仕事や転職は人の性格を変えるか?

 
仕事や転職で人の性格って変わるのでしょうか?
 
優しかった人が怒りっぽくなった例や、おとなしかった人が社交的になった例を知っています。

この記事では「仕事や転職は人の性格を変えてしまうのか」について書きます。

私は経験から、仕事や転職で人の性格は変わると思っています。

長年のサラリーマン生活でいろんな人を見てきましたが、人によって影響の度合いは異なるものの、仕事や転職は人の性格に影響を及ぼします。

仕事で成長して良い方向に変わるのであれば良いですが、自分が知らない間にストレスやプレッシャーで性格が変わってしまうのは怖いですよね。

この記事では、仕事や転職が人の性格をどの様に変えるか、それに対してどのように対応すべきかについて書いていきます。

仕事でストレスやプレッシャーを感じている人
仕事や転職が人の性格をどの様に変えるかと、その対策

仕事や転職は人の性格を変えるか

仕事や転職は人の性格に影響を及ぼすと考えています。

例えばハードワークで高い成果が求められる環境では、社員は結果を出すためにみんな必死になって働きます。

そのプレッシャーを自分自身でコントロールできれば問題ないものの、ストレスが原因で怒りっぽくなってしまう人もいます。逆にゆったりとして和気あいあいとした環境では、心穏やかになる人が多くなる傾向にあると考えます。

職場でのマイナスの感情を会社の中だけにとどめられれば良いのですが、なかなかすぐにスイッチを切り替えるのは難しく、プライベートでも引きずってしまいますよね。

また、その感情が一時的なものでなく、常にそういった状態が続くと、人の性格自体も変わっていくかと思います。

このように人によって影響を受ける度合いは異なるものの、働く環境は人の性格に影響を及ぼすと考えています。

良い方向への変化

ではどういった性格の変化があるかをみていきたいと思います。

まずは良い方向への変化です。

仕事は人を成長させるといいますが、仕事によって性格が良い方向に変わる場合ももちろんあります。

良い方向への変化の例

  • 社交的になった
  • 時間を守るようになった
  • きっちりするようになった
  • 気づかいができるようになった

学生までは自分が関わりたい範囲の人間と関わり、自分のやりたいことを自分のペースでやることも、ある程度は可能だったかと思います。しかし社会人になると、顧客のために仕事をしています。

当然、自己満足ではなく、お客さまが求める品質のアウトプットを決められた予算や期限の中で出していかなければなりません。

その過程では、性格が合わない人とも一緒に働かなければいけませんし、相手のスピードに合わせる必要も出てきます。

仕事をするなかで、うまく進めるためにコミュニケーション能力が磨かれて社交的になる。時間を守るようになる。抜け漏れがないようチェックするようになる。周りのスタッフへの気づかいができるようになるなど、人として成長することができると思っています。

悪い方向への変化

一方、仕事や転職で性格が悪い方向に変わる人もいます。

悪い方向への変化

  • 怒りっぽくなった
  • 細かくなった
  • おどおどするようになった

出世をして管理職になった後、課の売上達成へのプレッシャーからイライラしやすくなった人。ミスをしていないか過度に気にするようになった人。怒られてばかりでおどおどするようになった人が周りにいました。

これは仕事でかかるストレスをコントロールできていない状況です。自分のキャパシティを超えているのです。

本来、仕事は理性的に進めるべきです。感情で動いていては誤った判断をすることがありますし、一緒に仕事をする人にも悪い影響があります。

悪い変化への対応策

こういった悪い方向への性格の変化への対応としては、まずはストレスを感じていることを理解するようにしましょう。

仕事中のみならずプライベートでもイライラしたり、仕事中と同じ感情が出るのは危険なサインです。

そういった際は、何か対応しないと、ますます悪化する恐れがあります。

ですのでまずは負の影響が出ていることを自覚することが必要です。

そして自覚したら、解決に向けて能動的にアクションをとるべきです。

ここでは、対応策として以下を提案します。

【短期の対応】
・リフレッシュする
・社外の人間関係をもつ

【中長期の対応】
・環境を変えることを検討する

自身の性格の変化に気がついたら、まずはリフレッシュするようにしましょう。自分の好きな趣味や身体を動かすなど、仕事のことを一時的に忘れて気分転換することが必要です。

また、社内以外の人間関係をつくることも大事です。社内は良い意味でも悪い意味でも似た人が多い傾向にあります。そもそも似通った価値観の人が集まりますし、同じ環境で働く中でさらに考えが似てきます。

そういった社内の人間関係だけだと自分自身の考えが固定化されてくるので、積極的に社外の人と交流することで価値観を広げましょう。

次に、中長期的には、その職場で働き続けるべきか考えましょう。環境を変えることも検討すべきです。

プレッシャーがかかる分それに見合う対価が得られることに納得していたり、自分の成長のためにあえてその環境にいたりするのなら問題ありませんが、もし精神的にも肉体的にも辛いのであれば仕事を変えることも検討すべきかと思います。

まとめ

この記事では仕事や転職が人の性格を変えることについて書きました。

仕事によって成長することができ、性格が良い方向に変わっているのなら良いですが、もし悪い方向に変わっているようでしたら対応策をとっていきましょう。

まずはそういった自分自身の変化に気がつくことが必要です。

客観的に自分自身の言動を振り返り、自ら望んでそういうふうに変化しているのか、それとも意図せず変わってしまっているのかを見るようにしましょう。

対策としては、短期的にはリフレッシュや社外の人と交流を行い、中長期的には環境自体を変える検討も必要かと思います。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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