をつくるには、質問の意図を理解する必要があります。

なぜ志望動機を聞くのかをしっかりと押さえておきましょう。

志望動機を聞く理由

  • 数ある企業の中から、なぜ自社を選んだかを知るため
  • 自社の採用ニーズとマッチした人材かを見極めるため

なぜ自社を選んだか

日本には200万社以上の企業があります。その数ある企業の中で、自社を選んで受けているのには理由があるはずです。

志望動機を聞くことで「本当に自社に入りたいと思っているのか」「入社後すぐに辞めず長く働いてくれるか」を確認しています。

自社の採用ニーズとマッチした人材か

志望動機は応募者の熱意を確かめるだけではありません。

志望動機を聞くことで、応募者の能力や志向も理解して、自社の仕事に合った人材かどうか見極めようとしています。

志望動機で目指すゴールは、この2点について面接官を納得させることになります。

論理的思考力があるか

なお、面接官の中には志望動機の中身だけではなく、応募者の論理的思考力を志望動機で確かめている場合もあるので要注意です。

話の筋が通っているかを、注意深くみているのです。

なぜなら志望動機というのは、論理が崩れる場合が非常に多いからです。

よくあるのが、転職理由と志望動機の間に一貫性がないことです。

「なぜ転職したいか」の転職理由と、「なぜその企業に入りたいか」の志望動機には1本筋が通っている必要があるのです。

転職理由については、転職理由のつくり方を参考にしてください。

志望動機を聞く理由が分かったところで、次は実際につくっていきましょう。

志望動機に盛り込むべき内容

志望動機には以下の4点を入れましょう。

志望動機に盛り込むべき内容

  1. 志望理由
  2. 志望理由の背景
  3. 活かせる経験やスキル
  4. 入社後にやりたいこと

①志望理由では、なぜその企業を志望するのかを結論から説明します。

②志望理由の背景では、①志望理由で説明した結論に至った背景と、他社ではなくその企業を志望する理由を説明します。

これは例えば今の会社で体験したことです。どんな体験がきっかけで転職を考えて、数ある企業の中でなぜその会社を選んだのか理由を語りましょう。

③活かせる経験やスキルでは、その企業で役に立つ経験やスキルをもっていることを説明します。

④入社後にやりたいことでは、どのような仕事をすることによって、その企業に貢献するかを説明します。

ここでもう一度、志望動機を聞く理由を思い出してください。

志望動機を聞く理由

  • 数ある企業の中から、なぜ自社を選んだかを知るため
  • 自社の採用ニーズとマッチした人材かを見極めるため

これらが面接官の知りたいことでしたよね。上記の「志望動機に盛り込むべき内容」を話すことで、この「志望動機を聞く理由」を満たせます。

  • 数ある企業の中から、なぜ自社を選んだかを知るため⇒①志望理由、②志望理由の背景で説明
  • 自社の採用ニーズとマッチした人材かを見極めるため⇒②活かせる経験やスキル、③入社後にやりたいことで説明

志望動機がつくれたら「志望動機のチェックポイント」を使ってポイントが押さえられているか確認していきましょう。

志望動機のチェックポイント

ここでは、志望動機のチェックポイントを説明します。

面接を経験したことがある方なら共感してもらえるかと思いますが、こんな面接官の反応はなかったでしょうか?

よくある面接官の反応

  • 何か納得いかない顔をしている
  • つまらなさそうで質問やコメントがない

なぜこのような反応になるかというと、志望動機はロジカル面(論理面)だけでなく、エモーショナル面(感情面)も満たす必要があるからです。

論理的に正しいことを言うだけでなく「是非、一緒に働きたい」と面接官の感情も動かす必要があるのです。

それができていないと、上記のような反応になってしまうのです。

それを踏まえて、以下が志望動機のチェックポイントです。

ご自身の志望動機を是非一度、確認してください。

ロジカル面

  • 応募企業を選んだ明確な理由
  • 企業で活かせる経験やスキル
  • 企業に入社してやりたいこと
  • シンプルで分かりやすい構成
  • 転職理由と志望動機の一貫性

エモーショナル面

  • 記憶にのこる印象的なワード
  • 自分特有のエピソードがある

面接官は何人も面接していて、ありきたりな志望動機は聞き飽きています。

どこかで聞いたことがあるようなテンプレートに沿った志望動機では納得しません。

話の筋が通っていることに加えて、心を動かすストーリーがあって初めて腹落ちするのです。

志望動機のブラッシュアップ

最後は志望動機のブラッシュアップです。

たった1度では、完成度の高い志望動機はなかなかできません。

実際に話して練習しましょう。

この声に出すのが大きなポイントです。

話すことで論理的に正しいか、インパクトがあるかといった改善点がみえてきます。

また、録音して聞くのもおすすめです。

録音することで「なんかダラダラ話していて長いな」「いまいち話の筋が通ってないな」といった修正点に気づけます。

最後に、どうしても自分一人で練習していると客観性を失います。

もし聞いてもらえる人がいたら、アドバイスをもらいましょう。転職エージェントや家族が良い相談相手になるかと思います。

つくる→話す→改善の繰り返しで、志望動機はブラッシュアップされていきます。

まとめ

この記事では志望動機について解説をしました。

冒頭でも書きましたが、志望動機は難しいものの、ライバルと差がつけられるポイントでもあります。

経験やスキルは変えられませんが、志望動機で話す内容を工夫することで、面接官に強い印象を残せます。

志望動機は面接における重要なパートの一つです。重点的に取り組みましょう。

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