突然ですが、質問です。
- 今の会社に満足していますか?
- 今の会社に可能性を感じていますか?
その答えがYesであれば、今の会社で頑張るのが幸せだと思います。
しかし、Noであれば、転職も一つの選択肢として考えるべきかもしれませんね。
でも、今の会社に満足していなくて転職したいけど、具体的に行きたい会社がない。
こんな人もけっこう多いんじゃないかと思っています。
なぜそう言えるかというと、実は私もそうだったからです。
こんな感じでした。
そこで本記事では、行きたい会社がない人へ実体験に基づいたアドバイスをします。
ズバリ、行きたい会社の見つけ方の3ステップです。
転職したいけど行きたい会社がない人へ【見つけ方の3ステップ】

行きたい会社を見つける3ステップは以下の通りです。
- 転職したい理由を深掘りしてみる
- 転職先となる候補を探してみる
- 面接を受けてみる
それぞれ解説をしていきます。
①転職したい理由を深掘りしてみる

行きたい会社を見つけるには、不満を突き止めることから始まります。
「待遇が不満」「キャリアプランが見えない」「転勤が嫌だ」「飲み会が辛い」「人間関係が最悪」と明確に分かっている方もいれば、今の会社に何かモヤモヤするという感じで不明確な人もいると思います。
それを明確化していきましょう。
転職は今の会社では得られない何かを会社を変えることで得るための”手段”ですので、今の会社で足りないモノを明確にしないと、行きたい会社は見つかりません。
ちなみに、私の転職したい理由は以下のようなものでした。
- 業績の見通しが悪い
- やりたい仕事ができない
- 職場の人間関係がハードすぎる
- 転勤が多くライフプランが描けない
- 飲み会が多くてプライベートが確保できない
そして、この中から優先順位を付けていきます。
なぜ優先順位を付けるかというと、一度に全部が全部良くすることは難しいので、自分にとってどうしても譲れないものを選ぶのです。
例えば、やりたい仕事を選んでキャリア開発を優先する考えもありですし、プライベート重視で転勤が無い会社を選ぶのもありです。
ちなみに私のオススメはスキルアップできる会社です。
成長できる会社とも言い換えることができます。
なぜかというと、これからの時代、実力さえあれば自分の理想とする働き方や待遇を獲得できるからです。
逆に実力がないと今勤めている会社にぶらさがるしかありません。
なので、自分が成長できると考える会社を選ぶのが良いのです。
以下の記事も参考にしてくださいね。
ちなみに転職したい理由を深掘りした結果、「今の会社でも良いのでは?」という結論になることもあります。
例えば、やりたい仕事をやるために転職をしたいと思っていたが、社内でもできることに気づくのです。
それなら今の会社に残るのも、もちろんありです。
社内で希望の部署に異動するための戦略については以下に書いています。
②転職先となる候補を探してみる

次は転職先の候補を具体的に探していきましょう。
探す方法はいろいろありますが、代表的なものは以下ですかね。
- 転職エージェント
- 転職サイトでの検索
- 転職サイトでのスカウト
- ネット検索
- 信頼できる人に相談してみる
転職エージェントや転職サイトは定番中の定番なので、この記事では解説を省きます。
転職エージェントと転職サイトについては、以下の記事のように、このブログの中でもかなり書いています。私の実体験に基づいたリアルな話ばかりなので、是非参考にしてください。
転職先の見つけ方で、私のオススメは転職サイトのスカウトです。
具体的にいうと、ビズリーチや、転職サイトではありませんがLinkedInです。
これは自分の行きたい会社が分からない人にとっては、かなり合っています。
なぜかというと、スカウトはこちらから企業にアプローチしなくても、向こうから声をかけてくれるからです。
そして、声をかけられた企業のなかで、興味のある会社は、カジュアル面談で詳しい話を聞けばいいのです。
話を聞いて興味をもてば面接に進みます。
やはり、詳しい仕事内容や待遇に関する具体的な話を聞かないと「行きたい!」という気持ちにならないので、行きたい会社が分からない人におすすめの方法です。
その他にも、ネット検索で企業を探すのもありです。
例えば、気になるインフルエンサーが勤めている企業であれば、その内情をYouTube、Voicy、Clubhouseなどで話してくれているので自分に合っているか判断しやすいです。
その他にもスタートアップであれば企業のホームページでのインタビューが充実していますし、NewsPicksの記事でも社風や仕事が見えてくるのでおすすめです。
最後は信頼している人への相談です。
同じ会社の人は転職しているという情報が洩れるリスクがあるのでおすすめしませんが、元同僚や友人は良いです。
リファラル採用も増えてきていて、例えば「ウチの会社のこのポジションで空きが出たからどう?」みたいな感じです。
これの何が良いかって、今実際に働いている人から内情を根掘り葉掘り遠慮なく聞くことができる点です。
そうして良いところも悪いところも全部理解したうえで受ける判断ができるのです。
これはどうしても情報不足になって、口コミサイトに頼りがちな転職希望者にとってはありがたいですよね。
私も応募には至りませんでしたが、リファラルの話を貰ったことがあります。
リファラル採用については以下でまとめています。
このように、行きたい会社を探す方法は多種多様です。
一つのやり方に固執することなく、いろいろ試してみることをおすすめします。
初心者であれば定番の転職エージェントや転職サイトを利用するもよし。
とりあえずビズリーチやLinkedInに登録してスカウトを待つのもよしです。
③面接を受けてみる

