私は某外資系IT企業で事業開発の仕事をしています。
その中で実感しているのは過去の経験が活きまくっているということです。
それは事業開発が総合格闘技と言われるからかもしれません。
過去経験した様々な業界での経験。そして、国内営業、海外営業、マーケティングといった様々な職種での知識が凄く役に立っています。
そして、そういったスキルは軸ずらし転職で獲得してきました。
今日はそんな話を書いていきます。
軸ずらし転職のメリットを実感している話

冒頭に書いた通り、事業開発の仕事をするうえで過去経験した仕事が役に立っています。
事業開発では社外の企業とパートナーシップを結んで、新しい事業を一緒に作っていきます。
そして、それはパートナー候補へのアプローチから始まります。
アプローチをするにあたり、まずは一緒にビジネスをするとこんなメリットがあるとパートナーに感じてもらえるようなストーリー(口説き文句)作りをします。
アポイントもいきなりメールではなかなか取れないので、あの手この手とアプローチ方法を工夫します。
その後、ビジネスが始まるとパートナーとの関係性をコミュニケーションを取りながら強化していきます。
これって、よくよく考えれば昔、対お客さまという形で、営業活動でやっていたことなんですよね。
なので古い記憶が呼び戻されて自然にできます。
むしろ、身体にその動作が染み付いているので、違和感なくできてしまいます。
他も同じです。
海外ビジネスで培った英語はグローバルプロジェクトで活きていますし、マーケティングは事業立案やプロモーション施策を考える上で役に立っています。
この様に過去の経験を総動員して今の仕事をやっています。
色々な経験をしてきて、本人としては回り道なキャリアだなと思っていたのですが、ついに点と点が線となって繋がって、シナジーを生み出せるようになった気がしています。
ちなみに事業開発については、こちらの記事で詳しく解説をしています。
で、ここからが本題なのですが、なんでこんなことが出来るかというと軸ずらし転職をやってきたからなんですよね。
軸ずらし転職とは、職種や業界の、どちらか一つを固定して転職する方法です。
例えば、海外営業という職種は固定して、メーカーから商社へ転職するなどです。
全くの未経験職種・未経験業界では転職が難しいものの、この人の足りていない時代、どちらかを経験していれば転職で受け入れて貰える可能性はグッと上がります。
実際に私も軸ずらし転職で業界を変えてきました。
少し余談ですが、軸ずらし転職では職種を固定して業界を変える方が容易だと感じています。
たとえ同じ業界でも、営業からマーケティングや、企画から営業では、雇う方も本当にその人に実務をこなせる能力があるか不安に感じます。
何と言っても未経験職種ですからね。
それよりは業界は変わっても、同じ職種であれば、まぁ出来るかなといった感じです。
私も、2回の転職では両方とも職種を固定して、業界を変えてきました。
1回目:海外営業という職種を固定して異業種に転職
2回目:事業開発という職種を固定して異業種に転職
特に私が幸運だったのは職種を固定して転職するなかで、より伸びている業界に行けたことです。
そして伸びている業界は新しい部署も多く立ち上がります。
その中で、未経験であったマーケティングや事業開発も経験できたのです。
つまり、職種を固定して軸ずらし転職で新しい業界に移った結果、その転職先で新しい職種も経験することができ、業界と職種の両方を変えることに成功したのです。
軸ずらし転職のすすめ

ここまで、軸ずらし転職で得た経験が、今の仕事に役立っているという話をしてきました。
軸ずらし転職にはそれ以外にも、年収アップや行きたい業界に行けるというメリットがあります。
むしろそれらのメリットの方が一般的かもしれません。
まず年収ですが、同じ様な仕事でも業界が変わると年収が大きく変わります。
業界によって儲けやすさに差があり、またその業界における企業の年収は同業他社を参考に決めているとこともあるので、業界の色が出やすいのです。
なので、職種を固定したうえで、より年収が高い業界に転職して年収アップをするのは軸ずらし転職の一つのメリットです。
どうせ働くなら少しでも給与がいっぱい貰えた方が嬉しいですもんね。
次の行きたい業界に行けるもそうです。
軸ずらし転職で希望の業界に移れます。
私も働いている内に、やりたい仕事が変わってきました。
そこで軸ずらし転職で、希望する業界に移ることができました。
この様に軸ずらし転職には大きなメリットがあるんですよね。
軸ずらし転職でおすすめの本

最後に軸ずらし転職で参考になる本を紹介しておきます。
はい。軸ずらし転職といえばこの本ですね。
非常に読みやすくおすすめです。
これからの時代、サラリーマンの一本足打法だときつくなってくるのは目に見えているので、副業を始めて稼ぐという意味でも非常に参考になる本です。
特に若手サラリーマンに読んで欲しいですね。
今日はこのあたりで!ありがとうございました。