今話題の「本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長 著。朝日新聞出版。2020年)」を読みました。
このライオンのイラスト、なかなかインパクトがあるので、書店で見かけて気になっている人もいるのではないでしょうか?
よく見ると筋肉がムキムキです。ご本人もこんな身体なんですかね(笑)
この本を読んだ感想ですが、一言でいうとすごくスッキリしました。
何がスッキリしたかというと、ようやくお金の全体像がみえた気がするのです。
今後の人生、ずっと手元に置いて読み返す。そんな予感がしています。
お金の大学 両@リベ大学長

まず、私は著者の両さんの存在は以前から知っていました。
YouTubeのおすすめに出てきたので動画を見たこともありますし、Twitterでもフォローしています。
ご存知ない方のために簡単にプロフィールを紹介します。
・会社の社長
・高校在学中に起業
・YouTube動画本数700本
・Twitterフォロワー数15万人
・ブログ130万PV/月
・Instagramフォロワー数10万人
すごいプロフィールですね。
まず高校生で起業しようと普通は思いません。自分で事業を立上げて稼いできた実力者で、圧倒的な発信力をもつことが分かります。
この本の良かったポイントは下記の3つです。
- 難しいお金の話も分かりやすい
- お金の全体像が分かってスッキリ
- 具体的な内容でやることが明確に
一つずつ解説をしていきます。
難しいお金の話も分かりやすい

「そろそろお金のことを真剣に勉強しないとまずい」そんなあせりをずっと持っていました。
お金は生活と切っても切れないので、ちゃんと勉強しておきたいと思っていたのです。
しかし、はじめの一歩が出ませんでした。
それは、お金って難しいイメージがすごくあったからです。
実際、奮起して本を読んでも、ちゃんと理解ができずに断念していました。
今回も半信半疑でこの本を書店で手に取ったのですが、ペラペラとめくっただけで、これは分かりやすい本だと直感的に感じました。
もう少し具体的に書くと下記が分かりやすいポイントです。
- ブログ風の会話でとっつきやすい
- お金の知識がなくても分かる説明
ブログ風の会話でとっつきやすい
この本はリーマンくんと両学長の会話を中心に話が進んでいきます。
ブログ風の会話なので、とっつきやすくサクサクと読み進められます。
このリーマンくんのプロフィールがまるで自分のようで笑いました。
先が見えない毎日をもがきながら生きている。お金のことはよく分からないし、何をしたらいいかも分からないが、とにかく漠然とした不安から解放されて、未来はハッピーになりたい。
この本のターゲットはこういった人なんでしょうが、まさに私はドンピシャでした。
そしてそのリーマンくんが、疑問に思っていたことをいろいろと質問しながら話が進んでいくので、頭にスッと入ってくるのです。
お金の知識がなくても分かる説明
お金の話って、どんなに分かりやすく説明しようとしても、どうしても難しくなってしまう部分があると思います。
たとえば保険、税金、投資を説明するには、どんなに噛み砕いても専門用語は出てきますし、シミュレーションなどでは計算もしないといけません。
これが私がお金の本を避けていた理由です。
この本はそういった難しいところを最大限分かりやすく説明してくれています。
先ほど書いたブログ風の進行に加えて、カラーのイラストや表を使った説明で、お金の知識がない人でも理解できるように書かれています。
私は本書はお金の入門書にうってつけだと思っています。
この本をきっかけに興味をもった分野は、他の書籍でも掘り下げていく考えです。
お金の全体像が分かってスッキリ

今までは断片的にお金の勉強をしていました。
あるときは保険について調べ、あるときは年金、またあるときは税金について調べていた感じです。
こういった場当たり的なアプローチは、その時々で気になることが解消できるので悪くはないのでしょうが、私は少々気持ちが悪かったです。
ずっとなぜ気持ち悪いかよく分かっていなかったのですが、今になって思うのは全体像が見えていなかったからだと思います。
これは性格かもしれませんが、全体像が見えないともやもやするのです。
例えば、せっかくここで頑張って節約しても、もしかしたら他で損しているかもしれないと不安になるのです。
しかし、この本を読んで、お金の全体像を理解することができました。
「お金の大学」では、お金にまつわる5つの力として、お金の全体像を整理しています。
①貯める:支出を減らす力
②稼ぐ:収入を増やす力(給与所得・事業所得)
③増やす:資産を増やす力(不動産所得・配当&利子所得)
④守る:資産を減らさない力
⑤使う:人生を豊かにすることにお金を使う力
このようにお金へのアプローチの全体像が提示されています。
今までは、断片的に保険や年金、投資を学んでいましたが「保険を学んで必要なものだけに入ることで支出を減らせる」や「投資で資産を増やせる」というように、それぞれの全体での位置付けがクリアになりました。
全体像を知ることで、場当たり的なアプローチではなく、腰を据えて戦略をしっかりと立てることができます。
例えば、今までは無駄遣いを減らすことばかりしていた人も、事業所得や投資といった「稼ぐ」や「増やす」といった新しいアプローチを知ることができ、自分の戦略に取り込めるのです。
全体像が分かると頭がスッキリと整理できて、やるべきことが明確になります。
この本はその全体像をまず整理したうえで、各論に入ってくれたので、非常に分かりやすかったのです。
具体的な内容でやることが明確に

よくあるのは本を読んで知識は増えたけどが、結局、何も具体的なアクションを起こさないパターンです。
これってあまり意味がないですよね。
やはり本は何かしらアウトプットを出してこそ、貴重な時間を割いて読む価値があると思います。
「お金の大学」の良いところは実践的な内容で、やることが明確になる点です。
私の場合、早速、下記をやっています。
- スマホの格安SIMへの変更
- 保険の見直し
- 投資
これらは以前から気にはなっていましたが、この本に背中を押してもらいました。
繰り返しになりますが、単に知識が増えて終わりではなく、具体的にやることが明確になるのが、この本の優れている点かと思います。
もちろん、ここはその人次第です。
動かない人は動かないでしょう。ですので、アクションにつなげる私のコツを簡単に紹介させて頂きます。
- 暇があれば動画を見てモチベーションをあげる
- TO DOリスト作成やスケジュールに組み込む
私は待ち時間や電車での移動中にビジネス系YouTuberの動画や動画学習サービスを見ています。繰り返し見ることでモチベーションがあがって行動する気になります。
両さんの動画はおすすめです。YouTubeで見られます。
また、読んで終わらせないために、スマホにTO DOリストをつくったり、先にスケジュールをブロックしたりしています。そうすることで、忘れずに実行することができます。
皆さんも是非、実際のアクションにつなげる工夫をしてみてください。
まとめ

今回は「本当の自由を手に入れる お金の大学」を紹介しました。
私は今このタイミングで、この本を読めてラッキーだったと思っています。
お金に漠然とした不安をもって生きるのは嫌だと思い、ずっとお金のことをしっかりと学びたいと思っていました。
しかし初めの一歩が踏み出せずに、スッキリしない日々を過ごしていました。
今回、この本のおかげではお金の全体像をすることができましたし、もっと学びたいと思うきっかけも作ってくれました。
お金に悩みがある方は、是非手に取ってみることをおすすめします。下記にリンクも貼っておきますね。