こんな悩みはないですか?
この記事では、時間がない人に向けて転職活動の時間術を解説します。
私自身、働きながら転職活動をしましたが、最終的にはFortune500企業の2社から内定をもらえる満足のいく結果でした。
しかし、とにかく忙しかったので転職活動の時間を捻出するのが難しく、いつも頭を悩ませていました。
この記事では私が試行錯誤しながら編み出した、忙しいサラリーマンが使える転職活動の時間術について10個説明します。
転職したいけど時間がない人へ

転職したいと思っているけど時間がない方が使える転職活動の時間術を紹介します。
この記事で紹介する方法は私が実際に転職活動をするなかで気づいた方法です。
実際の経験をベースにした方法ですので、これから転職活動をする方には参考になるかなと思っています。
転職は人生を変える可能性があると私は自身の経験から思っています。
私の経験は、転職で人生が変わった話【体験談】で書いています。
ですので時間がないことを理由に諦めたり先延ばしにしたりするのは勿体ないです。
なんで時間がないのか?

まずは、そもそもなんで時間がないかを明確にしましょう。
簡単に言うと「転職活動に使える時間」よりも、「転職活動でやること」が多いから時間がないと感じるのです。
当たり前と言えば当たり前ですよね。
それぞれ見ていきます。
転職活動に使える時間
働きながら転職活動をする人が自由に使える時間は、平日の勤務時間以外か、休日です。私も働きながら転職活動をしたので同じ状況でした。
ちなみに時間が無いからといって、一旦会社を辞めてから転職活動をするのは、おすすめしません。
早く仕事を決めないといけないと焦って転職先に妥協しやすくなります。
また、キャリアにブランクの期間ができてしまい企業からの評価に影響が出たり、自分自身のスキルやモチベーションも落ちたりしてしまいます。
ですので、よほどの事情がない限りは、働きながら転職活動をした方が良いです。
そうなると基本的には、平日の勤務時間以外と休日という限られた時間のなかで転職活動を進めることになります。
転職でやること
転職活動に使える時間は限られていることが分かったかと思います。
一方、転職活動でやらないといけないことは結構あります。
転職でやること
- 自己分析と転職の軸の決定
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 転職エージェントへの登録
- 転職エージェントとの面談
- 転職サイトでの求人の検索
- 求人の検索・求人への応募
- 筆記試験の対策・筆記試験
- 面接選考の対策・面接選考
いかがでしょうか(笑)?
こうやって改めて書き出してみると本当にいっぱいありますね。
これらを平日の勤務時間以外と休日という限られた時間のなかでやらないといけないので時間が足りないのです。
つまり、私たちが自由に使える時間に収まらないぐらいやることが多いので「時間が足りない」と感じるのです。
特にプライベートの時間もまるまる自由になる訳ではないと思います。
人によっては家事、育児、介護などなど、他にもやることがたくさんあります。
そのなかで転職活動を進めるのは非常にしんどいのが現実です。
時間が足りなかった経験談
実際、私の転職活動も時間が足りなくて、全然回っていませんでした。
複数の企業に応募しており、以下のような状況でした。
- A社の応募書類を期限までに仕上げないといけない
- B社の筆記試験対策に向けて勉強しないといけない
- C社の面接対策で想定問答を準備しないといけない
このように、やることに追われる毎日でした。
現職の仕事も忙しいなか、転職活動で上記のようなことを同時並行でこなさないといけなかったため、非常に苦しかったことを覚えています。
あまりに苦しかったので、何とかその状況から抜け出す方法を考え、いろいろと工夫をしていきました。
その工夫は、一つずつはたいしたことがありませんが、複数実践していくと、比較的気持ちに余裕をもって転職活動を進めることができました。
次からは、その方法をお伝えしていきます。
転職活動の時間術10選

ここではいよいよ具体的な転職活動の時間術を紹介していきます。
転職活動の時間術10選
- 期限を決めプライベートの時間を削る
- 中長期の転職活動を覚悟する
- 隙間時間を活用する
- 良質な情報をインプットする
- 履歴書・職務経歴書は流用する
- 入社する気がない企業は受けない
- オンライン面接を活用する
- 面接は業務時間外を指定する
- 転職エージェントを活用する
- 転職エージェントの登録を絞る
けっこう量が多いですが、それぞれ解説をしていきます。
期限を決めプライベートの時間を削る
転職活動に使う時間を増やすには、他の時間を削らなければいけません。
つまり、何かを得るには、ある程度何かを諦めないといけません。全てを得ようという考えは、正直無理があるのです。
