社内公募で職種を変える【憧れの仕事につく】

今回は、社内公募は職種の変更に有効であるという話を書きます。

実際、私は社内公募で国内営業から憧れの海外営業にキャリアチェンジ出来ました。

新卒での配属が不本意だった人は必見の記事です。

社内公募で職種を変える

この記事では社内公募で職種を変えるノウハウについて解説をします。

以下の流れで説明をします。

  • なぜ社内公募なのか?
  • どんな準備をすればいいのか?
  • 私の体験談

なぜ社内公募なのか?

まずはなぜ転職でなく社内公募なのかを説明します。

それは以下の2つの理由です。

  • 社内公募は従業員の満足度向上の側面があるから
  • 社内公募は社内の人材との競争だけだから

社内公募は従業員の満足度向上の側面があるから

社内公募制度がある企業は多いです。

私は転職で複数社で勤務をしましたが、その全てで社内公募がありました。

皆さんはなぜ社内公募という制度があるかご存知でしょうか?

企業によって理由は様々ですが、その一つに従業員の満足度向上があります。

もし配属が不本意であったとしても、社内公募に合格すればやりたい仕事ができます。

この制度があることで優秀な社員を転職等で失うことを防げます。

つまり何が言いたいかというと、社内公募という制度に従業員の満足度向上という側面があるということは、多少経験やスキルが伴っていなくても合格の可能性があるのでは?ということです。

今までと全く同じ仕事をするのであれば、わざわざ社内公募に応募をする必要はありません。

新しい仕事をする為に社内公募に応募するのです。

例えば電機メーカーでいえば、テレビを売っていた営業職のAさんが、エアコンの企画をやりたいから応募します。

このように社内公募には、取り扱う商材や職種を変更するために応募します。

つまり未経験が前提なのです。

ある意味、経験やスキルが無いことが前提での制度なのです。

未経験が前提での制度ということは、職種を変えたい人には大チャンスと思いませんか?

職種を変えるための制度と言っても過言ではないと私は考えています。

社内公募は社内の人材との競争だけだから

もう一つのポイントは、社内公募での競争相手は社内に限られるということです。

つまりライバルの数が少なく、レベルも変わらないということです。

転職では同じ会社内だけでなく、日本全国のビジネスパーソンが競争相手になります。

しかし社内公募では、その会社内なので、まず競争する人数が限定されます。

また、言っても同じ会社に入社試験を受けて入っている人が競争相手なので、レベルもそこまで大きく変わらないと推測されます。

こう考えると転職で職種を変えるよりは難易度が低そうな気がしませんか?

ここまで、社内公募のメリットを強調して書いてきましたが、もちろん会社によって事情は異なります。

社内公募が形だけで形骸化している企業や、出来レースの企業もあるという話も聞きます。

また、社内公募でも即戦力を求めており、営業なら営業、企画なら企画といった同じ職種の経験者に限定している募集もあるかと思います。

ただ、もし社内公募制度がある企業に勤めているのであれば、職種を変える手段の一つとして社内公募を検討して損はないのでは?と考えています。

社内公募以外にも転職やMBAを挟んでの転職等、職種を変える手段は色々あるかと思いますが、有効な手段の一つだと私は考えています。

次からは、社内公募で職種を変えるために、どういった準備が必要か解説をします。

どんな準備をすればいいのか?

私が考える社内公募の事前準備は以下の3つです。

  • 今の仕事で成果を上げること
  • 憧れの職種につながるスキルを磨く
  • しっかりとした社内公募の面接対策

今の仕事で成果を上げること

まず今の仕事で成果を上げることが大前提です。

もしあなたが今営業で、企画の仕事がやりたいとしても、まずは営業の仕事で成果を出すのです。

想像してもらえれば容易に分かりますが、営業の成果がダメダメで社内評価も低い志望者と、営業でしっかりと成果を上げて社内評価が高い志望者がいた場合、どちらに合格を出すでしょうか?

考えるまでもなく後者ですよね。

会社としては不本意な配属であっても、そこでしっかりと成果を上げたうえで自分の希望を主張する候補者にチャンスを与えたいと思います。

今の仕事で成果を出せていない状態で応募をしても、まず目の前のやることをやったら?と思われても仕方がありません。

憧れの職種につながるスキルを磨く

もう一つは憧れの職種につながるスキルを磨いておくということです。

本格的には部署異動しないとその職種の仕事はできないでしょうが、今でも何かしらできるのではないでしょうか?

私の例で言うと、国内営業から海外営業に社内公募で異動しましたが、英語はプライベートでずっと勉強をしていました。

そしてTOEICでそこそこの点数を取っていたからこそ、海外ビジネスの素養があると認められて合格につながったのです。

いくら海外営業を希望してもTOEICの点数が低く、全く英語が話せませんというのであれば、何の努力をしているんですか?と質問されても答えられません。

その職種に就く為に、今何か出来ることはないか考え、アクションに移しましょう。

そういった努力はきっと面接で評価されるはずです。

私のTOEICの話は以下に書いています。

TOEICのおかげで社内公募に合格した話

しっかりとした社内公募の面接対策

最後は社内公募の面接対策です。

社内公募を受ける人の中には転職活動をしたことがなく、面接なんて就職活動以来という方もいるかと思います。

私は面接には準備が必要だと考えています。

一部の面接が天才的に上手い人を除いて、やはり練習によって受け答えは確実に上手くなっていくからです。

私も転職活動の中で何十社と面接をこなすなかで、緊張しなくなりましたし、自信がつきました。

社内公募では事前に別の実戦での面接を受けることは難しいと思いますが、出来る限りの対策はしっかりとしましょう。

このブログには以下の記事の様に対策について書いているので参考にしてください。

社内公募の面接では何が聞かれる?【よくある質問を徹底解説】

私の体験談

最後は私の体験談を簡単に紹介します。

前述の通り、私は社内公募で国内営業から海外営業にキャリアチェンジをしました。

たしかに転職という選択肢もありましたが、全く未経験の職種を別の会社でするのは恐ろしく、社内公募を使いました。

たまたま運よく「これだ!」と思える募集があったのも幸いでした。

海外の仕事はしたことがありませんでしたが、英語だけはずっと勉強をしていてTOEICのスコアもそこそこあったのが奏功しました。

幸運にも社内公募に合格して憧れだった海外営業に就くことが出来たのです。

めちゃくちゃ嬉しかったですね。

自分の人生が大きく変わっていく気がして、テンションが上がりました。

ずっと英語の勉強をしていて本当に良かったと心の底から思いました。

ただ、その後、社内公募で異動後はそれなりに苦労をして、理想とのギャップにも随分と苦しむことになります。

合格して終わりというわけではないんですよね。

そのあたりの話は以下に書いています。

社内公募で失敗した人の末路

ただ今振り返るとあの時の社内公募を受けるという主体的な決断をよくやったと思っています。

辛いことや失ったものも確かにありましたが得たものも多かったです。

自分のキャリアを諦めずによく行動したと思っています。

今回は社内公募で職種を変更する話を書きました。

この記事が皆様のキャリアに少しでも参考になれば幸いです。

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