こんな疑問にこたえていきます。
まず、面接官は敵ではなく味方だと考えましょう。もし本当に敵なら、わざわざ時間をとって私たちを面接しません。
そして、面接官を本当の意味で味方にすることができれば、面接を突破できる確率はあがると言えます。
実際、私の経験では、緊張した重い雰囲気から、面接官に笑顔が出て打ち解けた雰囲気になった面接。つまり面接官が味方になったときには、ほぼ100%通過することができています。
この記事では、どうやったら面接官を味方にできるかに迫っていきます。
面接官を味方にして面接を突破する

そもそも面接を突破するには何が必要でしょうか?
たしかに、能力面として、企業が求めるスキルや経験を満たしている必要があります。しかし、それだけではないはずです。
「この人と一緒に働きたい」「この人は通したい」と思ってもらわないといけません。
つまり、あなたに共感してもらい、味方になってもらう必要があるのです。
この記事では私が考える「面接官を味方にする4つの方法」をお伝えしていきます。
- ビジネスマナーはしっかりと
- 自ら会社・面接官に好意をもつ
- 圧迫面接でも真摯に臨む
- 共感してもらえるストーリー
ビジネスマナーはしっかりと

まずビジネスパーソンとしての基本的なマナーは、しっかりとする必要があります。
ビジネスマナーは社会人として当たり前ですが、意外にできていない人も多いです。
社会人の基本であるビジネスマナーをしっかりとして、好印象をもってもらうことが、面接官に味方になってもらう第一歩です。
- 髪型・服装
- 入室の方法
- 話し方・笑顔
- 退室の方法
特にベテランになればなるほど、こういった基本を忘れがちになってしまいます。
就職活動をしたときの気持ちを思い出して、今一度、しっかりと見直しましょう。
自ら会社・面接官に好意をもつ

人には相手から好かれているのが分かると、その人を好きになりやすいと聞いたことはないでしょうか?
面接官に味方になってもらうには、まずは自分がその会社と面接官に本気で好意をもちましょう。
好意をもつことによるメリットは以下の通りです。
- 面接に明るい雰囲気で臨むことができる
- 気持ちが伝わり相手も好意をもってくれる
- 相手のことを考えた発言になる
好意をもって面接に臨むと自然に笑顔が出て面接の場も明るくなごみますし、面接官にもその気持ちが伝わります。
また、好意をもつことで、発言の内容も自分本位ではなくなります。相手のことを考えた発言に変わっていくのです。
相手に好かれたいのであれば、まず自分が相手のことを好きになりましょう。
圧迫面接でも真摯に臨む

今まで説明したようにしっかりとしたビジネスマナーで、好意をもって面接に臨んでも、面接官が意図的に圧迫面接をしてくる可能性もあります。
それに反応して、こちらも言葉づかいや態度が悪くなったり、萎縮したりしないように心がけましょう。
圧迫面接をしてくるような会社に行くかどうかは別として、面接を突破するのであれば、真摯に向き合うべきです。
圧迫面接はストレス耐性を見るテストなので、それに反応してしまうと見事その狙いにはまってしまったことになります。
圧迫面接で感情は揺れます。しかし、これはあくまでテストだということを思い出し、冷静に対応しましょう。
相手の言動に左右されず、真摯に向き合うことが秘訣です。
共感してもらえるストーリー

最後は話す内容です。
人が心を動かされるのは、以下が含まれている話だと考えます。
- あなたの想いをあなたの言葉で語ること
- 苦労したこと・辛かったこと・失敗した話
- ストーリーの細部を描写すること
①あなたの想いをあなたの言葉で語ること
人の感情を動かすには、ありきたりな言葉で淡々と話していてはダメです。
自分の想いを、活き活きとした自分らしい言葉で語るべきです。
面接での話し方については、【転職】面接で丸暗記はあり?も参考にしてください。
面接官が知りたいのは「あなたの話」です。決して一般論ではありません。
どこかで聞いたことがある話を他人事のように話すのではなく、あなたの体験や考えをあなたの言葉で伝えていく必要があるのです。
②苦労したこと・辛かったこと・失敗した話
やはり人が心を動かされるのは、苦労したことや辛かったことといった、マイナスの状況をどの様に克服したかというストーリーです。
成功だけの映画やマンガなんて面白くないですよね。
主人公には必ずと言っていいほど苦難があり、それを乗り越えるところに私たちは共感して心が動かされます。
同じことを面接でもやりましょう。
失敗していない人はチャレンジしていない人とも言えます。
成功し続ける人ってなかなかおらず、チャレンジに失敗はつきものです。
そういったあなたの挑戦→失敗→成功の物語が面接官の共感を生むのです。
失敗談については、転職の面接で失敗談を聞かれたらも参考にしてください。
③ストーリーの細部を描写すること
人の心を動かすにはストーリーの細部を語りましょう。
そのシーンが目に浮かぶのが理想的です。
例えば「新規営業でお客さまに断られ続けたが、頑張って新規開拓に成功した」ではまだまだ抽象的ですよね。
そうではなく「受付にある電話をとるのも手が震えるぐらい苦手で、何度もお客さまに忙しいときに邪魔だと言われて辛かったが、数をこなすなかで会話のコツをつかみ、最終的には新規開拓に成功した」と話すとそのシーンが目に浮かびます。
こういった細部を細かく描写した話が相手に伝わるのです。
まとめ

この記事では本質的に面接官は味方であること。また、面接を通じて本当の意味で私たちの味方にできれば面接を突破できる確率が上がることを書きました。
時には面接官の言葉が厳しかったり、態度が悪かったりすることもあります。
そんなときは「自分が良い人材か真剣に見極めようとしている」や「面接官も人間。疲れているのかな」と考えるようにしましょう。
相手につられるのではなく、冷静に対応することが必要です。
そのうえで、この記事で説明したポイントを押さえて、面接官を味方にしていきましょう。
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