【外資系IT】数字のプレッシャーへの向き合い方について

私は外資系IT企業で事業開発(ビジネスディベロップメント)の仕事をしています。

この仕事を天職と考えて、選んだものの、楽しいことばかりではありません。

その一つに数字へのプレッシャーがあります。

とはいえ、事業開発では、成果が出るのに時間がかかります。

既に完成している製品を顧客に売るのがセールスとすると、その前にもう1ステップあるのです。

凄くシンプルに言うと、事業開発では新たな製品をまず作ります。そして、それを売ります。

つまり、まずは売るものを作る必要がある。その後、それが売れて、やっと数字になるのです。

事業開発のミッションは、中長期的なビジネスを作るとも言われます。

将来の飯の種を蒔いて育てていくイメージです。

ただしビジネスである以上、「時間がかかるので、ゆっくりやっていきます」といった悠長なことは中々通じません。

できるだけ早く結果を出していくことが必要なのです。

ここで矛盾が生じます。

構造上、成果まで時間がかかるのに早く結果を出さないといけない。

悩ましいですね。

この記事では、そんなジレンマに苦しむ私が、自分で取り入れている数字のプレッシャーへの向き合い方について解説をしていきます。

それでは行ってみましょう。

数字のプレッシャーへの向き合い方について

私が実践している数字への向き合い方は以下の3点です。

  • プレッシャーから逃げずに相対する
  • 過去を振り返ってみる
  • 最悪の事態を想定する

それぞれ解説をしていきます。

プレッシャーから逃げずに相対する

数字のプレッシャーはハッキリ言ってしんどいです。

その証拠にノルマが好きと言う人は殆どいませんよね。

私もノルマは、全く好きでは無いです。

数字のノルマが全く無い仕事に一時期就いていましたが、それはもう気楽でした。

しかし、今の事業開発の仕事には幸か不幸かノルマがあります。

そしてあまりに辛いと逃げたくなります。

例えば、さっさと仕事を切り上げて、ストレス解消に好きなことをする。

音楽、漫画、お酒・・・

ストレス解消はもちろん大事です。

しかし、逃げてばかりでは根本的な解決になりません。

問題に相対することが必要なのです。

そう、徹底的に考えるのです。

どうすれば最短距離で成果を上げられるかと。

ヒントになりそうなことはすべてやる気持ちです。

人に話を聞く。

本を読む。

ひたすら思考する。

今やれることを全て愚直にやっていくのです。

逆に問題に相対せずに逃げていては課題解決の知恵は浮かびません。

いつまでたってもその場しのぎの対処法になってしまいます。

問題を先送りしているだけですね。

冷静になって問題に正面から向き合うことで道が開けると私は信じています。

考えて、動き回っていれば何かが見えてきます。

必死にやるのです。

過去を振り返ってみる

ただ辛いのが、そうやって頑張っていても、すぐには成果は出てきません。

そんな簡単な問題なら、そもそも悩んでいませんよね。

難しいからこそ悩んでいるのです。

心が折れそうになると私がすることがあります。

それは過去を振り返るのです。

なぜそんなことをするのか?

それは自分を信じるためです。

過去を振り返ると、今までの人生でもきっと大きなチャレンジがあったはずです。

そして、それを何とか乗り越えてきたからこそ今の自分があります。

それを思い出して、自分なら今の壁もきっと乗り越えられると自信をもつのです。

部活、受験、就活、仕事・・・

私も色々とハードなことがありましたが、何とか乗り越えてきました。

今一度、自分の実績を思い出して、自信をつけましょう。

きっと今回も何とかなるはずです。

似た話に結果が出るまで時間がかかる成長曲線の話があります。

キャリアの成長曲線を知っておこう

最悪の事態を想定する

最後は最悪の事態を想定するです。

プレッシャーを感じている理由の一つに上手くいかなかったらどうしようという恐れがあるはずです。

それならさっさと本当の本当に最悪な事態がどんなものか想像してみましょう。

何でしょうか?

私が行きついた答えは「会社を辞めないといけない」という状態です。

確かに会社を辞めないといけないのは辛いです。

しかし、それでもまだ希望はあります。

精一杯頑張れば、その過程でスキルや経験値もきっとたまっています。

失敗した経験で残るのは失敗の事実だけではなく、成長もあるはずです。

成長しているのであれば、また他の会社に転職できるのではないでしょうか。

最悪の事態になっても尚、希望はあることが分かると力が湧いてきます。

大丈夫。

今、やれることをやるだけやってみよう。

そう思えてくるのです。

まとめ

今回は私の数字のプレッシャーへの向き合い方について解説をしました。

私は事業開発ですが、営業の方も、数字のプレッシャーを感じているでしょうし、それ以外の職種であっても何かしらのノルマ(目標)を負っている方は多いかと思います。

プレッシャーに押し潰されるのを防ぐためにも、自分なりの対処法を見つけてもらえればと思います。

最後に私が励まされた本を1冊紹介させてもらいます。

精神的に追い詰められていたときには、この本を何度も何度も読みました。

そして、筆者の言葉に励まされ、自分を肯定して「私はよく頑張っている。もうひと踏ん張りしよう」と思えたものです。

おすすめですよ。

天職キャンプのオススメ

キャリアや転職の本を読みあさった私のオススメ本を紹介します。

これからの激動の時代にどう働くかについて非常に参考になる本です。

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