天職の見つけ方3選【経験談あり】

こんにちは。

今回はこのブログのテーマでもある天職の見つけ方」について書いていきます。

会社で若手社員と話していると「やりたいことが分からない」「何が向いているか分からない」「モチベーションが上がらない」といった悩みをよく聞きます。

そしてそれは私自身も悩んできたことでした。

正確に言うと今も悩んでいます。

しかし10年以上の社会人生活で、天職を見つけようと試行錯誤してきた経験は少しは人の役に立つのではと思っています。

今回は、そんな私なりのアドバイスを綴ります。

天職の見つけ方

私がおすすめする天職の見つけ方は以下の3つです。

  • とにかくいろいろ試す
  • 好きな時間を観察する
  • 読書の傾向を見てみる

それぞれ解説していきます。

とにかくいろいろ試す

まずはとにかくいろいろ試してみるということです。

なぜならやってみないと分からないのが仕事だからです。

例えば、私は学生の頃、営業に嫌なイメージがありました。

そしてクリエイティブでおしゃれな企画に憧れていました。

しかし、新卒で配属されたのは営業でした。

気持ちが後ろ向きだったかもしれません。

営業の仕事ではなかなか成果が出ずに、毎日先輩に怒られる日々でした。

その叱られ方も今では想像できないぐらい壮絶なもので病む一歩手前まで追い詰められていました。

「あ~やっぱり自分は営業には適性がないんだ」そう思っていました。

しかし、モチベーションだけは人一倍高かった私はそれでも必死に食らいついていきます。

新規顧客訪問ではドキドキしながらやっとの思いで受付に飛び込み、恥ずかしいぐらい嚙みながら話しました。

既存顧客とのやり取りでも杓子定規な対応をしてクレームを受けたこともありました。

失敗を繰り返しながらも頑張る日々が数年過ぎた頃、成果が出るようになりました。

  • 新規顧客・部署の開拓
  • 大型プロジェクトの受注
  • 営業ノルマの早々の達成

こんな成果が出るようになり会社からも期待されるまでになりました。

自信がつきましたし、案外営業も向いているのかもと思うようになりました。

お客さまに感謝されたり、スタッフに信頼されたりするのはシンプルに嬉しかったです。自分の存在価値を感じることができました。

そして、これが自分の天職なのかもと思うようになりました。

しかし、ある日営業で外を歩いていたときに、あるビジネスマンを目にします。

スーツケースを引きながら、外国人と英語でボディランゲージを交えて会話していたのです。

「なんか、格好いいな」と思いました。

実は、元々海外に憧れがあって、コツコツ英語を勉強していました。

それがこの出来事をきっかけに海外と関わるビジネスをしたいという思いがむくむくと湧いてきたのです。

その後、社内異動や転職で海外営業・海外マーケティングの仕事をします。

拙い英語で苦労し、本当に毎日必死でした。

下手くそな英語を同僚に聞かれたくなくて廊下で隠れて会話をしていました。

しかし、憧れだった海外ビジネスができるのは本当に嬉しかったです。

英語での電話会議を初めてやったときのドキドキや、初めての海外出張の高揚は何とも表現ができません。

海外の文化への戸惑いや、時差の関係で残業が多くなったりと辛いこともありましたが、エキサイティングな仕事でこれが天職なのかなと思えました。

その後はさらに社内異動で事業開発の仕事につき、新規事業の立上げを経験しました。

これは新しいビジネスをパートナーの企業とつくっていく仕事で、初めての経験でしたが最高に面白かったです。

元々、いわゆる衰退産業で働いた経験があり、利益が出ないビジネスモデルはそこで働く人全員を不幸にすると身をもって感じていました。

その経験から、将来は強い事業をつくれる人材になりたいと考えてキャリアを選んできたところもあったので、この仕事は願ったり叶ったりでした。

今はこの事業開発が天職だと感じています。

長くなりましたが、このように私はその都度経験をしたことで、自分にとっての天職が変わってきています。

これはある意味当然かなと思います。

なぜなら実際にやってみないと、その仕事が自分に合っているか、楽しめるかは分からないからです。

また、世の中の価値観も変わっていますし、個人の興味も月日がたてば変わります。

理想の仕事は頭で考えても急に閃くものではないので、とにかく行動して探すことが大事だと考えています。

