こんなことを感じていないでしょうか?
今日は、消費よりも創造する方が幸福度が上がるという話について書きます。
消費よりも創造をする楽しみ

大手証券会社を辞める意思を伝えたとき、引き留めてくれる人がいました。
私は夫の転勤のタイミングで退社をしたのですが、わざわざ他の支店から電話をかけてきてくれ、開口一番「旦那さんいくら稼いでるの?2,000万稼いでないと好きなもの買えないよ」と言われました。
それはきっと親切心からだったと思います。
しかし思ったのは「モノを買うために働いているのではない」ということです。
たしかに綺麗事だけでは生きていけません。
それでも「がむしゃらに働く⇒給料もらう⇒働いたご褒美として何かモノを買う・飲み代に消える⇒また働く」といった生活は、いくら高給といえど自分が心から望んでいる生き方ではないと、そのときにハッキリと感じました。
おかげで会社を辞める決意が固まりました。
たしかに「一回会社を辞めると、もう二度と安定した大企業の正社員にはなれないかもしれない」という恐怖も感じました。
それでも今度は自分のやりたい仕事を探そうと思いました。心と身体を消耗させて、その代償にモノを消費する生活から抜け出そうと思ったのです。
仕事のなかに希望を見出す

会社を辞め、現在はフリーランスとして、このブログの運営や、自身で立ち上げたアクセサリーの製作・販売をしています。
収入は減りましたが、今の仕事には「希望」があります。
日々の仕事を通じて、自分のスキルや知識が向上していく喜び。また、自分の努力や工夫でビジネスが大きくなる面白さがあるのです。
しんどいことも多いですが、仕事をしている時間が楽しくなりました。
今までは仕事の疲れを埋め合わせるように消費をしていましたが、今はビジネスで楽しめているので無駄な消費をする必要がありません。
これがタイトルの消費から創造の意味です。
言われたことを達成するためだけを考えていたサラリーマン時代とは思考が変わったと感じています。当時は目の前のノルマ達成しか頭にありませんでしたし、将来の展望も描けていませんでした。
もちろんフリーランスが唯一の解決策だとは思っていません。今思うのは「サラリーマンでも、もっと主体的に働くことができたはず」ということです。
例えば、与えられた仕事だけでなく、自ら企画を考えて提案するなど、もっと主体的に働くことは可能でした。
幸福度でいっても、言われたことをこなすだけの働き方と、自分で付加価値を生みながら進める働き方だと、後者の方が高いとてはずです。
将来性の面でも、自分で考えない単純作業では給与が上がる見込みはないでしょうし、AI化されるおそれもあります。一方、常に自分の頭で考えクリエイティブに仕事を進められる人は、人材の価値も高まります。
希望がないとつらい

真っ暗な洞窟にいるときに、光がまったく見えない場合と、細くても先に一本の光の筋が見えているのとでは気持ちが全く違います。
目の前の上司が疲れ果てて瞳もよどんでいる会社より、いつもハツラツとしていて目がキラキラしている上司のいる会社の方が部下は希望がもてます。
「上司を見ていると希望がもてない」という若手社員の方もいると思います。
年長者は若者が希望をもてるように「どうやったら新しい価値を創造できるのか」「どうすればつまらない仕事をなくせるか。面白い仕事に変えられるのか」を常に考える必要があります。
そうすることで社会は少しずつ明るくなると感じます。
もし、今の会社でどうしても希望を見出せないなら、他の選択肢も検討すべきです。
幸い今は転職、副業、フリーランス、起業と選択肢の幅が広がっています。
将来ライフワークとなる可能性があるものを見つけ、しっかりと育てていく「将来への種まき」をすることが大事なのです。
まとめ

2020年になり「副業じゃなくて複業だ!」など、さまざまな意見がありますが、本質的に大事なのは、新しい価値を生み出そうとすることです。
サラリーマン、フリーランス、起業といった働き方よりも、今やっている仕事に対する自分の気持ちの方が大事な気がしているのです。
- 仕事のプロセスを楽しめているか
- 自分の成長を実感できるか
- 将来に希望がもてるか
- ライフワークとなる予感はあるか
モノは溢れていて、リアルな店舗にわざわざ行かなくても、ネットで買えば翌日には届く時代です。「消費」で心が満たされる時代は終わったのではないでしょうか。少なくとも私はそう感じています。
これからは自分自身で何か新しい価値を生み出そうと試行錯誤する創造的なプロセスこそが最高の楽しみなのではないでしょうか。
そこにはきっと「希望」があり、気持ちも上向きになっていくと思います。
そこにさらに気の合う仲間がいると最高です。
今日は、消費するよりも創造する方が幸福度は上がる、という話について書かせて頂きました。ありがとうございました。
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