面接で印象に残るには

 
面接で印象に残る具体的な方法が知りたい。

人気企業には多くの志望者がいます。

何とか面接官に自分を印象付けて面接を突破したいですよね。

しかしみんなが同じことを考えるなかで、具体的にどうすれば良いのでしょうか。

身だしなみを綺麗にして、明るくハキハキと答えるだけで十分でしょうか?

もちろん十分ではありません。

数多くいる志望者のなかで面接官の印象に残るには明確な戦術が必要です。

この記事では、印象に残るための具体的な方法をお伝えします。

面接で自分を印象付けて突破したい人
面接で印象に残す方法

面接前から勝負は始まっている

あなたの印象は、あなただけで決まるのではありません。

どういうことかというと、面接官の状態にも左右されるのです。

「面接官の機嫌が良いときと悪いとき」「体調が良いときと悪いとき」では、それぞれどちらの方があなたの印象が良くなるでしょうか?

当たり前ですが面接官の「機嫌が良いとき」と「体調が良いとき」ですよね。

自分自身で考えればよく分かると思うのですが、イライラしているときは人にあたってしまうことがあります。

それと同じで、面接官の調子が悪いときは良い印象をもたれません。

面接官の調子が良いときに面接を受けることで、あなたの印象も良くなるのです。

では、1日の中で、調子が良いのはいつでしょうか?

面接官にもよるものの、大半は朝ですよね。

面接官のスケジュールにもよりますが、一日に何件も面接をすることがあります。

志望動機や自己PRなど何回も同じような話を聞いて、 夕方になると疲労困憊になり疲れ果てている可能性があります。

人の話を聞くのって結構疲れるんですよね。

それを考えると面接官がフレッシュな気分の朝に面接を受けたほうが有利です。

その日で初めての面接なので興味をもって話を聞いてくれる可能性が高いのです。

では、どうすれば朝一の面接が予約できるのでしょうか?

具体的な方法をお教えします。

  • 一般公募の場合はWeb予約の開始をこまめにチェックし予約を入れる
  • 転職エージェント経由であればエージェントに朝一の面接を依頼する

これだけです。特別なことはやっていません。

でも、これだけで面接の通過率が少しでも上がるならやった方が良いと思いませんか。

繰り返しになりますが、面接の時間は本当にあなどれないと考えます。

第一印象はいつ決まるか

「メラビアンの法則」をご存知ですか?

米国の心理学者アルバート・メラビアン教授の研究で「人は出会った際の最初の数秒で印象が決まる」というものです。

確かに、私たちは初めて人に会った瞬間に第一印象をつくります。

例えば「優しそう」「頑固そう」「人当たりがよさそう」といった第一印象をはじめに形成し、その後はその第一印象を検証していきます。

何かその第一印象を裏付ける言動があると「あぁ、やっぱり」と第一印象が確信に変わっていきます。

ですので、出会った最初の数秒の第一印象を徹底的に良くする必要があります。

では、出会った最初の数秒とはいつでしょうか?

面接でいうとドアをノックし入室して座って、挨拶をするぐらいまでですよね。

ならばドアをノックし入室して座って挨拶をするまでを徹底的に練習しましょう。

これが意外に難しいのです。お辞儀の仕方、ドアの閉め方、座り方。

普段仕事ではここまで丁寧にやっていないので、やり方が分からないのです。

やり方が分からないことを本番いきなりやるとぎこちなくなりますよね。

こんな簡単なところで印象を悪くするのは損なので、本番で戸惑うことの無い様に、事前の練習をしっかりして臨みましょう。

余裕をもってできれば、自然と自信が表情にも表れます。笑顔が出ます。その結果、その後の面接もスムーズに進みます。

面接での会話のコツ

最後は、面接での会話のコツです。会話で注意するポイントとして「話し方」と「話す内容」の2つがあります。

話し方

「話し方」は会話のキャッチボールができるようにしましょう。

面接はあなたをアピールする場ですが、一方的に話してはダメです。

一方的に話されると面接官はウンザリします。

人は基本的に、人の話を聞くよりも自分が主導権を握って、自分の話をしている方が好きなのです。

会話のキャッチボールが出来るように、以下の点に気をつけましょう。

  • ゆっくりと話す(早口になりすぎない)
  • 長く話しすぎない(短く切る)
  • 間が大事(相手に質問をさせる)

会話のキャッチボールについては、【転職面接】だらだら長く話すと落ちるに詳しく書いているので参考にしてください。

話す内容

次は、話す内容です。

まず、最初のコツはとしては、結論から話すようにしましょう。

結論から言うのは不安ですよね。

背景から話すと、前提を先に共有できるので相手もすんなりと理解できます。

しかし、このすんなりと理解できるのが良くないと思っています。

すんなりと理解できるということは、印象に残らないのです。

ではどうするか。結論から話しましょう。しかも、ちょっと違和感を感じるぐらいの結論でも良いと思います。

例えば「志望動機はなんですか」と聞かれたときに「新規事業をやりたいと考えたからです」と短く答えます。

面接官は「えっ、いきなり新規事業?どういうこと?」と、頭に?マークが浮かんで、すんなりと理解できません。

これが良いのです。理解できないと、人はもっと知りたいと思うからです。

これで相手の興味が引け、印象に残ります。

人は分からないことは知りたいと思うのです。

次のコツは、感情を刺激しましょう。

人間が印象に残るのは心が動いたときです。

どんな時に心が動くでしょうか?

分かりやすいのは映画です。映画は、ある意味感動をする為に見にいきます。

映画のストーリーで、最初から最後までハッピーということはなかなかないですよね。そんなストーリー全然面白くありません。

やはり面白いのは起伏があるからです。悪いことがあって、良いことがある。挫折した後に努力をして、成功を掴む。それが人が感動するストーリーなのです。

面接では人の心を動かすようなストーリーを用意しましょう。

出来事だけを話すのではなく、あなたがその時に「どう感じて」「どんな行動をとったか」を説明しましょう。

それが面接官の知りたいことであり、心を動かす方法です。

いかに自分は凄いかという経歴や実績を淡々と自慢話のように聞かされるよりも「こんなことで苦しんだ」「こんな失敗をした」「そこからこういう学びを得た」「行動した結果こういう成果が出た」という話を聞きたいのです。

まとめ

今回は、面接で印象に残る具体的な方法について説明しました。

最後の面接での会話のコツは少し難しいかもしれません。

やはり面接というのは特別な場ですので、普段の様にリラックスして普通の会話をするのが難しいんですよね。

また「面接でPRできる良いエピソードがない」という方もいると思います。

しかし、仕事をしていると本当に色々な経験をしています。

まずは、自分の感情が動いた経験を思い出しましょう。

「入念に準備したイベントが上手くいったとき」「何回も練習したプレゼンが上手くいったとき」「大クレームが発生したが何とか収めたとき」などです。

ストーリーで話す内容はビジネスの大きさよりも「あなたが直面した課題が何で、どういう風に考えて行動して、その結果どうなったか」「その経験を転職先でどのように活かすか」を面接官は知りたいのです。

是非じっくりとエピソードを棚卸して準備をしましょう。

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