稼げる人材になるためのスキル戦略

 
自分がどんなスキルをもっているのか分かりません。一度整理したいです。
 
目の前の与えられた仕事をこなすだけでスキルのことは考えていません。

この不安定な世の中では「今の会社を辞めても、すぐに働く会社が見つかったり、個人事業主や起業でも食べていけたりする人材」になりたいですよね。

この記事では、そんな人材になるためのスキル戦略をお伝えしていきます。

今の会社を辞めても稼げるようになりたい人
稼げる人材になるためのスキル戦略

稼げる人材になるためのスキル戦略

目の前の与えられた仕事を漫然とこなしているだけで、自分で稼ぐスキルが身につくでしょうか?

その会社でやっていくのに最低限必要な知識や能力は身につくかもしれませんが、外で通用するかは分かりません。

今の時代、自分の能力開発は、自分自身で責任をもって取り組むべきです。

そのためには、与えられた仕事を黙ってこなすのではなく主体的な行動が必要です。

社外に出ても稼げる人材になるスキル戦略として、以下の4ステップを解説します。

  1. 今もっているスキルの棚卸
  2. 今後のキャリア目標の確認
  3. 重点的に伸ばすスキルの決定
  4. スキルを伸ばすアクション

最終的には、下記のようなイメージで整理すると①今のスキル、②目標、③伸ばすスキルが整理され分かりやすいです。

①今のスキル、②目標、③伸ばすスキルの整理

①今もっているスキルの棚卸

まずは「あなたの現状のスキル」を把握しましょう。

今まで経験した仕事を振り返り、どういったスキルをもっているか整理します。

スキルは「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」に分けて整理すると分かりやすいです。

スキルの種類については、転職でPRできる強みを伸ばす方法【スキルの整理と強化】を参考にしてください。

スキルの棚卸ができたら転職サイトで、今のスキルで転職できそうな会社を確認しましょう。これで大体の今のあなたの転職市場での市場価値が分かります。

転職サイトの求人の必須条件・歓迎条件に満たす経験やスキルを自分がもっているかを見るのです。

おおよその転職できる会社のレベルや自分の年収レンジが分かります。

より具体的に市場価値をはかるには以下の方法もあります。

  • 転職エージェントとの面談結果や紹介される求人
  • スカウトサービスで受け取るスカウトの内容
  • 面接の合否

市場価値については、転職市場での市場価値とは?も参考にしてください。

スカウトについては、ビズリーチのプラチナスカウトに返信するとどうなる?も参考にしてください。

ここまでで、今のあなたのスキルと市場価値が分かったかと思います。

次からは「これからどうするか」を考えていきましょう。

②今後のキャリア目標の確認

次は今後のキャリア目標の確認です。

「キャリアプラン」はあるでしょうか?

それは「マーケティングのプロになる」でも良いですし、シンプルに「1,000万円稼ぎたい」でも良いので、自分の目指す方向性を決めましょう。

これは今興味のある分野など、仮の目標でもいったんはOKです。

なぜなら「キャリアで成し遂げたいこと」「自分のやりたい仕事」といったキャリア目標というのは、すぐには見つからないからです。

いろいろな仕事をするなかで機が熟し見つかるものだと考えています。

重点的に伸ばすスキルの決定

次は、先程立てた目標に向けて足りないスキルをリストアップしましょう。

以下の様な例を参考にしてください。

  • グローバルビジネスパーソンを目標に、英語での交渉力を伸ばす
  • 新規事業立上げのプロを目標に、足りない会計・財務スキルを伸ばす
  • 年収1,000万円を目標に、年収が高い業界に転職できるスキルを伸ばす
  • マーケティングのプロを目標に、Webマーケティングのスキルを伸ばす

④スキルを伸ばすアクション

重点的に伸ばすスキルを決めたら、アクションをとっていきましょう。

私のおすすめは下記の2つを繰り返すことです。

  1. 自主的な学び
  2. 仕事での実践

①自主的な学び

例えば、マーケティングのプロを目指すのであれば、マーケティングの知識を社外でも自主的に学びましょう。

書籍、セミナー、関連する人のSNSアカウントのフォロー、オンライン動画サービス、ビジネススクールなどを使いながら学んでいきます。

社外での学びが重要なのは、会社での実務だけでは得られる知識が限定的だからです。

社外で自主的に学ぶことで、体系的な知識、自分の業界外の事例、最新のトレンドを知ることができます。

仕事はあくまで結果を出す場であり学ぶ場ではないので、一流を目指すには自分のプライベートの時間を勉強に投下する覚悟がいります。

②仕事での実践

学んだ知識は仕事で使うのが必須です。

知識は実践で使って、はじめて使えるスキルになります。

職務経歴書に書けるスキルも仕事で使って成果をあげたスキルです。

仕事で使っていないスキルはアピールになりません。

このように学んだ知識を仕事でアウトプットするには、担当する業務も戦略的に選んでいく必要があります。

誰でもこなせる雑務は可能な限り避け、自分が成長できる仕事に集中すべきです。

仕事をふれる部下や後輩がいるのであれば、既に自分が完璧にこなせて学ぶものがない仕事は渡していきましょう。

そして難易度が高い仕事、スキルが身につく仕事を中心に選んでいきましょう。

スキルを伸ばすには主体的にやる仕事を取捨選択するアクションが極めて重要です。

まとめ

稼げる人材になるには主体的にスキルを獲得していく重要性を解説しました。

この記事で説明した以下の4つのステップを繰り返すことによって、稼げる人材になっていくと考えています。

  1. 今もっているスキルの棚卸
  2. 今後のキャリア目標の確認
  3. 重点的に伸ばすスキルの決定
  4. スキルを伸ばすアクション

はじめは「キャリアプランは別にない」「どのスキルを伸ばしたら良いか分からない」という状態かもしれません。

そこから、「スキルとキャリア」を考える時間を定期的にもつようにして、どんな求人があるか、どんな職種のニーズが高いかを情報収集することで、スキル戦略が少しずつクリアになってきます。

これは、今すぐ辞めるつもりがなくても転職活動をすべき理由でも、似たことを書いています。転職活動をはじめることで真剣に考えますし、情報も入ってくるのです。

是非、動きながら考えてみてください。

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