リモートワークは成長できないって本当?【解決策あり】

 
リモートワークでは成長できないって言われているけど、本当なの?

こんな疑問に答えていきます。

昨今の状況から、リモートワークで働いている方もたくさんいると思いますが、リモートワークはメリットがある反面、成長が難しいとも言われています。

これは特に、上司や先輩から学ぶことが多い若手に当てはまります。

この記事では、リモートワークでは成長できないというのが本当かを検証した上で、その対策を説明していきます。

リモートワークで働いている若手社員
リモートワークで成長する方法

リモートワークは成長できないって本当?

リモートワークでは、成長が難しいと言われますが本当でしょうか?

これに対する私の考えは、ある意味ではYesです。たしかにリモートワークはリアルより学びの機会が少なく、成長しにくいと思います。

しかし一方でリモートワークでも成長は可能だと考えます。むしろ、うまくリモートワークの特徴を活かせば、大きく成長できると感じています。

そういった話を書いていきます。

なぜリモートワークは成長できない?

リモートワークで成長できない最大の理由は、コミュニケーションの量がリアルな場で働くよりも減るからに尽きます。

ある程度スキルを確立した中堅社員は問題ないですが、若手には辛いです。

自分の経験を振り返ると、仕事はOJTで覚えました。当時、営業だった私は先輩についていって仕事のイロハを叩き込まれたのです。

例えば、どのようにアポを取るか。どんなふうに商談を進めるか。スタッフへはどうやって指示をするかといったことを先輩のやり方を目で見て学びました。

その後、今度は先輩の前で、自分で実際にやってみて、上手くできないところは指摘され、直すことを繰り返して、仕事ができるようになっていきました。

当時は付き合いも濃密だったので仕事の時間だけでなく、昼食や仕事終わりの一杯と、平日は文字通り朝から晩まで一緒に過ごしていました。

明らかに家族よりも一緒にいる時間が長かったです(笑)

指導法も結構スパルタで、怒り方も生半可なものではなかったので、精神的にもかなり追い込まれ、毎日が憂鬱でした。

今の時代にはおそらくもう無い指導方法でしたが、社会人の基礎をかなり早いスピードで固めることができたのは事実です。

私の経験は極端ではあるものの、こういった自分の新人時代を振り返ると、リモートワークでも指導は受けられるものの、コミュニケーションの濃さは間違いなく落ちると思うのです。

オンラインで常につながるわけにはいかないので、決めた時間の打合せとチャットがメインになるかと思います。もちろん急いで話したいときは電話もありますが、どうしても気が引けてしまうところはあると思います。

また、先輩の背中を見て学ぶ部分もありました。仕事への向き合い方や、顧客・スタッフとの関係性のつくり方は言葉で教えてもらうというよりは、横でやり方を見て盗んでいく感じでした。

そういった学びも、オンラインでは厳しいと感じています。

このように、リモートワークだとどうしても上司や先輩とのコミュニケーションの量・質が減ってしまい、成長が遅くなるのです。

それ以外にも、リモートワークには以下のような課題があると感じています。

  • 社内で新しい人と知り合いになりにくい
  • 新しい人と関係性を構築するのが難しい
  • 雑談から息抜きや新たな学びができない
  • ブレストができず創造的な仕事が難しい

リモートワークで成長する方法

とはいえ、リモートワークが主流になるなか、リモートワークでも成長できる方法を見つけていくしかありません。

リモートワークとリアルを組み合わせた働き方は理想的だと思いますが、リモートワークだけでもやりようはあるはずです。

リモートワークで成長する方法

  • 難しい仕事に取り組む
  • 毎日相談の時間をとる
  • いろんな打合せに出る
  • 雑談する時間をつくる
  • 進んで自己投資をする

難しい仕事に取り組む

これは何もリモートワークだけに限った話ではないのですが、成長したいのであれば、意識的に今の自分ができる仕事よりも難易度の高い仕事に取り組まなければいけません。

これは仕事だけではなく、能力を開発したいとき全てに当てはまります。

楽器でもスポーツでも、筋トレでもレベルを上げていかないと成長はありません。

リモートワークの環境下でも、今自分がやっている仕事について定期的に振り返り、この仕事は自分にとって難しくやりがいのある仕事かを自問自答すべきです。

そしてもし簡単な仕事しかやっていないのであれば、自ら動いて難しい仕事を取りに行きましょう。

毎日相談の時間を取る

リモートワークでは相手の姿が見えず相談しづらいです。

忙しかったらどうしようと遠慮してしまい聞きたいことが聞けないことがあります。

しかし、分からないことをうやむやにしていると成長できません。

そこで毎日決まった時間に相談の時間を取ることをおすすめします。

相談のための時間が決まっていると、遠慮せずに堂々と聞けます。

毎日決まった時間を取るのは非効率だという指摘もあるかと思いますが、もし何も相談がない日はすぐに終わればいいだけの話です。

リモートワークでは、このようにコミュニケーションの量を無理やりにでも確保していくアクションが必要です。

いろんな打合せに出る

リモートワークの良い点は物理的に、移動の時間がないことや会議室の席の数といった制約がないことです。

なので、もし許されるのであれば、今までは出られなかった興味のある会議に出させてもらいましょう。

そこから自分の興味のある分野の知識を学ぶことができますし、もしかしたら仕事を振ってもらえて、やりたい仕事をやるきっかけになるかもしれません。

例えば、海外メンバーとの電話会議などは、グローバルなキャリアを積みたい人に取っては参加することで様々な気づきが得られると思います。

オンラインならではの利点を活かして自分でチャンスを掴んでいきましょう。

雑談する時間をつくる

雑談って遊んでいるようで、結構重要です。思いもよらない情報が得られたり、仕事のヒントが思い浮かんだりすることもあります。

会社で働いていると席に行って話すことで雑談ができますが、これもリモートワークでは意識的に作らないといけません。

会社には世話好きな人というものはいるものです。

そういった人を見つけて仲良くなり、色んな人を紹介してもらったり、雑談のアレンジを頼んでみたりしましょう。

進んで自己投資をする

たしかにリモートワークではリアルに比べて成長しづらいところはあると思います。

しかし、リモートワークのメリットの一つである通勤時間の削減で浮いた時間を自己投資に使わない手はありません。

せっかく新しくできた時間なので有意義に使っていきましょう。

仕事ができるようになるための私のおすすめの自己投資は以下の通りです。

  • 仕事で使える英語力
  • ビジネスの基礎知識
  • 仕事の専門知識

詳細は、20代のサラリーマンが今日から真剣に考えるべき自己投資5選で解説していますので、是非こちらも読んでください。

まとめ

この記事ではリモートワークでは成長が難しいことを説明した上で、その対策について私の考えを書きました。

特にまだまだ自分で仕事を回せない若手の方にはリモートワークではきついところもあるかと思います。

しかし、それで諦めるのではなく、リモートワークで失われた機会をどうやったら獲得できるかを考えて自ら仕掛けていくことが重要だと考えています。

そこで私が新入社員の頃にリアルでどのように学んだかを共有したうえで、リモートワークでも、できるだけ同じような学びが得られる方法について書きました。

また、リモートワークにはリモートワークの良さもたくさんあります。

何よりも通勤時間や移動時間が削減できるので、時間が効率化できるメリットは大きいです。サラリーマンならではの飲みなどの付き合いも減るため、自分の時間も確保しやすいです。

是非、リモートワークのメリットを活かしながら、デメリットもできる限りカバーして成長していきましょう。

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