「社内公募での上司への報告について、どうしたらいいか分からない」
きっとこんな悩みがあるかと思います。
社内公募経験者の筆者が、上司への報告について体験談を交えながら説明します。
社内公募での上司への報告で気をつけること
社内公募での上司への報告で気をつけることは以下の3点です。
- 上司に報告をするタイミング
- 上司に報告をする順番
- 上司への報告をする内容
それぞれ解説をしていきます。
上司に報告をするタイミング
まずは上司に報告をするタイミングです。
これはとても大事です。
私のおすすめは、上司に報告しないといけないタイミングで話すというものです。
これは上司が知る必要のないタイミングで、わざわざ報告をする必要はないという考えです。
まずは自分の会社の制度(システム)を調べてみましょう。
会社によっては直属の上司を通さずとも、社内公募に応募ができます。
実際、私の会社もそうでした。
私の場合は、社内公募に合格した場合のみ、上司に連絡が入るというものです。
つまり、落ちた場合は上司に社内公募を受けたという事実すら伝わりません。
この場合、社内公募に応募する段階でわざわざ上司に報告する必要はないと考えます。
なぜなら、自分にとってメリットがないからです。
上司によっては、直属の部下が社内公募に応募し、社内で異動しようとしている事実を不快に思います。
その為、言う必要がなければ黙っておいた方がいいのです。
わざわざ良かれと思って報告しても、上司に嫌われ、その後の仕事がやりにくくなったり、評価が下がったりという悪影響も考えられます。
なので、上司に言うのは「上司に言う必要がある状況」になってからが良いと私は考えます。
言っても言わなくてもいい状況では言わない方が良いと思います。
上司に報告をする順番
次は上司に報告をする順番です。
これもとても大事です。
報告は直属の上司からしましょう。
良くないパターンとしては仲のいい同期や先輩に先に話し、それが上司の耳に入ることです。
上司としては初めに自分に報告されていないことについて気分を害しますし、部下のことをしっかりと把握できていないことにもなります。
なので、社内公募を受けている事実も誰にも話さない方が良いです。
私は家族のみにして、会社の同期や先輩・後輩にも一切話しませんでした。
社内公募の合格が出て、上司が知った後にはじめて周囲に話しました。
お酒を飲んだりすると、つい話したくなる衝動にかられますが、何とか耐えた記憶があります。
気をつけるようにしましょう。
上司への報告をする内容
最後は上司への報告内容です。
ポイントとしては、以下の3点を押さえましょう。
- 社内公募に合格した事実
- なぜ社内公募に応募したか
- 引継ぎのプランについて
会社によっては本人から伝えるのではなく、人事などから先に上司に説明されている場合もありますが、まずは社内公募に合格した事実を伝えないといけませんよね。
緊張しますが、いつかは話さなければいけません。
思い切って話しましょう。
次は、それとセットでそもそも何で社内公募に応募したかを説明しましょう。
しっかりとストーリーを考え、上司に「なるほどな」と思ってもらえるように考えを整理しておきましょう。
私のおすすめは、前向きな理由を伝えるということです。
「楽しくない」「激務過ぎる」「人間関係が良くない」など、何らかの不満はあるでしょう。
不満があるから社内公募に応募しているんですもんね。
ただ、そういう風にストレートに言われると気分を害する人が多いのも事実です。
関りは減るかもしれませんが、同じ会社なので、巡り巡ってまた一緒に働く可能性もあります。
今後の人間関係も考え、伝え方を工夫しましょう。
「私はどうしても海外に携わる仕事がしたかったので、応募した」と説明をしました。
最後は引継ぎのプランです。
これは上司に社内公募を合格した点を説明した後に考えても問題ないかとも思います。
いきなり引継ぎの話をすると用意周到と思われ、上司を不快にさせてしまう可能性もあります。
なので、聞かれたら答えるぐらいのスタンスで、現在のタスクの整理ぐらいはしておきましょう。
まとめ
今回は社内公募の上司への報告で気をつけることを私の体験を基に解説しました。
これは小さなことのようで、けっこう気が重いんですよね。
なので私の経験が活きるのかなと思いました。
最後に本を1冊紹介します。
キャリアの悩みについて回答をされている本で、私の大好きな一冊です。
レビューを見てもらうと分かるのですが、けっこう笑える本なんですよね。
キャリアの悩みの本質を突きつつも、明るい気持ちにさせてくれます。
キャリアに行き詰まりを感じている方におすすめです。