こんな悩みはないでしょうか?
面接官と話が噛み合わないことってありますよね。
たとえどんなに良いスキルや経験をもっていても、面接官が理解できなければ残念ながら選考を通過することはできません。
そこでこの記事では、面接突破に向けて「面接官にしっかりと伝わる話し方のコツ」について解説します。
この記事で相手に伝わる話し方を知り、面接対策をしましょう。
話し方のコツ

それでは早速、話し方のコツを見ていきましょう。
この記事では以下の5つのポイントについて解説をします。
話し方のコツ
- 分かりやすく話す
- 相手の聞きたい話をする
- ロジカルに話す
- エピソードを説明する
- 自信をもって話す
①分かりやすく話す

まず大前提ですが「できるだけ分かりやすく話すこと」を意識しましょう。
面接官はあなたとはバックグラウンドの違う人です。
働いている会社は当然違いますし、業界や職種も異なっているかもしれません。
面接で使う言葉は誰にでも分かる言葉を選びましょう。
あなたの業界・会社・職種の常識は、他人には全く分からない場合があります。
専門用語や略語は避けて、誰にでも分かるよう丁寧に説明するようにしましょう。
もし、あなたが説明をしている最中に、相手の顔が曇るなどのサインがあれば、何かしら引っかかっている可能性があります。
その際は「表現を変えて説明する」「面接官に不明点がないか確認する」などをして挽回するようにしましょう。
また、面接は面接官とあなたの会話の場です。
一方的に話すことがないように注意する必要があります。
分かっていても緊張すると話しすぎるのですよね。
面接では「面接官に聞かれた内容に簡潔に答えて、また質問してもらう」という会話のキャッチボールが理想的です。
そのために、話はゆっくりと短く区切って話しましょう。
短く区切って話すことで、面接官が話に割り込む余地が生まれます。
面接官が何か話したい雰囲気があれば、話すのをいったんストップし、面接官に話してもらうようにしましょう。
こちらも参考にしてください
②相手の聞きたい話をする

「あなたの話したいこと」を面接で話してないでしょうか?
面接は自分の好きなことを話して気持ちよくなる場ではありません。
面接官が「知りたいこと」「聞きたいこと」について、説明をする場です。
面接官の質問の意図をよく理解して回答するようにしましょう。
面接での質問には全て意図があります。
その質問を通じてあなたを評価しようとしているのです。
面接で聞かれる代表的な質問については、どういった意図で聞いているかを把握したうえで回答を考えておきましょう。
こちらも参考にしてください
③ロジカルに話す

あなたの話は論理的でしょうか?
話が伝わるように、結論⇒根拠の流れでロジカルに話しましょう。
例を使って説明します。
例えば、英語力について質問があったとします。
その場合は以下の様に、結論⇒根拠の順番で話しましょう。
<結論>
英語力には自信があります。
<根拠>
①英語を使う海外事業に10年携わっており十分な経験があります。
②海外営業として目標数字を達成しており結果を残しています。
③TOEICは950点と客観的な指標である資格ももっています。
先に結論である「英語力に自信があること」をまず伝えます。
その後、その根拠となる事実を説明します。
ここで論理性をしっかりチェックしましょう。
論理的かどうかは、逆から文書をつくることで確認できます。
逆から文書をつくっても、論理が破綻していないか確認しましょう。
以下の例を見てください。
<論理性のチェック>
英語を使う海外事業の経験が10年と十分なので、英語力に自信がある。
海外営業で目標数字を達成し結果を出しており、英語力に自信がある。
TOEICが950点と客観的な指標になる資格もあり、英語力に自信がある。
上記の様に、根拠⇒結論と順番を逆に話しても文書の論理が成立していれば、ロジカルな文章になっていることの確認が取れます。
④エピソードを説明する

自己PRなどはエピソードを使って説明をするようにしましょう。
具体的なエピソードを話すことで、面接官の理解が深まります。
イメージをより鮮明に想像することができます。
以下の自己PRの例を見てください。
<結論>
私はプロジェクトの推進力があります。
<根拠>
10年以上プロジェクト管理の仕事をしており十分な経験があります。
プロジェクトを遅延なく推進することで売上目標を達成しています。
別の担当で停滞していた難易度が高いプロジェクトも成功させました。
<エピソード>
開始後、半年間進捗がないプロジェクトがありました。その立て直しに入ったところ、プロジェクトメンバーの役割が不明確でプロジェクトが止まっていることが分かりました。そこで各メンバーの役割を明確化するとともに、毎週の進捗確認で遅れている担当者を指導することでプロジェクトの遅れを挽回しました。
このように具体的な事例を説明することで、より鮮明にあなたの活躍する姿をイメージをして貰うことができます。
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⑤自信をもって話す

面接で自信は非常に重要です。
自信をもって話すことで人は惹きつけられ、あなたという人を信頼します。
自信をもって話すには準備が重要です。
想定される質問には回答を準備し、十分な受け答えの練習をしておきましょう。
十分な準備ができれば緊張が和らぎ、自信をもって面接に臨めます。
こちらも参考にしてください
まとめ

本記事では面接官に伝わる話し方のコツを説明してきました。
面接を突破するには、面接官に話の内容を理解してもらうことが第一歩です。
また、話が分かりにくい人や話が長い人はたくさんいるので、本記事の内容が実践できれば、差をつけられると考えています。
最後に、面接官に話が伝わり「一緒に働きたい」と思ってもらうには、論理面と感情面の両方が必要です。
簡潔さや論理性を重視しすぎるあまり冷たい受け答えにならないよう「自信をもって話す」にも書いた通り、面接官の気持ちを動かすことも意識して、自分をアピールしていきましょう。