転職での書類選考や面接時に企画書の提出を考えたことはあるでしょうか?
頼まれてもいないのに自主的に企画書を持ち込むのは勇気がいりますが、なかなか効果がありそうですよね。
この記事では転職活動で企画書の持ち込みが有効かどうかを掘り下げます。
企画書の持ち込みとは

「転職での企画書の持ち込み」とは、自分がその企業で入社後にやりたい事業を企画書にして提出するというものです。
面接では志望動機や、やりたい仕事を口頭で聞かれますが、それを企画書として提出するということです。
持ち込んだ際の評価は?

企画書を持ち込むと企業の評価どうなるでしょうか?
ここが一番気になりますよね。変わった人と思われないか心配かと思います。
メリット
まず、資料のクオリティとは別に以下の点が評価される可能性があります。
- 入社意欲の高さ
- 行動力
志望度が低い企業には、わざわざ時間をかけて企画書を作りません。
ですので、入社意欲が高いことが企業に伝わります。
また、企画書を持参することは、あなたの行動力を示せます。
更に企画書の出来によっては以下の点が評価される可能性があります。
- 分析力
- 企画力
- 資料作成能力
企画書に含まれる情報は、企画立案のベースとなる状況分析、そして企画本体です。
これらの質が高ければ、分析力・企画力が評価されます。
また、資料のデザインも重要なポイントです。
企画書のクオリティが高い場合、こういった資料作成能力も評価してもらえます。
デメリット
一方、デメリットも少なからずあります。
- 目立ちたがりと思われる可能性
- 変わっていると思われる可能性
- 企画書の出来が悪いと逆効果
- 特に評価が変わらない可能性
保守的な企業では、こういった積極的な行動が逆評価になる可能性もあります。
また、企画書の出来が悪いと、能力が疑われ評価を落とす可能性もあります。
状況に応じて判断しよう
企画書の持ち込みを評価するかは、その会社の企業文化や担当者の考え方によるものの、こういったメリット・デメリットを踏まえて「企画書の持ち込み」をするか判断しましょう。
企画書の持ち込みは、下記のような場合は特に有効かと思います。
- 自身の実力では無理そうな企業へ応募する場合
- 企画に自信があるが口頭での説明が苦手な場合
入社が難しそうであれば、逆転を狙ってダメもとで持ち込みをするのもありです。
口頭での説明が苦手な方や資料作成能力が高い方にも有効です。
どんな企画書が良い?

ではどんな企画書が良いでしょうか?
原則は「応募している企業であなたがする仕事」に関連する企画書です。
また現職の機密情報はもちろん記載してはいけません。
企画書には以下のような内容を盛り込みましょう。
- 企業の課題
- 企画の概要
- 企画の効果
- 活かせる経験・スキル
- 必要なリソース
- 実行計画
この様な内容を盛り込んだ企画書では、以下の能力がアピールできます。
- 企業の課題⇒分析力
- 企画の概要、企画の効果、必要なリソース、実行計画⇒企画力
- 活かせる経験・スキル⇒あなたの能力
まとめ

転職活動はまわりのライバルとの勝負です。
企業の募集定員が決まっているなかで、ライバルに勝たないといけません。
その戦略の一つとして「企画書の持ち込み」を今回紹介しました。
「企画書の持ち込み」は万能ではなく、メリット・デメリットがあることを理解して、実施するか判断していきましょう。
例えば、面接会場に持参しておき、面接の雰囲気や手応えによって、提出するか判断をしても良いと思います。
面接官の印象に残る方法については、面接で印象に残るにはも参考にしてください。