こう考える若手ビジネスパーソンは多いと思います。
成長やスキルアップは希望部署への異動や転職でのキャリアアップにつながるからですよね。
また、これには終身雇用に期待ができず、もはや頼れるのは自分の実力だけという切実な事情もあります。
この記事では、成長やスキルアップにつながる効率的な学び方について解説します。
私自身、この学習方法を実践してから、新しいスキルを習得するスピードが劇的に変わりました。今回は、その秘訣をお伝えしていきます。
転職できるスキルアップの方法

スキルが身につけば選択肢は増えます。
社内で希望の部署への異動や、憧れの会社に転職できる可能性が高まります。
では、スキルアップを最短で実現するには、どの様に学べば良いでしょうか?
新しいスキルを効率的に身につける方法は、先にアウトプットの場を決めることです。
学びが早い人と遅い人の違いが何かをずっと考えていました。
最初は単純に地頭の違いかと思っていましたが、どうも違うと気づきました。
スキル習得の速さの違いは、学びを自分の仕事に関連付けているかどうかです。
つまり学んだことをしっかりと仕事でアウトプットしているかです。
私も会社の研修、セミナー、読書といった膨大な時間を学びに費やしてきましたが、残念ながら忘れた知識もたくさんあります。
そんな忘れた知識は、単に学んだだけで終わって継続的に仕事でアウトプットしていないものでした。
逆に、実際に仕事で使ったり、人に教えたりした知識は忘れずに定着しています。
アウトプットが知識の定着、つまり成長やスキルアップにつながっていたのです。
遅い学びと早い学びの違い

もう少し、学びを加速させる方法を掘り下げたいと思います。
そこで、まずは早い学びとは逆の遅い学び。つまり学んでも身につかないパターンをみてみましょう。
- 発言しない座学での研修
- とりあえず参加した勉強会
- 呼ばれたので参加した会議
これら遅い学びの共通点は、明確な目的がなく単に聞いているだけということです。
サラリーマンの方は、社内でこういう時間が多いのではないでしょうか。
聞いているだけだと興味が無いと頭に入ってきませんし、すぐに忘れてしまいます。
この事実に気づいて、無駄な時間を減らそうとしている人。何も考えていない人。様々かと思いますが、こういった時間が多いのは間違いないかと思います。
一方、早い学びは以下の様な流れです。
- アウトプットの場所を先に決める
- アウトプットすることを前提に聞く
- 実際に仕事などでアウトプットする
- 聴講者からフィードバックをもらう
- フィードバックによって感情を経験
このように、自分が学ぶ前から、どこでアウトプットするかを決めておきます。
そしてアウトプットを前提に聞きます。
その後、実際にアウトプットをして、聴講者からフィードバックを得ることで、様々な感情を経験します。
この流れで、学んだことを効率的に習得できるのです。
アウトプットの効用

次に、アウトプットをすると、具体的にどんな効果があるかを説明します。
アウトプットの場が決まっていると、まず緊張感が違います。
「プロジェクトに学びを取り入れる」「プレゼンや研修の講師として説明する」など、アウトプットすることが分かっていると、しっかり理解しようと真剣に聞きます。
そして、実際にアウトプットすると、うまく説明できなかったり質問を受けたりして、理解できていない箇所が明確になるので、それを調べることで学びが更に深まります。
更にはアウトプットの結果、聴講者から何かしらフィードバックを受けるはずです。
そこで「感謝してもらえて嬉しい」や「うまくできなくて悔しい」といった感情を経験することが次につながります。
次の学びのモチベーションになるのです。
このような一連のプロセスで、学んだことが単なる知識ではなく、仕事で使えるスキルとなり本当の意味で身につくのです。
繰り返しになりますが、ポイントは先にアウトプットの場を決めてしまうことです。
アウトプットが必須でなくても、スキルとして身に付けたいのなら、自分の業務と関連付けてアウトプットの場を決めていきましょう。
例えば、同僚や後輩に説明するという簡単なアウトプットでも構いません。また、もっと言うと議事録の作成も小さなアウトプットです。
この様な簡単なところからはじめて、アウトプットに慣れましょう。
アウトプットの効用を実感できると、きっと習慣化できると思います。
一見面倒ですが、学びが定着するので、時間の使い方として逆に効率的です。
まとめ

これからの時代、自分のキャリアは自分でつくっていくことが求められます。
そこで重要なのが成長・スキルアップです。
是非、効率的に学ぶために、この記事で紹介したアウトプットの習慣を取り入れてください。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
社会人に学びが必要な理由は、社会人ほど勉強しなくてはいけない理由にまとめていますので、是非こちらも読んでください。