大企業の人間関係は希薄?【自分の時間をつくるには】

 
大企業の人間関係ってどうなんでしょうか?中小企業やベンチャーに比べると希薄なんですかね。
 
自分の時間は取れるのでしょうか?

こんな疑問に答えていきます。

仕事で人間関係は大事ですよね。

実際、人間関係が理由で転職をする人も多くいます。

この記事では実体験を基に、大企業における人間関係の実態について解説をします。

大企業の人間関係を知りたい人
大企業の人間関係の実態

大企業の人間関係の実態

大企業の人間関係にどういったイメージがありますか?

アットホームな中小企業に比べて、冷たいというイメージがあるかもしれません。

ここでは大企業の人間関係がどんなものかをみていきます。

大企業の人間関係

  1. 縦割り組織(セクショナリズム)
  2. 上司・先輩は絶対的な存在
  3. 同期のつながり
  4. 女性社員への気づかい
  5. いろんな人がいる

①縦割り組織(セクショナリズム)

大企業には多くの部署があります。例えばメーカーであれば、営業、企画、技術、製造、購買、経理、法務、総務、人事などです。

縦割り組織のデメリットやセクショナリズムとは、こういった各部署の独立性が必要以上に強く、それぞれの利益を主張するため、仕事が上手くいかない状態です。

これは大抵の大企業で多かれ少なかれ見られる現象です。

特に業績が悪くなると、仕事を取ってこない営業が悪い、企画がつくる提案資料が良くない、製造がコストを下げないのが悪いと、責任のなすりつけ合いが起きます。

当然、そういった会社は上手く回らないので、更に業績が悪化するという悪循環におちいります。

もちろん組織間の協力関係が上手くっている会社・部署もあるはずですが、大企業の傾向としてこういった縦割り組織(セクショナリズム)がみられます。

②上司・先輩は絶対的な存在

大企業には体育会系の会社が多いのも実態です。

上司や先輩は絶対的な存在で、指示に逆らうことはできない雰囲気があります。

今はだいぶ緩くなってきていますが、昔は厳しかったです。

少しでも逆らおうものなら、倍以上になって仕返しが来ました。

その内に戦う気力も無くなり、おかしいと思ったことも言わなくなってしまいます。

一方、他の人から部下や後輩が攻撃されたら守ってくれる上司・先輩もいます。

普段は厳しい分、そういった面倒見が良いところはあったりします。

③同期のつながり

会社にもよりますが、同期は仲が良いものです。新人時代の苦労を一緒に分かち合い、悩みを相談し合える同期というのは大きな財産です。

年次を重ねるにつれ、付き合いは薄くなっていくものの、やはり特別な存在です。

④女性社員への気づかい

企業によっては、いわゆる一般職や執務と呼ばれる女性社員がいます。

仕事を上手く回すために、出張のお土産を渡したり、面倒な仕事はお願いしない様にしたりと気を使っている人もいます。

こういった社内での人間関係への気づかいも大企業では必要です。

⑤いろんな人がいる

大企業だけあって、社員数が多い分、いろんな人がいます。

厳しい人、優しい人、面倒な人、感情的な人、愚痴ばかり言う人と色々います。

年齢も若手からベテランまで幅広い年齢層の社員が在籍しています。

大企業の付き合い

大企業の人間関係について書いてきましたが、ここからは大企業ではどういった付き合いが必要かを説明します。

大企業での付き合いの代表格と言えば、やはり飲み会とゴルフです。

大企業の付き合い

  1. 飲み会
  2. ゴルフ

①飲み会

会社にもよるものの、大企業では飲み会が多いです。

課の飲み会、他の部署との交流、同期との飲み会、先輩後輩との飲み会、社外との交流など、様々な誘いがあります。

なかには断りづらい誘いもあり、どうしても仕事終わりに拘束されます。

職種でいうと、営業をやっていると顧客の接待、社内スタッフの慰労会などもありますし、海外営業では海外出張時に現地メンバーとの飲み会がセッティングされます。

基本的にベテラン社員ほど飲み会を重視しており、好きな傾向にあります。

飲みが好きな人には良いのですが、嫌いな社員には非常に辛い時間です。

②ゴルフ

これも定番ですが、ゴルフでの付き合いもあります。

好きな人には良いものの、若手のなかには苦手や嫌いなメンバーもいますね。休日が潰れてしまうのも痛いです。

ちなみに若手には当日だけでなく、事前の準備も大きな負担です。

事前の組分け、景品の準備、当日の出迎え、パーティーの司会進行、プレー結果の配布など、やることが山盛りです。

もちろん全ての企業ではありませんし、近年は減ってきていますが、このように仕事以外でも人間関係のためにいろいろとやることがあるのが大企業の実態です。

人間関係は希薄と言えるか?

この記事のタイトルにもある「大企業の人間関係は希薄と言えるか」ですが、それは会社・部署・上司・同僚次第です。

部署や上司が変われば、付き合いも大きく変わります。

また、本人次第の面もあります。

飲み会やゴルフについて理由をつけて断っていると、その内誘われなくなります(笑)

それぞれの人の考え方次第ですが、出世のためにせっせとやる人もいれば、純粋に飲み会やゴルフが好きな人もいます。

また、割り切って、極力付き合いを避ける人もいます。

人間関係を濃密にするか希薄にするかは、ある程度は本人次第ということです。

自分の時間をつくろう

ここからは私の考えです。

飲み会やゴルフといった濃密な時間を社内の人と過ごすかは、その人次第です。

好きでやっているのなら良いですが、出世のためにしているのなら、報われない可能性もあることを認識しておくべきです。

大企業の人事は人付き合いで決まると言われる通り、人間関係をつくることは出世には大事です。しかし、自分の所属する派閥以外が勢力をもつと、せっかくつくった人間関係のせいで悪い結果になることもあります。

また、一般的な傾向として、今後、雇用はますます流動化していくと思います。

終身雇用も期待できません。

そんななか、長年、将来の出世のために尽くしても、会社自体がなくなったり、解雇されたりする可能性もあります。

それなら、自分の時間をつくり自己投資をして実力をつけるべきだと考えます。

そして、実力で自分のしたい仕事を勝ち取っていくような、より主体的なキャリアが必要だと考えています。

これまでは「人に選んでもらう」という考えだったかもしれません。

しかし、これからは「自分で勝ち取っていく。キャリアを創っていく」という気概が必要だと思っています。

こちらも参考にしてください

大企業から大企業への転職に関するデメリットと対策は、大企業から大企業へ職【デメリットと対策】に書いています。

大企業についていけない人は、大企業に転職したけどついていけないを参考にしてください。

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