こんな悩みはないでしょうか?
転職活動で、書類落ちや面接で不採用になるとへこみますよね。まるで自分が否定されたように感じますし、何回も続くと転職自体をやめたくなってきます。
私も転職活動では連戦連敗を経験しているので、その気持ちはよく分かります。
結論から言うと、転職活動は休んでも良いと考えています。
なぜなら、私も一旦休んだ後に再開して内定を獲得したからです。
この記事では、何をやってもうまくいかないスランプを、休むことでうまく抜け出す方法をお伝えしていきます。
転職活動に疲れたら一旦休むのはあり?

転職活動に疲れたら、一旦休んでリフレッシュしてから再開をするのはありです。
とは言いつつも「一回休んでから、また再開できるかな」と不安になる方もいるかと思いますので、私の体験談をお伝えします。
【体験談】転職活動に疲れて休んだ話
私も転職活動がうまくいかなかった経験をしています。
- 全く書類選考が通らない時期
- 全く面接選考が通らない時期
まず、書類選考が全く通らない時期がありました。出しても出しても面接にすら呼んでもらえず、自分の経歴は転職市場では通用しないのかと落胆したことを覚えています。
また、あるときは、書類は通るものの、面接で落ち続ける経験もしています。これは、自分が否定されているようで非常に辛い経験でした。
私がこういったスランプを乗り越えられたのは、それぞれ時間をとって休んだからです。リフレッシュをした後に、じっくりと対策を練ることができました。
そうすると、今度は不思議なぐらい、書類・面接通過となったのです。連戦連勝です。
転職活動に行き詰まったら休むのが全ての解決法ではありませんが、ここからはあえて休むことで転職活動を打開する方法をお伝えしていきます。
転職活動に疲れてしまう理由は?

まず、転職活動に疲れるのは普通のことです。何の不思議もないと思います。なぜなら、非日常のことをしているからです。
転職活動に疲れてしまったら休むことが有効であることを説明するために、疲れる理由を見ていきたいと思います。
不採用が続くから
やはりこれが最も疲弊する理由ではないでしょうか?
しんどくても、書類選考通過や面接通過の連絡があれば、疲れも吹き飛びます。
しかし「残念ながら・・・お祈りします」という、いわゆるお祈りメールが届くと一気に疲れが出てきます。
精神的に落ち込みますし、特に良いところまでいったり、第一志望であったりすれば、数か月単位で引きずってしまいます。
転職活動が長期間になり、こういった不採用が続くと精神的に疲れがたまってきます。
忙しいから
働いている人は、忙しい中、時間のやり繰りをしながら転職活動をします。
通常の仕事だけでもしんどいところに、転職活動も入ってくるとリフレッシュする時間はほとんどなくなってしまいます。
転職活動は面接だけでなく、やることがいっぱいあります。
- 自己分析
- 転職エージェントとの面談
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 適性試験対策(筆記試験対策)
- 面接対策
- 面接日時の調整
- 面接
例えば、書類選考では履歴書・職務経歴書も一回つくれば終わりではなく、企業ごとに内容も変える必要があり、時間がかかります。
また、面接も面接本番だけではなく、面接での受け答えの内容を考えたり、その練習も必要になります。
面接日時の調整も大変です。何回も有給をとるわけにもいかないので、定時が終わり次第、急いで面接に向かう必要性も出てきます。
この様に転職活動をはじめると一気に忙しくなります。やはり人間、休息する時間がないと肉体的にも精神的にも疲弊してきます。疲れていると、応募書類の作成もはかどりませんし、面接本番もうまくいきません。
あせるから
現職がいわゆるブラック企業の方は、はやく抜け出したいと思い、あせっていると思います。
また、仕事を辞めて転職活動している人は、はやく決めないといけないというプレッシャーを感じていると思います。
年齢的にはやく決めないといけないと、あせっている人もいるでしょう。
そして、落ち続けると、当初、候補にあげていた転職したい企業リストも減ってきて更にあせってきます。
このようなあせりは次第に心を疲弊させていきます。
転職活動に疲れたら休むのも大事

こういった状態が長く続くと心も体も疲れてしまって、本来うまくいくものも、うまくいかなくなってしまいますので、一回、仕切り直しが必要だと思います。
休んで心も体も元気になったら転職活動を再開しましょう。
有名な7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著。キングベアー出版)にも「刃を研ぐ」という習慣があります。木を切ろうとノコギリを一所懸命にひいているきこりが、くたくたになっているので、少し休んで刃を研ぐことをアドバイスするのです。
「それじゃ、少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。そうすれば仕事がもっと早く片づくと思いますけど」とあなたはアドバイスをする。
7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著。キングベアー出版)
「刃を研いでる暇なんてないさ。切るだけで精いっぱいだ」と強く言い返す。
私は数日間の7つの習慣のトレーニングを受けたこともありますが、この話が非常に印象に残っています。
転職活動も一緒だと思うのです。疲れ果ててしまったのなら、まず休んで力を取り戻しましょう。そして受かる様に対策をしましょう。
連戦連敗には必ず何か理由があるはずなのです。しかし疲れた頭で考えても冷静に分析することができません。
一回休んで元気になってから、自分の転職活動の失敗の理由を見つめ直して、対策をとることが内定へつながります。
人によっては、休むことに、罪悪感を感じたり、無駄と思うかもしれませんが、戦略的に休息をとっていくべきです。
休んでから転職活動再開へのステップ