最後は面接を受けてみましょう。
中途採用では入社後に自分の上司となる人と面接することが多いです。
面接のなかで会社やその人の雰囲気を見たり、最後にある逆質問で気になることを聞いたりして、理解を深めていきましょう。
内定を貰った後にオファーを受けるか判断するにあたって、社員に合わせてもらうのも手です。
自分の気になることを確認して、本当に入りたいかを見極めていきましょう。
番外編:本を読んでみる

番外編ですが、本を読んでみるのも手です。
行きたい会社が分からない=キャリアや転職に関する知識が足りていない状態かもしれません。
- 仕事の選び方
- 会社の選び方
この2つについて自分なりの基準や哲学はありますか?
決まった答えはなく、本人次第ですが、これからの時代に合った考え方はあります。
そういった基本的な考え方を本で学ぶことで、「どんな仕事をしたいか?」「どんな会社に入りたいか?」が見えてきます。少なくとも私はそうでした。
私のオススメの本を以下に挙げますので参考にしてください。
画像をクリックすることでAmazonにリンクできますので、是非、本の説明や口コミを見てみてください。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法(北野 唯我)
本の題名の通り、転職における思考法が書かれています。
この本で、転職への向き合い方・考え方を学ぶことで、どんな仕事・会社を選んだらいいかが私はクリアになりました。
物語形式で楽しみながら読めるので、是非一度手に取ってみることをおすすめします。
適職の結論 (あなたが気づいていない 「本当の強み」がわかる) (宇都宮隆二(Utsuさん))
外資系IT企業を渡り歩いたスーパービジネスパーソンであり、YouTuberでもお馴染みのUtsuさんの本です。
この本には仕事選びやスキルについて本質がこれでもかと書かれまくっています。
「社会人の早めの段階で読みたかった!」と心から思った本でした。
転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール(村上 臣)
まさに今の時代の転職について書かれた本です。
自分を知る方法、自分の市場価値を高める方法、業界や会社の選び方、人脈作りまで、転職やキャリアのイロハを徹底解説してくれている本です。
私も買ってから何回も何回も読みこみました。
ここで紹介した本は、自他ともに認める転職本マニアの私がおすすめする定番本ですので、是非一度読んでみてください。
特にキャリアや転職の本は全く読んだことがないという人は、いろいろと新たな気づきをこれらの本から得られるはずです。
転職活動を開始する前に読まれることをおすすめします。
まとめ

今回は転職したいけど行きたい会社がないという方に、行きたい会社の見つけ方を説明しました。
私も同じ状態だったので、昔の自分にアドバイスするつもりで書きました。
シンプルに言うと「考えながら、実際に動いて会社を探すこと」。これに尽きます。
考えているだけでは行きたい会社は見つかりませんし、何の考えもなく転職活動をしてもミスマッチが起きます。
自分は何を求めているか?どうすれば満足できるのか?
そのように自己分析をしながら、実際に手足を動かして情報収集をすることで、行きたい会社が明確化されます。
この記事が少しでも皆さんの転職活動の参考になれば幸いです。