  • 面白そうなプロジェクトがあったら手を挙げる
  • 興味のある研修はたとえハードそうでも参加する
  • 転職は裏切りなど考えずにキャリア開発を考え動く

こういった積極的な行動で、さまざまな経験することで天職が見つかると考えています。

行動あるのみですね。

好きな時間を観察する

次は好きな時間を観察するという方法です。

例えば営業であっても、1日でいろんなことをしていると思います。

  • 電話の応対やメールの返信
  • お客さまを訪問して話す
  • 新規提案をスタッフとつくる
  • お客さまの前でプレゼンをする
  • 部下や後輩の話を聞いて指導する

さて、あなたはどの時間が好きで、どの時間が嫌いですか?

私はそういった分析をすることで、その人の適性や嗜好が分かると考えています。

ちなみに私が好きな時間は新規事業の企画をスタッフやパートナーとブレストしている時間が大好きです。

最高に楽しいですね。

ホワイトボードを使ってみんなの意見を聞いて「どんな事業にしようか?」「どんな施策にしようか?」と話している時間は本当に時間を忘れます。

逆に苦手な仕事もあります。

いわゆるルーティン作業や数字を使った仕事はそんなに得意ではありませんし、面白味も感じられません。

ここから自分の天職が何か見えてくるかと思います。

私の場合は、決まった定型業務を繰り返す仕事よりは、人とコミュニケーションを取りながら何かを作り上げていくクリエイティブな仕事が好きだということです。

その嗜好に合った仕事として今やっている事業開発は天職と言えます。

人を観察していると本当面白いぐらい好き嫌い、向き不向きが出るんですよね。

ある人は決まった毎日の方が良いと言っていました。

事業開発のように結果がどうなるか予測できない仕事をするのがストレスのようです。

やっぱり自分が最高に楽しめることを仕事にしたら毎日楽しいですね。

そして楽しめることなら、努力も自然にできてしまいます。

私は得意か好きなら、得意を仕事にすべきという基本的な考えをもっていました。

なぜなら仕事は趣味ではなく成果を上げてなんぼだからです。

しかし最近思うのは、この2つは非常に密接に関係していて、やっぱり好きだと得意になる確率が高いとも感じるようになりました。

好きだと前向きに取り組めますし、その結果努力をする時間も費やせますからね。

日々の自分の業務のなかで、どんな時間が好きで、どんな時間が嫌かを観察することは天職を見つける第一歩になるかもしれません。

読書の傾向を見てみる

最後は読書の傾向を見てみるというものです。

本棚に並んでいる本。最後まで読むことができた本。

そのジャンルこそがあなたの好きなことかもしれません。

私はハッキリと傾向が出ました。

マーケティングの本。戦略の本は読んでいてめちゃくちゃ楽しいです。

最後まで読めますし、新しい本もすぐ買ってしまいます。

なので本棚を占領しています。

一方、会計の本はビジネスパーソンたるもの勉強をしないといけないと思って買ったものの、最後まで読めずに埃をかぶっています。

何冊か買いましたが、全部最後まで読めていません。

自然と手が出てしまう。読んでいても全く苦にならずに楽しい。

そんな分野こそがあなたの好きな領域で天職につながるかもしれません。

まとめ

今回は天職の見つけ方として、私のオススメの方法を3つ解説しました。

この記事を読んでいる方が若手なら「あせらなくていい」ということを伝えたいです。

逆にあせっても天職は急には見つかりません。

やっぱりいろいろ試しながら、自分のことをじっくり観察して、何が向いているかを見極めていくしかないのです。

そしてそれには時間がかかります。

私の営業の経験のように1年目や2年目ではダメダメでも、成長曲線のように急に花開いてやりがいを感じることもあります。

そうかと思えば海外の仕事がやりたくなったり、事業開発の仕事に偶然に出会ってそこに面白味を感じたりもします。

キャリアはそういった偶然も楽しみながら、日々探していくものだと思っています。

なかなか明確な目標が見つからずに気持ちばかりあせるかもしれませんが、1回きりの人生、楽しむ気持ちでポジティブに取り組んでいきたいですね。

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