【転職】面接官との相性はやはりある【対策あり】

 
面接官との相性が悪かった。これは運次第でどうしようもないんですかね?

こんな疑問に答えていきます。

過去、なかなか話が噛み合わない面接官にあたったことがあります。

そのときは予想通り、不採用となりましたが、その話には続きがあります。

実は、翌年もう一度同じ会社を受けたところ、なんと内定をもらえたのです。

もちろん、しっかりと対策をしたところも大きかったと思います。

しかし、面接官との相性も少なからずあったというのが私の分析です。

この記事では、面接官との相性が大事という話と、その対策について書きます。

転職活動をしていて面接を受ける人
面接官と相性が合わないことへの対策

面接官との相性はやはりある

普通に考えると、転職では企業が求める応募資格(必須条件と歓迎条件)を他のライバルよりも満たしていれば内定が獲得できるはずです。

しかし、審査をするのは機械ではなく人です。

やはりそこには人と人の相性が合否に関わってくると考えています。

特に、転職では入社後に、直属の上司や同僚となる人との面接が多いです。

そういった人は当然ながら面接のプロではありません。

ですので、能力だけではなく、面接官の考え方や性格と合うかどうかで合否が決まるところがあります。

つまり面接官との相性が選考結果を左右するのです。

その理由を深掘りして説明します。

  • 面接官の先入観に左右される
  • 面接官の聞き方に左右される
  • 面接官の性格に左右される

面接官の先入観に左右される

面接官には先入観があります。

「日系大企業出身者は仕事が遅い」「あの会社出身の人は仕事ができない」など、過去の経験からあるイメージをもっています。

それを前提に求職者を見ていくので、面接のなかで少しでもそれを裏付ける言動があれば「やっぱりな」と判断を下してしまいます。

また興味のあるなしもあります。

私の感じた傾向として、面接官自身が経験した業界や職種の仕事には興味を示すものの、他の業界や職種の話には興味を示さないことがあります。

例えば、B2Bをずっとやってきた面接官にB2Cの話をしても響かないときがあります。また、営業をずっとやってきた面接官にマーケティングの話をしても興味をもってもらえない場合があります。

簡単に言うと他人事なんですよね。

やはり人間は共通の話題がないと盛り上がらないのです。

共通の話題がいっぱいある面接官は相性の良い面接官ですが、共通の話題がない面接官は相性が悪い面接官になります。

面接官の聞き方に左右される

繰り返しになりますが面接官は面接のプロではありません。

ですので、聞き方が上手くない人もいます。

例えば過去にこういった面接を経験しました。

過去の経歴を掘り下げるという話だったが、私のキャリア初期の話で時間切れになってしまい、本来話すべき現職の話ができなかった。
明らかな圧迫面接で、求職者の能力を確認する質問ができておらず、ストレス耐性のチェックのみに終始していた。

これでは求職者の能力を正確に確認することができません。

面接官としての能力が十分でない人にあたった場合、たまたま相性が良くて上手くハマれば面接を通過できますが、そうでない場合はたとえ求職者の能力が高くても落ちてしまいます。

面接官の性格に左右される

面接官の性格も様々です。

イケイケの人もいれば慎重な性格の人もいます。ノリが良い人もいればおとなしい人もいます。上下関係に厳しい人もいれば、ゆるい人もいます。

会社ごとに社風があるといはいえ、そこで働いている人は多種多様です。

そして一般的に人は自分と似た人が好きです。

自分と同じタイプの面接官にあたれば良いですが、真逆のタイプにあたると相性が悪く、面接の結果にも影響が出る可能性があります。

面接官との相性への対策

相性があるのは人なので仕方がありません。

しかし一生を左右する面接を「仕方がない」で片づけるのは悔しいです。

そこで、相性が合わない人を少しでも減らし、面接を突破する対策をお伝えします。

  • 面接官の経歴を事前に調べる
  • 気にせずにやることをやる

面接官の経歴を事前に調べる

面接官の情報が事前に得られる場合はネットで経歴などを調べておきましょう。

外資系企業の場合は、人事がHiring Managerや面接担当者の氏名を事前に教えてくれる場合があります。

Hiring Managerとは採用責任者のことです。入社後に所属する部門の部門長などがHiring Managerであり、誰を採用するかの最終決定をします。

また日系企業でも、面接担当者がどういう人かが企業のホームページや人事部からのメールに記載されている場合があります。また、口コミサイトから調べられるときもあります。多いのは人事部長などですかね。

このように事前に面接担当者が分かる場合はLinkedInやFacebookといったSNSで経歴、趣味などを調べておきましょう。

また、Twitterで発信している場合は過去の投稿内容にも目を通しましょう。

これによって面接官の興味関心や考え方を知ることができ、何をアピールすれば響くかを事前に準備することができます。

仕事内容では、例えば、海外事業に携わっていた人には海外の話。技術畑の人には技術の話が興味をもってもらえます。

プライベートでは、例えば、同じ趣味があれば興味を引くことができます。

このように共通の話題を用意しておくことで、少なくとも面接の場では相性をよくすることができるのです。

気にせずにやることをやる

次は面接への心構えです。

「なんかこの人とは合わないな」という面接官にあたった場合の対策です。

基本的には相手のキャラクターに惑わされることなく、やるべきことをやりましょう。めげずに自分のアピールを続けましょう。

例えば圧迫面接をしてくる面接官がいます。

これは一般的にストレス耐性を見ていると言われます。

ということは、圧迫面接に反応してしどろもどろになったり、その態度に反発したりしてしまうと、まさに引っかかったことになります。

そういった態度に反応することなく、あくまで大人な対応をすることに徹しましょう。真摯に質問に答えるのみです。

その他にも言葉数の少ない面接官、笑顔の少ない面接官、話が噛み合わない面接官など、様々なタイプがいますが、私たちがやることはいつもシンプルです。

相手の質問を注意深く聞き、どんな答えを求めているか質問の意図をとらえて、簡潔に回答するのみです。

相手の態度を気にせず面接を通過して内定が得られるように自分のアピールを続けましょう。

こちらも参考にしてください

転職面接で聞かれる質問の意図【まとめ】

まとめ

この記事では面接官との相性について見てきました。

面接官との相性はたしかにあります。

そして、どういった面接官にあたるかは運次第です。

しかし、たとえ苦手なタイプにあたったとしてもやれることはあります。

面接官について調べるなど事前準備をしっかり行い、面接当日も相手のキャラに惑わされずに冷静に対処しましょう。

そうすることで、たとえ本来は性格が合わないタイプの面接官でも、面接選考突破を手繰り寄せられるのです。

ここまで読んで下さりありがとうございます。

この記事が少しでも皆さんの転職活動の参考になれば幸いです。

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