これは当たり前といえば当たり前なのですが転職活動を始める前に、しっかりと意識して覚悟をすることが大事だと思っています。
そうすることで転職活動へ取り組む姿勢が真剣なものになると考えています。
しかし、プライベートの時間をずっと削るのもしんどいです。
なので基本方針として転職活動を終える期限を仮でも良いので決めましょう。
例えば、短期の3ヶ月間や半年間といった期限を設定して、その期限で決めるにはどういうふうに活動をしていけばいいか逆算して動くのです。
このように期限を区切ることで、プライベートの時間を削るという辛いことにも耐えられると思っています。
中長期の転職活動を覚悟する
これはたった今説明した「期限を決めプライベートの時間を削る」とは逆のアプローチです。
先程説明したのは期限を決めることで、自分の自由に使える時間を転職活動に集中的に充てるという考えでした。
一方、今から説明するのは逆で、あえて中長期で転職活動を行うことを覚悟する方法になります。
つまり一気に転職活動に使える時間がないので、少しずつ進めていく方法です。
これは、転職を急いでおらず比較的心に余裕のある人が取れるアプローチです。
初めに時間をかけて自己分析や履歴書・職務経歴書の作成を行い、その後転職エージェントや転職サイトを使いながら1社ずつ受けていきます。
急いでいる場合は自己分析や履歴書・職務経歴書を行いながら転職エージェントや転職サイトで求人を検索したり、数社同時並行で選考を受けたりします。しかし、それではかなりの時間を取られるので、順番に少しずつ進めるのです。
この方法のデメリットとしては、転職活動がずるずると長期化したり、モチベーションが途中で下がってしまったりすることがあります。
また、転職エージェントからも、転職する気がないと思われ、手厚くサポートをしてもらえない可能性もあります。
その転職エージェント対策は、ゆっくり転職エージェントと転職を進める方法に解説しています。
しかし、転職に対して切羽詰まっていない人や、時間が本当にない人には有効なアプローチなので、是非検討してみてください。
隙間時間を活用する
次は「隙間時間を活用する」です。
これは何も転職活動だけに限ったことではないのですが、私たちの生活には結構隙間時間があるんですよね。
例えば、移動時間、待ち時間にはスマホを使いながら転職活動を進められます。
求人検索もできますが、オススメなのは自己分析や面接対策に使うことです。
電車のなかや、人を待っている時間というのは、他にやることもないので意外と集中できます。
その時間を有効活用してスマホに考えを打っていくのです。
例えば、志望動機や自己PRを考えて書くのも良いでしょう。机の前に座って悩むよりも、良い案が思い浮かぶことがあります。
また、ながら時間も使えます。
例えば、家事やお風呂の時間です。家事の最中に転職に関するYouTubeの音声を聞いたり、お風呂で湯船につかっている時間に面接の模擬練習をしたりするのです。
このように転職活動中の時間がないときは、隙間時間・ながら時間をフル活用して時間を創出しましょう。
良質な情報をインプットする
今は本当に転職活動に関する良質な情報がたくさん手に入ります。
そういった情報を先にインプットすることで、スムーズに転職活動を進められます。
行動することは最も大事ですが、是非動くのと同時に学んで欲しいと思います。
そうすることが最終的には時間の節約につながります。
例えば、以下のような内容は知識として手に入れましょう。
- 自己分析のやり方
- 履歴書・職務経歴書の対策
- 企業研究・業界研究の方法
- 筆記試験の対策
- 面接選考の対策
ネットやSNSでもこういった情報は発信されていますし、より体系的に学びたいのであれば書籍をおすすめします。
私は両方から情報を取って転職活動をしていました。
ちなみにこのブログでも私の経験・知識を発信しています。
履歴書・職務経歴書は流用する
履歴書・職務経歴書については流用できるところは流用していきましょう。
余りいないかと思いますが、全て企業ごとに一からつくっていては大変です。
流用できそうな項目については、過去に作成したものを活用しましょう。
重要な注意点としては時間短縮を考えるあまり、どの企業にも全く同じ書類を使おうという考えです。
どの企業にも通用する内容となると、どうしてもぼやっとした抽象的な記載内容になってしまいますが、それでは企業の担当者に響きません。
中途採用では企業側も明確に「こういった経験・スキルをもった人材が欲しい」という求める人材像をもっていることが多く、あなたがその人材であることをしっかりとアピールしなければなりません。
ですので、ベースとなる履歴書・職務経歴書をつくり流用するのはOKなのですが、必ず受ける企業に合った内容に最終調整するようにしましょう。
そのやり方の詳細は、職務経歴書は企業ごとに内容を変えるべき?【効率性と通過率を追求】で詳しく解説しています。
