スキルが身につくビジネス書の読み方

 
ビジネス書を最後まで読めない。読んでも忘れてしまって身についている実感がない。

こんな悩みはないでしょうか?

ビジネス書って難しいですよね。途中で挫折してしまうこともよくあります。

実はビジネス書の読み方にはコツがあります。

ビジネス書は小説とは違った読み方をした方が良いのです。

そのコツを知らずに読んでいると時間を浪費してしまう可能性があります。

この記事では「ビジネス書から実戦で使えるスキルを学ぶ方法」を説明します。

ちなみに、そもそも社会人で本を読んでいる人自体が非常に少ないです。

そしてその読んでいる人も、何か明確な目的があって読んでいるのではなく、なんとなく読んでいる人が大半ではないでしょうか。

ここでしっかりビジネス書の読み方を押さえて、周囲と差をつけていきましょう。

ビジネス書の読み方が分からない人
スキルが身につくビジネス書の読み方

ビジネス書の選び方

まずはビジネス書の選び方です。

ビジネス書の選び方の大原則は「自分の悩みに関係する本を選ぶ」ことです。

ビジネス書は「何かしらあなたの課題を解決するため」に読む本です。

ですので、あなたが今悩んでいて、解決策が欲しいテーマの本を選びましょう。

あなたが課題に感じていないテーマの本をただ漫然と手に取って読んでも、何かが得られる可能性は低いです。

もう一つのコツは、自分のレベルに合わせた本を読みましょう。

専門書や古典を選ぶのではなく、はじめは初心者向けの本にしておきましょう。

いきなり難しい本を読むと挫折する可能性が高いです。

まずは簡単な本で知識の土台をつくってから、専門書を読むようにしましょう。

マンガや図解で分かりやすく説明している本もおすすめです。

ビジネス書の選び方

  • 自分の悩みに関係する本を選ぶ
  • 最初は入門書の様な簡単な本を選ぶ
途中で挫折をして、読むのをやめた本はどうしたらいい?
挫折した本は一旦置いておきましょう。今のあなたにとって読むタイミングではなかったのです。将来、知識や経験が増えた後に読むと理解できタメになるかもしれません。

ビジネス書の読み方

読む本が決まったところで、ここからは具体的な読み方を説明していきます。

3つポイントがあります。

ビジネス書の読み方

  1. アウトプットする場を決めておく
  2. 読みたいところから読んでいく
  3. ポイントをメモしておく

それでは一つずつ見ていきましょう。

アウトプットする場を決めておく

ビジネス書は何かしらあなたの課題を解決するために読むと説明をしました。

つまり、小説のように本を読んで楽しむことが目的ではなく、ビジネス書は本から得た知識を実際に使って自分の悩みを解決するために読むのです。

そのために、先に本の知識をアウトプットする場を決めておきましょう。

アウトプットする場が決まっていれば、必要な情報を探しながら読書ができます。

また、単に文章を読むだけでなく、その情報を基に「ここは仕事に使えるな」と考えながら読むことができます。

例えば営業トークに課題をもつセールスパーソンであれば、実際の営業活動に使うことを想定しながら読むのです。

「あのお客さまにこの知識を使ってアプローチしてみよう」などと考えながら読むと効果的です。

読みたいところから読んでいく

突然ですが、あなたはビジネス書を前から順番に読んでないでしょうか?

本の読み方は人それぞれなので、そのやり方が最も頭に入ってくるのであれば問題ないのですが、途中で挫折するようなら読み方を変えましょう。

自分の悩みを解決するのに必要な情報を「本の見出し」で探して、読みたいところから読むのです。

そうすることで、前から順番に読んで挫折したり、自分に必要ない箇所の読書に時間を使ってしまうことを防げます。

あくまでビジネス書は自分の課題を解決するために読みます。

ですので、本一冊を丁寧に読む必要はなく、関係する箇所だけでOKなのです。

もちろんビジネス書の中には初めから順番に読まないと内容が理解できないものもあるので、そこは見極めていく必要があります。

ポイントをメモしておく

最後のアドバイスは、本で学んだ重要な知識はスマホや手帳などのすぐに見られるツールにメモしておくことです。

せっかく読書をして新しい知識を知っても、時間がたつと忘れてしまいます。

いざその知識を使うべき場面にきても、すでに忘れてしまっていて使えません。

それを防ぐため、いつも持ち歩くツールに重要なポイントをメモしておきましょう。

例えば「効果的なプレゼン資料作成方法」を本で学んだ後、その要点をメモしておくことで、いざプレゼンをつくる際にすばやく見返えせます。

メモを読むことで記憶がよみがえります。もし全てを思い出せなくてもメモを手がかりに本をもう一度読めばよいのです。

ビジネス書の知識の身につけ方

ここでは「読書で得た知識をどうやったらビジネスで使えるスキルに変えられるか」について説明します。

ここまでで「ビジネス書の選び方」と「読み方」は理解頂けたかと思います。

しかし仕事でその知識を使わないと、使えるスキルとして自分に定着しません。

人は知識を仕事で使うことで、本当に使えるスキルに変えることができるのです。

前述の「ビジネス書の読み方」で決めたアウトプットの場で、必ずアウトプットするようにしましょう。

アウトプットの重要性については、転職につながるスキルアップの方法【アウトプットで学びを加速】にも書いているので参考にしてください。

まとめ

最後に本記事の内容をまとめます。

①ビジネス書の選び方
・自分の悩みに関係する本を選ぶ
・最初は入門書の様な簡単な本を選ぶ

②ビジネス書の読み方
・アウトプットする場を決めておく
・読みたいところから読んでいく
・ポイントをメモしておく

③ビジネス書の知識の身につけ方
・学んだ知識を仕事で使うようにする

このようにビジネス書を読むことで、仕事で使えるスキルを身につけられると考えています。

そしてスキルアップの結果、自分のやりたい仕事にも社内での異動、転職、副業などを通じつながっていくと思っています。

是非、ビジネス書を活用してあなたのスキル向上に取り組んでください。

私たちが学ばないと理由については、社会人ほど勉強しなくてはいけない理由にまとめているのでこちらも参考にしてください。

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