海外営業に未経験から転職する方法

 
海外営業は将来性があって良さそう。未経験者でも転職できるのかな?

こんな疑問に答えていきます。

まず、海外営業への転職は未経験でも可能性はあります。

ただし、必要なスキルや適性をしっかりアピールする必要があります。

この記事では未経験から海外営業に転職する方法について徹底解説します。

純ジャパで留学経験もなく、国内営業からキャリアをスタートして海外営業になった経験をもつ筆者が説明をします。

未経験だけど海外営業に転職をしたい人
海外営業への転職に必要なスキルと方法

海外営業への転職で求められるスキルは?

海外営業に転職するには、海外営業として通用するスキルが必要です。

なぜなら、中途採用は基本的に即戦力となる経験者を求めているからです。

そこでまずは海外営業への転職で求められる経験・スキルについて確認しましょう。

海外営業への転職で求められる経験・スキル

  1. 海外営業
  2. 貿易実務
  3. 英語力
  4. 法人営業

海外営業では上記のような経験・スキルが求められるケースが多いです。

ただし全てを要求されないケースもあるので、未経験者にも光が見えてきます。

まず、「①海外営業」と「②貿易実務」が求人にある応募資格の必須条件に明記されている場合は、海外ビジネスの経験がない人の選考突破は厳しいです。

一方、「③英語力」 and/or 「④法人営業」を必須条件にしているところもあります。そういった企業には海外営業未経験者でも内定が得られる可能性があります。

そこで、ここからは「③英語力」と「④法人営業」について掘り下げます。

海外営業職に応募するのに必要な英語力

海外営業では一般的にビジネスレベルの英語力が求められます。

ただし、このビジネスレベルというのは、結構曖昧な基準です。

選考での英語力の確認方法で最も一般的なのはTOEICの点数です。

私の感覚では、TOEICが800点あれば、大抵の企業で選考のスタート地点に立てます。なかには、600~700点を基準にしている企業もあります。

英語でビジネスをやっている方には共感してもらえると思いますが、英語を母国語とする米国などの企業や、第二外国語の国でもグローバルビジネスパーソンと仕事で渡り合うにはTOEIC900点あってもキツイのが現状です。

英語が母国語でない国のビジネスパーソンも、日常的に英語でビジネスをしており、ベテランであれば長年使っていることが多いです。

ですので、普段は日本語で仕事をしていて、たまに英語を使う日本のサラリーマンとは英語力のレベルが違うのが実態です。

ただ、前述した通り、大抵の海外営業に求められるTOEICのレベルはそこまで高くないので、まずは海外営業に転職することを短期目標に動きましょう。

ビジネスで求められる英語力について知りたい方は、ビジネスで求められる英語力とはも参考にしてください。

TOEICの点数に追加で、面接の中で英語力の確認がある場合もあります。

面接での英語力のチェック方法

  1. 英語は問題ないか?との口頭確認
  2. 面接で実際に話す

面接での英語力の確認方法は、大体この2パターンです。

①の「英語は問題ないか?」と聞かれるケースについては、あわてて変な回答にならないように、事前にしっかりと回答を準備しておきましょう。

英語力が問題ないことと、その理由の説明が基本の回答です。

「英語力は問題ありません。なぜなら~」といった感じですね。

②の実際に話す場合は少々厄介です。

内容としては自己紹介や自己PRといったテーマに沿ったものか、面接官とのフリートークです。

自己紹介や自己PRなど面接での一般的な質問については、一通り英語での回答も準備しておくことで対策できます。

ただ、フリートークの場合は面接官も自信がある場合が多く、あなたの実力がもろに出ます。これは誤魔化すのがなかなか難しいです。

面接で使いそうな単語を覚えておくことと、ある程度想定問答を準備しておくこと。それから後は、地道に英語力アップに励むしかありません。

私の場合、急に面接官が日本語から英語に切り替えて話してきたことがありました。一瞬焦りましたが、英語での会話があることを予想していたので何とか対応できました。

なお、英語力に自信がない方こそ、TOEICの点数を上げるべきです。TOEICの点数は勉強すれば比較的短期間で伸びます。TOEICの点数が高いと「英語は問題ないだろう」と面接での確認がスキップされる場合があります。

海外営業職に応募するのに必要な法人営業経験

海外営業への応募に必要な法人営業の経験としては、一般的に大きく下記の2パターンがあります。

海外営業に求められる法人営業の経験のパターン

  1. 志望する業界での営業経験
  2. 法人営業の経験(BtoBの経験)

一つ目は志望する業界での営業経験が求められるケースです。例えば自動車業界なら自動車の法人営業、電機・電子業界なら電機・電子業界での法人営業の経験が求められます。

同じ業界の経験が必須と明記されていると異業種からの転職は厳しいです。

一方、異業種における法人営業の経験でも応募可能な企業もあります。

ここは狙い目です。

なお、営業力の自己PRについては以下のポイントで説明をしましょう。

  • 営業実績(売上額、目標比、前年比、新規開拓数、社内順位等)
  • 営業としての強み(スキル・経験)をエピソードで説明
ここでのポイントは志望企業の営業スタイルを研究して、そこで求められる営業スキルをPRすることです。一般的に海外営業ではコミュニケーション能力、異文化対応力、交渉力、リーダーシップ、精神的なタフさが求められます。

自己PRについて詳しく知りたい方は、【転職】自己PRと長所の違いを理解しようも参考にしてください。

まとめ

この記事では未経験から海外営業に転職する方法を見てきました。

海外営業の実務経験を求める企業がある一方、実務系経験がなくとも英語力や法人営業の経験で応募できる企業もあります。

海外営業未経験者はそういった企業を狙っていきましょう。

今後、ますます日本企業の主戦場は海外に移っていくと考えられます。

そのなかで海外営業の求人も伸びていくでしょう。

グローバル人材について知りたい方は、【転職】今求められるグローバル人材も参考にしてください。

この記事が少しでも皆さんの転職活動の参考になれば嬉しいです。

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