新人のときに上司に言われました。
「正月休むなよ。ちょっとはましになって帰ってこい」
つまり休みはリラックスだけでなく、仕事の勉強もしてくるようにということです。
その言葉を聞いて憂鬱になったのを十年以上経った今でも覚えています。
今回は「社会人なら業務時間外に勉強すべきなのか」というテーマで記事を書きたいと思います。
社会人なら業務時間外でも勉強すべきと言われて
早速結論ですが、これは正直どっちでも良いです。
個人の自由ですよね。
原則、労働時間外に何をしようがそれは各人の自由です。
会社が勉強を強制する権利はないはずです。
しかし、自分の社会人生活を振り返ると、プライベートのかなりの時間を勉強に費やしてきました。
それは上司に言われたからではありません。
言われるまでもなく自主的に勉強をしていました。
なぜ私は貴重な自分時間を自己研鑽に費やしてきたのでしょうか?
私が業務時間外に勉強をしてきた理由
私が業務時間外に勉強をしてきた理由は以下の2点です。
- 謎のモチベーションの高さ
- 趣味がない悲しい事実
謎のモチベーションの高さ
初めの理由はモチベーションの高さです。
私にはおそらく最上志向があるんだろうなと思います。
過去、運動、楽器、勉強と何をするにしても、やるならトップを目指したいというモチベーションがいつもありました。
しかし、残念ながら全くダメでした。
そこそこ良い線は行くものの、トップ層には入れませんでした。
そして、そんな私も社会人になりました。
今まで何をやっても人並みだったので、仕事も全く自信がありませんでした。
しかしモチベーションはまたも何故か高かったです。
結果、またダメでした。
新人の頃は本当に毎日上司や顧客に怒られていました。
それも生半可な怒られ方ではなく、壮絶な毎日でした。
今振り返るとうつ病の一歩手前まで行っていました。
しかし、何とか踏ん張ろうと、休みの日は1日本屋とカフェにこもってビジネス書を読んでいました。
ここで謎のモチベーションが発揮されているのです。
休みの日ぐらいリラックスに全振りしても良さそうなものの、私が取った行動は真逆だったのです。
- 自己啓発書
- 営業のノウハウ
こんな本を読み漁っていました。
ある意味、本を読むことで現実逃避していたんだと思います。
大抵の本はサクセスストーリーで、ダメだった著者が努力をして成功するというもので、その姿に自分を重ね合わすことが出来たのです。
そして、長い長い下積み期間を経て、私は突然ブレイクします。
簡単に言うと、営業の売上で結果が出始めたのです。
超大型受注に成功する。
お客さまに気に入られ営業をしなくてもリピートオーダーが来る。
こんな感じで、あんなに苦しかったノルマも楽々とクリアできるようになりました。
今思うと、現実逃避の面もあったものの、知識も確実に貯まっていたということなんでしょう。
それが仕事でも実践されて、成功に少しずつ近づいていたのです。
今振り返ると、業務時間外の勉強は自分を救ったということが分かります。
もし私が休日に勉強せずにリラックスする為だけに時間を過ごしていたら、いつまでも仕事ができるようにならずに、ずっと辛い思いをしていたかもしれません。
しかし勉強しレベルアップすることで、ストレスの元凶である仕事をやっつけることが出来たのです。
ま、今ならもっとバランスよくやるのでしょうが、若くて周りが見えていなかったんですよね。
趣味がない悲しい現実
もう一つは趣味がない悲しい現実です。
私にはドハマりしている趣味がありません。
なので、休日には結構時間があります。
そして根が真面目なのでスキルアップをしたいという思いもあります。
例えば、ゲームをするにしても言語を英語で勉強したら一石二鳥だなと考えます。
Nintendo Switchで英語を学ぶならポケモンがおすすめ
また、身体を鍛えたらメンタルも安定して良い仕事ができるかなとも思います。
この様に遊びをするにしても仕事に結びつけて考えるような人間なのです。
そんな無趣味で真面目な私だから、業務時間外の貴重な休日であっても勉強に使ってきたのかなと思います。
なので私は業務時間外に勉強することをおすすめする
ここまで私の過去の経験を書きました。
私は業務時間外に自主的に勉強することで、結果的に仕事の苦しみから救われました。
そして辛いだけの仕事を多少なりとも楽しめるようになりました。
また、英語の勉強もずっと続けてきました。
その結果、TOEICのスコアもアップさせることができ、憧れていた海外事業に社内公募で異動することができました。
こういった経験を持っているので、私としては業務時間外に勉強することをおすすめします。
ただし、仕事で辛い思いをしているならリラックスする時間も大事ですし、若い内は遊ぶこともすごく大事ですよね。
勉強に時間を費やした分、同世代の友人と比べると遊んだ時間は少なかったかなとも思います。
大事なのはバランスですかね。
バランスよく自己投資・リラックス・遊びと使うのが良さそうです。
最後に「何に自己投資すればいいの?」という方に向けて一冊おすすめの本を紹介します。
それは「苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」です。
このブログでも散々おすすめしているのですが、読めば読むほど味が出てくる名著なんですよね。
本の中では、自分の強みをどうやって知るかについてや、自分ブランドを強化していくことについて書いてあり、これは今後の自己投資戦略を立てる上で参考になると考えます。
リンクを貼っておきますので、是非レビューだけでも見てみて下さい。納得の評価です。