ここでは、一度休んでから転職活動の再開までにすることを解説します。
再開の仕方を事前に知っていると安心して休めると思うのです。
①転職エージェントや転職サイトの利用を中断する
休む前に転職エージェントや転職サイトを使っている人は、転職活動を中断することを連絡やシステムへのインプットにより知らせておきましょう。
急に連絡が取れなくなると転職エージェントの担当者に迷惑がかかりますし、転職活動を再開したときにサポートが受けられない可能性があります。
社会人としてしっかり対応しましょう。
同じく転職サイトについても、必要に応じて使用を中断する旨の連絡を入れましょう。ビズリーチなどはスカウトメールが来ますが、休んでいる内に有望な会社から来ているのに返信しないと、次のチャンスがないかもしれません。
やるべきことをやってから、休むようにしましょう。
②ゆっくりと休む
転職エージェントや転職サイトへの連絡・インプットで、転職活動を中断する連絡ができたら、後はゆっくりと休みましょう。
できるだけ転職活動のことは考えずに、遊びに出かけたり、趣味に没頭したり、漫画を読みまくったり、エネルギーを充電しましょう。
こういったことは、ずっと転職活動でできていなかったと思います。思う存分自分のために時間を使いましょう。
③転職活動の再開の準備をする
十分に休めて気力も体力も戻ってきたら転職活動の再開の準備をしましょう。
あらかじめ休む期間は決めておいても良いですし、特に決めずに元気になったら再開するでも良いと思います。
転職活動を再開するときにやって欲しいのは過去の振り返りです。
本当は反省は記憶が鮮明なうちにやった方が効果が大きいのですが、疲れてできていなかった人もいると思います。
紙とノートを用意して前回の転職活動の振り返りをしましょう。落ちた理由をクリアな頭でじっくりと振り返ることで対策を立てるのです。
面接の振り返りは次のような手順で進めていきましょう。
- 入室から退室までをノートに書く
- ビジネスマナー面の振り返り
- 質問と回答の振り返り
入室から退室までの一部始終を書き出すことで抜け漏れがなくなり、全体を振り返ることができます。また、質問への受け答えだけでなく、ビジネスマナー面での失点がないかも見直しましょう。
全ての面接について振り返るのは人によっては大変かと思いますので、いくつか印象に残っている面接をピックアップして実施するようにしましょう。
振り返りの仕方の詳細は、面接の反省の仕方【失敗を活かして通過率アップ】を確認してください。
④応募書類・面接対策をして再スタート
前回の転職活動の振り返りができたら、今回の応募に向けて履歴書・職務経歴書をブラッシュアップしましょう。
期間を置いて改めてみると改善点がいろいろと見つかるはずです。改めて、転職エージェントに添削をお願いするのも良いでしょう。
こちらも参考にしてください
面接についても、振り返りで見つかった改善点については確実につぶしていきましょう。質問への回答をつくり、繰り返し面接の練習をして自信をつけます。
前回の転職活動では自信を失っていると思います。
しかし自信は面接突破には必須です。
自信は下記の3つの方法でつけましょう。
- 十分過ぎる練習をする
- 基本に忠実になる
- 出来ること、成功体験を思い出す
まずは練習です。不安な点があるから自信がないのです。十分過ぎるほどの練習をしたら不安は和らぐはずです。
次に基本を思い出して徹底しましょう。「ハキハキと話す」「胸を張って姿勢を正す」「笑顔を意識する」「社会人のマナーを守る」こういった基本です。こういった振る舞いをしているうちに、自信が自然に出てきます。
最後は、出来ること、成功体験を思い出しましょう。自信を取り戻すために、今までの社会人歴、人生でいろいろとやってきたという事実のみにまずは目を向けましょう。そして自分の成果を肯定しましょう。
自信をもつ方法の詳細は、【転職】面接で自信をもつ方法を読んでください。
まとめ

この記事では「転職活動に疲れたときに一旦休むのはありか?」について書きました。本当に疲れてしまったら、それ以上無理はせずに、一旦休むことも検討しましょう。
繰り返しになりますが、休むことに罪悪感を感じる必要はありません。戦略的に休みを取り入れると考えましょう。内定を得るためにあえて休むのです。
そして休んだ後は、やみくもに転職活動を再開するのではなく、クリアな頭でしっかりと振り返りを行いましょう。
同じアウトプットをしていても同じ結果しか得られません。以前うまくいかなかったのであれば、なぜうまくいかなかったかを分析して改善していくことが必要です。
休みを効果的に取り入れて、転職活動を成功に導いてもらえればと思います。