英語を独学で身につけてグローバルビジネスをしている話

私は社会人になってから英語を独学で身につけました。

ネイティブのような流暢さはありませんが、TOEICは900点です。また、米国・欧州・インド・アセアンといった各国のビジネスパーソンと英語でやり取りをしています。

この記事では、帰国子女でもなく、留学の経験すらなかった私が英語を身につけた過程をお伝えします。

独学で英語を身につけたい方には参考になるかと思いますので是非読んでください。

英語を独学で身につけてグローバルビジネスをしている話

私はキャリアを国内営業でスタートしました。

しかし、将来は英語を使って仕事をしたいという、漠然とした憧れがありました。

きっかけは「これから生き残るには英語が必須」というのを本で読んだことと、街で外国人相手にビジネスをしている人を見て「カッコいいな~」と思ったことでした。

そのシーンは今でも鮮明に覚えています。

パリッとしたビジネスパーソンがキャリーケースを引きながら、ボディランゲージをまじえて外国人と話していました。

当時国内のお客さまを足を使って回っていた私はその姿を見て「あんな風になりたい」とシンプルに感じたのです。

しかし、当時は全く英語を話せませんでした。

学生時代、英語は得意な方でしたが、話したことは殆どなく、英語でビジネスをするなんて果てしない夢でした。

しかし、今思い返せばそんな私にも1点だけ取り柄がありました。

瞬発力は無いものの、地味な努力を地味に長く続けるのは得意だったのです。

独学で英語を学ぶが全く伸びず

初めはひたすらリスニングをしていました。

当時「聞き続けていればある日英語が聞き取れるようになる」という本を読み、それを信じていたのです。

会社への行き帰り、家にいる時間、寝る前のベッドでひたすら聞いていました。

しかし急に聞き取れる日は私には来ませんでした。

そこからは、それを挽回するために、いろいろな勉強法を試しました。

文法書を手当たり次第にやったり、ひたすら単語を覚えたり、発音の練習をしたりと、とにかく必死で勉強しました。

今振り返ると、自己流で全く体系化されていない学び方だったと思います。

本来は、効率的な英語習得法を先に学んでから、学習に着手すべきだったと今冷静に振り返ると思います。

TOEICの点数も案の定全く伸びず、500~600点台をさまよっていました。

しかし唯一良かったのは、やめなかったことです。

正直何度も英語を諦めようと思いました。

とにかくモチベーションが落ちないように、英語を話せるようになった人の体験談を本・雑誌・ネットで読んで、なんとかやる気を保っていました。

嬉しさとあせりで加速度的に成長

そんな日々を7年ほど過ごしましたが、人間、結果が出なければモチベーションが下がってきます。

毎日勉強を続けるのもさすがに辛くなってきました。

追い詰められて、私はようやくある結論に至りました。

「英語は仕事で毎日使わないとマスターするのは無理。はじめはきついかもしれないがそういった環境に飛び込もう」

今の会社ではグローバルビジネスに携わるチャンスが少ないと判断し、転職活動をした結果、あるグローバル企業から内定が出ました。

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ここから一気に火がつきます。

「憧れの英語を使ったビジネスができる」「でもまだまだ十分に話せない」という、嬉しさとあせりの入り混じった感情が勉強に火をつけたのです。

入社までに時間があったので、英会話スクールに通ってマンツーマンで習いつつ、オンライン英会話も並行して、とにかく英語に触れる機会を増やすようにしました。

起きている残りの時間もカフェや自宅で英語の勉強をしていました。

この集中的に英語を勉強した約1ヶ月が人生で最も英語力が伸びた期間でした。

実践で英語力を磨く日々

実際にビジネスで英語を使い始めると、それはまた苦労の連続でした。

電話がかかってくるのすら恐怖でした。周りのペラペラの人たちの前で電話に出るのがすごく恥ずかしかったのです。

それでも容赦なく電話はかかってきますし、電話会議もバンバン組まれていきます。

でも、この環境が英語学習では最高でした。英語を使わざるを得ない環境こそが、人を必死にさせます。

なんとか生き残るために死に物狂いでついていきました。

正直恥ずかしい思い、悔しい思いもいっぱいしました。

  • 相手の英語が聞き取れなくて愛想笑いで誤魔化す
  • 何回も聞きなおしてウンザリされる
  • 出張の議事録がまともに書けずに怒られる

こんなのは日常茶飯事でした。

しかし、こんな失敗が成長させてくれました。

英語が下手でも人前で話すメンタルの強さと、徐々ではあるものの実戦で使える英語力を身につけることができたのです。

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今でも決して流暢ではありません。また、聞き取れないこともあります。

しかし、さまざまな場面を経験したことで、聞き返し方・切り返し方・誤魔化し方の経験値がたまり、苦しい場面も切り抜ける胆力がつきました。

これからも英語は実践あるのみと思っています。

まとめ

私が英語学習の過程で学んだのは以下のポイントです。

  • 英語はとにかく継続。諦めなければ話せるようになるはず
  • 強制的に英語を使わないといけない環境こそが成長させる

とにかく諦めずに続けたからこそ、英語を話せるようになりました。

英語をやめるきっかけは数え切れないぐらいありましたが、なんとか続けられたのが最も大きかったです。

もう一つ良かったのは、いつまでも伸びない英語力を伸ばすために、強制的に英語を使わざるを得ない環境に飛び込んだことです。

この2つが私が英語を話せるようになった要因だと思っています。

この記事が英語を使ってビジネスをしたい方の参考になれば幸いです。

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