入社する気がない企業は受けない
転職活動をしていると志望度の高くない企業を受けるケースがあります。
例えば、転職エージェントに勧められたり、転職サイト経由でスカウトを受けたりするケースです。
その他にも、初めは志望度が高かったものの、選考を受けているなかで、面接でのやり取りなどで行きたくなくなることもあるかと思います。
時間に余裕があるのであれば、そういった企業の選考を継続して受けるのも良いと思います。手持ちの候補はなるべく多くもっておきたいですし、もしかしたら、考えが変わり志望度が高くなる可能性もあるからです。
しかし、時間がない人には志望度が低い企業の選考を受け続けるのは得策ではありません。なぜなら、やらないといけないことは他にいっぱいあるからです。
より志望度が高く心から行きたいと思う企業の選考に集中して対策すべきです。
オンライン面接を活用する
2020年はオンライン面接が一気に主流になりました。
これを活用しない手はありません。
基本的には面接のスタイルは企業側が指定してくるため、なかなか転職希望者側では選べないことが多いですが、もし選べる場合はオンライン面接を選びましょう。
なお転職エージェントとの面談でもオンランインを活用していくべきです。
行き帰りの移動時間や待ち時間を短縮でき、大幅に時間を削減できます。
面接は業務時間外を指定する
面接まで選考が進むと、企業と面接の日時の調整をすることになります。
その際は可能な限り自分の仕事の業務時間外を選ぶようにしましょう。
これは単純な理由で業務時間内だと有給を取らないといけないからです。
何日も有給を取ると会社側から不自然に思われますし、有休が取るようにスケジュール調整や、有休申請の手間も発生します。
業務時間外であれば、いちいち有休を取る必要がありません。
転職エージェントを活用する
転職エージェントをうまく活用すると時間が削減できます。
なぜなら転職エージェントは以下のサポートをしてくれるからです。
- キャリアのカウンセリング
- 求人の紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 求人への応募
- 面接日程の調整
- 待遇の交渉
全てを自分でやるのではなく、代わりに転職エージェントにやってもらうことで時間を削減できます。
また、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策により選考通過の確率を上げることができ、これも大きな時間削減につながります。
落ちてしまうと、また別の企業を一から受けないといけないですからね。
転職エージェントのメリットは、転職エージェントを使うメリットで詳しく解説しています。
ただ転職エージェントを活用するのが100%正解という訳ではなく、注意点もあるので気をつけましょう。
その一つが転職エージェントとのやり取りには時間がかかるというものです。
これは次で詳しく解説をします。
転職エージェントの登録を絞る
転職エージェントの数はあなたの転職活動に合った数に絞りましょう。
というのは、前述した通り、転職エージェントとのやり取りには、けっこう時間がかかるからです。
まず、転職エージェントに登録したら、面談を実施してあなたの希望を伝えます。
その後、求人の紹介を受けて、受ける企業を選びます。
受けない企業については「なぜ受けないか」をフィードバックする必要もあります。逆にこれをしっかりとしないと、転職エージェント担当者があなたの転職の軸をしっかりと理解できず、興味のない求人を今後も紹介することになります。
その後、選考を受けると選考結果のフィードバックもしてアドバイスを受けます。
こういったやり取りには、かなり時間がかかります。
転職エージェントはあなたの代わりに面接日程の調整や待遇の交渉もしてくれるので、時間削減が期待できる一方、このように時間が取られることも認識しておきましょう。
ですので、闇雲に転職エージェントの登録を増やしてしまうと、担当者とのやり取りに忙殺されてしまい、最も時間を使うべき選考対策に時間を使うことができなくなってしまいます。
転職エージェントは何社使うべきかでは、私の経験を基に何社の転職エージェントと付き合うべきかを書いています。
まとめ

この記事では忙しいサラリーマンが転職を成功させるために、どうやったら転職活動の時間を捻出することができるかを書きました。
10個私のノウハウを書きましたが、お役に立てるものがあれば幸いです。
転職活動は正直時間との闘いの部分があると思っています。
転職活動だけでなく、日々の仕事やプライベートでやらないといけないことを調整しながら進める必要があります。
やらないといけないことに押し潰され焦ってしまうと良い結果を招きません。
この記事のノウハウも活用いただきながら、落ちついて、無理のない計画を立てて転職活動を進めてもらえればと思います。