転職活動をはじめたら、何社の転職エージェントと付き合うべきか悩むかと思います。
確かに転職エージェントの数は、多ければ多いほど情報はいっぱい入ります。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか?
今回は転職エージェントは何社使うのがベストかについて、私の転職活動の経験を踏まえて書いていきます。
転職エージェントは何社使うべきか

結論から言うと、働きながら転職活動をするのであれば、しっかりと付き合う転職エージェントの数は2~3社程度が適正だと思います。
これはあくまで、転職活動を一緒に進める、しっかりと付き合う転職エージェントの数です。
どの転職エージェントが良いか見極めるために、はじめに多くの転職エージェントにコンタクトするのは良いでしょう。
しかし、一緒に転職活動を進める転職エージェントの数は絞るべきです。
その理由は以下の通りです。
- 転職活動に使える時間は限られているから
- 転職エージェントと関係構築すべきだから
それぞれの理由について詳しく解説します。
転職活動に使える時間は限られている

最初の理由は転職活動に使える時間が限られているからです。
働きながらだと転職活動に使える時間は、平日の勤務時間外と休日にです。そのなかで、下記の様に色々とこなさなければなりません。
転職活動ですること
- 自己分析
- 履歴書の作成
- 職務経歴書の作成
- 求人情報のチェック
- 筆記試験対策
- 面接対策
- 面接
この通り転職活動はやることがたくさんあり、けっこう時間がかかります。
やみくもに転職エージェントの登録を増やすと時間がなくなります。
つまり、転職エージェントとの面談や、紹介される求人の確認に時間が取られ、他の活動ができなくなってしまうのです。
求人のチェック、転職エージェントへのメール返信・電話応対に追われて、大事な応募書類作成や面接対策に十分な時間が使えなくなってしまいます。
ですので、書類や面接対策といった準備をしっかりするためにも、使う転職エージェントの数は絞るべきです。
私の経験では、働きながらだと適切な数は多くても2~3社だと思います。
以下は登録数が多い場合、少ない場合のメリット・デメリットです。
■登録数が多い
◎:良い担当者、良い案件に出会える確率があがる
△:転職エージェントの対応が大変
■登録数が少ない
◎:自分のペースで活動でき面接対策にも時間が使える
△:担当者によっては十分な案件情報が得られない
もちろん、効率的にうまく転職活動ができる人はもっと多くの転職エージェントを使って良いです。
そのなかで良い担当者や、良い案件に出会える確率は高くなります。
転職エージェントを使う利点については、転職エージェントを使うメリットで詳しく解説をしています。
また、もっと少ない登録数が向いている人もいます。
数を絞ることで自分のペースで転職活動ができますし、転職エージェントも自社のみの登録と分かっていれば親身になって手厚くサポートをしてくれる可能性があります。
転職エージェントと関係構築すべき

転職エージェントに登録すると、当たり前ですが求人を紹介してくれます。
紹介された求人について選考を受けるかどうか決めますが、本当は選考を受けない企業については辞退の理由をしっかりフィードバックすべきです。
そうすることで転職エージェントは応募者の企業選びの軸を理解できますし、信頼関係も強化されます。
正直、何人も転職希望者と面談するなかで、1回の面談、まして最近は電話面談が多いなか応募者の本当の希望をすぐに理解できる転職エージェントは少ないと思います。
ですので、紹介された求人についてフィードバックをすることで、こちらの企業選びの軸の理解を深めてもらうことができるのです。
また、こういったフィードバックを丁寧にすることでこちらの転職への本気度が伝わり、手厚いサポートが引き出せます。
転職エージェントと関係性構築するメリット
- 転職の軸を理解してもらえる
- 良い求人を紹介してもらえる
- 手厚いサポートが受けられる
こういった丁寧な対応にはそれなりに時間がかかり、やはり付き合う転職エージェントの数は2~3社が限界かなと思います。
なお、提案される求人や対応にどうしても満足がいかなかった場合は、担当者を変えてもらうことや、他の転職エージェントもあたるべきです。
まとめ

転職エージェントの数は多くても対応が大変ですし、少なくても十分な情報が得られないので、自分の状況に合った数にすべきです。
私の経験では、働きながらの場合は2~3社をおすすめします。
最後に転職エージェントとの付き合いは、ビジネスだと考えています。
あなたという商品を転職エージェントというチャネルを使って企業に売り込んでいくと思ってもらえれば分かりやすいかと思います。
最終的にはあなたを企業に買ってもらう(内定を獲得する)必要がありますが、そのためには、その間を取り持ってくれる転職エージェントとも良好な関係を築くことが必要です。
そのためにも、自分のペースがキープできる範囲の転職エージェントと付き合うことをおすすめします。