転職すべきか迷っている人へ【知っておくべき考え方3選】

 
今の会社に不満がある。でも本当に転職すべきかなぁ。
 
転職はしたいけど、まだまだ決心がつかないな。

こんなふうに転職に迷っていませんか?

まず転職に迷うのは当たり前です。

1日の大半の時間を使う仕事が変わると大きく生活が変わるからです。

でも、ずっと悩んでいるのも辛いですよね。

そこで、転職への迷いが解決できるように、転職で押さえるべき基本的な考え方を3つお伝えしていきます。

転職に迷っている方は、是非読んでください!

転職すべきか迷っている人
転職で押さえるべき3つの考え方

転職すべきか迷っている人へ

転職すべきかどうか悩んでいる人に知ってもらいたいのは以下の3つの考えです。

  1. 転職活動と転職は違う
  2. 転職は手段
  3. 自分本位で良い

この3つは私が20代のときに知っておきたかったことでもあります。

私はこういった基本的な考え方を知らず悩んだり、時間を無為に過ごしたりしたことを後悔しています。

是非この記事で押さえて転職を成功させてください。

転職活動と転職は違う

まず一つ目は「転職活動と転職は違う」ということです。

それは、転職活動をしても最終的に転職をしない場合があるからです。

これは当たり前といえば当たり前の話ですが「転職活動=転職」と思っている人も多いのではないでしょうか?

転職活動では転職エージェントや転職サイトで情報収集をするのが一般的です。

そして受けたい企業を決めて応募をして、書類選考や面接を受けます。

しかし最終的に転職しない場合があります。

それは希望する会社から内定が出なかった場合と、転職自体を思いとどまる場合の2パターンがあります。

このように、転職活動をしても全員が転職するわけではないのです。

また、転職活動を始めてから、内定を獲得して実際に転職するまでには、時間がかかります。

目安としては早くて3ヶ月。長ければ1年の人もいます。

何が言いたいかというと、転職すべきかどうか迷っている人が、いくら考えても結論が出ないのであれば、まず転職活動をスタートすることもありだということです。

それは、実際に活動してみないと見えてこないことがあるからです。

まず、活動をしないと情報が入ってきません。

そして、情報がないと人は判断ができないんですよね。

転職活動を始めることで、以下のようなことが分かってきます。

転職活動で分かること

  • 自分のやりたい仕事
  • どんな求人があるか
  • 転職市場での市場価値

自分のやりたい仕事

自分のやりたい仕事が分かっている人って、ごくごく少数だと思います。

大多数の人は何がやりたいか分からないまま働いているのではないでしょうか。

そもそも「自分は何がやりたいのか」を考えること自体が少ないですよね。

しかし、転職活動を始めると否が応でも「やりたい仕事」を考えます。

自己分析で「好きだった仕事」と「嫌だった仕事」を整理します。

そして自分の「得意な仕事」と「苦手な仕事」も思い返します。

そうすることで、今後どういった仕事をやっていくべきかを真剣に考えるのです。

このように転職活動は、やりたい仕事を考える良いきっかけになります。

どんな求人があるか

転職エージェントや転職サイトで情報収集をすることで、世の中にどんな求人があるかが分かります。

もし自己分析で自分のやりたい仕事が分からなかった人がいても、具体的な求人を見ると自分の嗜好が分かってくることがあります。

「この仕事はあまり興味ないな」「この仕事は面白そう。受けてみようかな」などと思うはずです。

求人を見ることによって、世の中にどんな求人があるかがリアルに実感でき、転職するかどうかの判断ができるようになるのです。

転職市場での市場価値

求人に応募して合否の結果を受け取ることで、転職市場での評価が分かってきます。

これは、転職活動を始めてみないと見えてこないことです。

ひとりで悩んでいても分からないことです。

思ったよりも市場価値が高く、良い企業に受かる可能性もあります。

また逆に転職市場では全く通用しない可能性があります。

その場合は、転職するには今後どういったスキルを磨けばいいかが明確になります。

つまり、いずれにしても転職活動をスタートすることで、今後のキャリア戦略をより具体的に立てられるようになるのです。

ここまでいかがでしたでしょうか?

このように転職活動をスタートすることで分かることが多くあります。

ですので、私としては転職すべきかどうか悩んでいる人には、まず転職活動をスタートすることをおすすめします。

たとえ最終的に転職をしない結論になっても、自分のキャリアを真剣に考える良い機会となり、ビジネスパーソンとして成長できると思います。

転職がどうしても怖いという方は、転職が怖くて動けない人へ【乗り越える方法】も参考にしてください。

転職は手段

二つ目は「転職は目的ではなく、あくまで手段」ということです。

今の仕事では達成できない何かを実現するための一つの手段が転職です。

これも当たり前の話ですが、目的と手段が途中で入れ替わる人がいます。

転職活動をはじめると内定獲得が目的になりがちになるのです。

それを防ぐためにも「転職で変えたいもの」を明確にする必要があります。

それが転職活動の軸になります。

あなたがどうしても変えたいことは何ですか?

それは本当に転職で変えられそうでしょうか?

すぐには答えが出ないかもしれません。

しかし、転職活動の軸が明確でないまま転職をしても、次の会社でまた同じ問題に直面する可能性があります。

まず初めに「何のために転職するか」を明確にしましょう。

本当は、転職しないで自身の希望を達成できるのであれば、それに越したことはないのです。

なぜなら転職にはパワーが必要だからです。

会社を辞めるのに会社との交渉がありますし、関わった人に説明する必要もあります。また、新しい会社では人脈を一から築かなくてはいけません。

ですので、安易に転職をする前に、転職は手段であることをもう一回しっかり認識し、転職する目的を明確にしましょう。

自分本位で良い

最後の考え方は「自分本位で良い」です。

なかには、優しすぎる人がいます。繊細な性格です。

それは、会社に恩を感じていて転職を申し訳ないと思う人です。

その考え方を否定するつもりはありません。

会社に恩を感じ、お世話になった先輩のいる会社で働きたい。それも一つの会社選びの軸だと思います。

それで100%納得していれば良いのですが、悩んでいる方もいると思います。

そのときにもう一度考えるべきなのが、この人生は私たちの人生ということです。

会社の上司や同僚は最終的に私たちの人生の責任は取ってくれません。ですので、転職は自分本位で良いと私は思っています。

これと似ていますが、転職することを上司や同僚に伝えられないと思い、転職活動をためらう方もいます。

それは内定が出てから悩めばいいと思います。

また、辞めることも一度上司に言えば、後はある意味勝手に話が進んでいきます。

ですので、上司に言いづらいことを理由に転職活動をしないのは、やめたほうがいいです。もったいないです。

それよりはまず実際に動いてみて、転職活動の中で、自分の本当にやりたいことや、自分の市場価値を見極め、転職すべきか判断していくべきだと思います。

その結果、最終的に転職をしないと決断をしても、転職すべきかどうか迷っていた悩みが解決されるのであれば、十分に価値のあることだと思います。

まとめ

これから終身雇用や年功序列などの日本の伝統的なシステムが崩れ、私たちの働き方が大きく変わります。

そんななか、自分のキャリアは自分でつくることが求められます。

転職はあくまで一つの手段ですが、依然としてキャリア形成に大きく関わります。

その手段としての転職を必要なタイミングで使っていくことが大切です。

この記事が転職で迷っている方の参考になれば幸いです。

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