先日、前職の同僚と久々に会いました。
話をする中で、なんと「もし良ければ戻ってこない?」と誘われました。
今は転職する気は無いものの、そういって貰えるとやはり嬉しいですね!
自分の仕事が評価して貰えていたんだと実感できました。
ただ、同時に出戻りってやっぱり恥ずかしいなとも思ってしまいました。
出戻り転職はやっぱり恥ずかしい
帰りの電車の中で、なぜ出戻り転職を恥ずかしいと思ったのか理由を考えました。
それは「出戻り転職がまだまだ一般的ではないからだ」という結論に至りました。
私は出戻りで戻ってきた人も知っていますし、出戻りで会社を辞めていった人も知っています。
とはいえ、まだまだ少数派であることは間違いありません。
ほとんどの人は新天地に行くんですよね。
恥ずかしいと思った理由は、たぶん珍しい=目立つからです。
また、出戻りにはネガティブなイメージもありますよね。
「意気揚々と転職していったのに、なんだ結局通用しなかったのか」
「それ言わんことない」
そんな風に思う人がいることを想像してしまいます。
そういった陰口はきっと言われるんでしょう。
そんなことを考えると、出戻り転職はやはり無いかなと思ってしまいます。
恥ずかしいのは余裕がある証拠
ただ同時に思ったのは、恥ずかしいと言っていられるのは、まだまだ余裕があるんだろうなということです。
本当に追い詰められていたら、藁にもすがる気持ちで、出戻り転職の誘いに乗りますよね。
例えば、今働いている会社が超ブラックで、一刻も早く辞めないとまずい状態だと、恥ずかしいなんて言っていられません。
恥ずかしい感情は二の次になるはずです。
なので、恥ずかしいと思えていることは、余裕がある証拠だと思いました。
恥ずかしいのは大義がない証拠
もう一つ思ったのは、その出戻り転職に大義は無いんだろうなということです。
転職の理由は人それぞれですが、本当にやりたいことができる環境を探して転職する人がいます。
そんな人には大義があります。
「次の職場で夢だった仕事をやりたい」
「その仕事で世の中に貢献したい」
そんな熱い想いがあれば、恥ずかしいなんて些末なことです。
恥ずかしいと思っているということは、結局、人にどう思われるかばかり気にしていて、自分が本当にどうしたいかという想いが弱いんだと思います。
そう考えると、そんな気持ちで出戻り転職しても上手くいかなさそうですね。
とはいえ出戻り転職は増えるはず
今回、出戻り転職について思うところを書きましたが、今後、出戻りは増えていくんだろうなと思います。
企業にとっても、転職者にとっても単純にメリットが大きいんですよね。
最近よく思うのは企業にとって中途採用は結構なリスクがあるということです。
面接で見極める努力はするものの、やはり一緒に働いてみないと、仕事の実力や本当のキャラは中々見えてこないものです。
良いと思って採った人材がイマイチだったり、その逆に当たりな人材もいたりします。
そういう意味では、出戻り転職では、仕事の実力もキャラもよく知っています。
なので、リスクが低いです。
教育にかかる時間も少なくて済み、即戦力です。
そして、わざわざ出戻りで戻ってくるということは、その企業がやはり良かったと思っていることなので、再び辞める確率も低そうです。
また、転職者にとっても同様にメリットがあります。
転職ってやっぱり入ってみないと成功か失敗か分からないことがあります。
新しい職場の人間関係、仕事内容、社風・・・
こういった観点でフィットするかどうかは入ってみないと分かりません。
しかし一度勤めた会社であれば、内実をよく分かっています。
良いところも悪いところも実感を持って知っています。
なので、リスクは低いです。
ここら辺の話は以前にも書いているので、こっちの記事もよければ読んで下さい。
まとめ
今回は出戻り転職について書きました。
私は出戻り転職の経験はないものの、誘われたときに思った恥ずかしいという感情は少し反省です。
恥ずかしいなんて、本当は些末なことなんですよね。
自分のやりたいことが、前職で出来るのであれば、その熱い想いを優先すべきなんだろうなと思いました。