【転職】職務経歴書の職務要約の書き方・例文

 
職務要約をうまくまとめるのが難しい。何を優先して書いたらいいか分からない。

こんな悩みはないでしょうか?

転職活動に職務経歴書は欠かせませんが、出だしの職務要約でつまずいてしまった人はいませんか。かく言う私もその一人で、うまくまとめられずに苦労しました。

しかし職務要約は企業の採用担当者が初めに目を通す箇所ですので、重要です。

職務要約で職務経歴書を続けて読むかどうかが決まることもあります。

この記事では私自身が試行錯誤した経験をもとに「採用担当者に読み進めてもらえる職務要約」の書き方を解説していきます。

職務要約の書き方が分からない人
職務経歴書を読み進めてもらえる職務要約の書き方

職務経歴書の職務要約の書き方

職務要約では、以下の4つのポイントを押さえましょう。

  • とにかく簡潔に書く
  • 客観的な事実のみを書く
  • 実績は具体的な数字で書く
  • 興味をひくキーワードを散りばめる

この4つのポイントは後程説明しますが、まずはそもそも職務要約とは何か、どういう目的で書くのかについて簡単に説明をします。

職務要約とは?その目的は?

職務要約とは、職務経歴書の冒頭に書く「今までの経歴を簡潔にまとめたサマリー」のことです。

採用担当者は職務要約を読むことで、あなたが社会人になってから今までのおおまかな経歴を把握することができます。

しかしなぜ職務要約を書く必要があるのでしょうか?

職務経歴書の一番の目的はつかみのためです。

読み手である企業の採用担当者は忙しいことが多く、一日に何通もの職務経歴書を読むこともあります。応募数が多いと職務経歴書の冒頭だけをさらっと読んで、残りを読み進めるかどうか判断することもあります。

冒頭の職務要約で「私の経歴は貴社の求める人材像に合っていますよ」と伝えることで、職務経歴書を読み進めてもらい、面接に呼んでもらえるのです。

このように職務要約は分量こそ少ないものの、非常に重要な役割を果たします。しっかりと文書を練って書く必要があることを分かってもらえたかと思います。

職務要約のポイント

ここからは前述した職務要約で押さえるべきポイントについて、解説をします。

とにかく簡潔に書く

職務要約は簡潔に書くことを心がけましょう。伝えるべき内容をポイントを絞って書くことで、採用担当者にアピールできます。

3~5行程度、200~300字を目安に書くことをおすすめします。

ダラダラと長い文章で何がポイントか分からない職務要約では、読んでもらえない可能性がありますし、伝えたい内容が伝わりません。

客観的な事実のみを書く

職務要約は客観的な事実のみを書くようにしましょう。

職務要約はあくまで経歴のサマリーなので「私の強みは~です」といった自己PRは別で書きましょう。職務要約はあくまで客観的な事実としての経歴・実績に徹するのです。

ただし、あなたの経歴の全てを均等の分量で書く必要はありません。

その企業が求めている経験やスキルを強調して書きます。そうすることにより客観的に書きつつも「私は貴社が求める人物像ですよ」とアピールできます。

実績は具体的な数字で書く

誇れる実績は具体的な数字で書きましょう。

売上実績や新規契約の獲得件数などは具体的な数字を書くことで信憑性がでますし、定量的にあなたの実力をアピールできます。

ただし企業機密となる重要な数字は書かないように注意しましょう。

興味をひくキーワードを散りばめる

テクニックとして、採用担当者が興味を引きそうなキーワードを散りばめましょう。

採用担当者にもっと知りたいと思ってもらえたらしめたものです。そうなれば職務経歴書を読み進めてくれるはずです。

キーワードの選定方法は簡単です。企業の求人の応募要件に書いてある経験やスキルと類似した内容を記載するのです。

例えば、ビジネスディベロップメントの募集で新規事業立上げの経験が求められている場合は、新規事業立上げの経歴について強調して書くのです。マネジメントの経験が求められている場合は、マネジャーとしての経歴を書きましょう。

これにより「この人物は自社が求めている人材像に近い」と思ってもらえます。

職務要約の例文

具体的な職務要約の書き方をイメージしてもらうために例文を紹介します。

営業職の場合

2010年に株式会社〇〇に入社し、広告営業として大手食品メーカー、自動車メーカーを担当。売上数字をもった2013年からは5年連続で売上目標を上回る営業成績を上げ、直近の2019年度には目標比120%を達成しています。2018年からはチームリーダーも任されており、3名のチームメンバーの管理・教育を行っています。

営業成績やマネジメントの経験を具体的な数字で示しています。

新規事業立上げの場合

2010年に株式会社〇〇に入社後、法人営業として大手飲料メーカーを担当。2013年に事業推進室に異動となり、その後は新規事業に一貫して携わっています。主に事業企画、外部パートナとのアライアンス、M&A、デジタルマーケティングを担当しており、2019年には〇〇というITサービスを立ち上げました。

アライアンス、M&A、デジタルマーケティングといったキーワードを散りばめることで、採用担当者の興味を引いています。

まとめ

今回は職務経歴書のなかでも、職務要約に絞って記事を書きました。

職務要約は分量的には少ないものの、大事なつかみであり、ここの出来次第で継続して職務経歴書を読み進めてもらえるかが決まる非常に重要な箇所です。

是非、この記事を参考にあなたの魅力が伝わる職務内容をつくりあげましょう。

職務経歴書の他の項目の書き方は以下の記事で解説をしています。

【転職】職務経歴書の職務経歴の書き方

【転職】職務経歴書の活かせる知識・スキルの書き方【例文あり】

【転職】職務経歴書の自己PRの書き方を徹底解説

また、職務経歴書に関係した以下の記事も参考にしてもらえればと思います。

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【転職】ビズリーチの職務経歴書の書き方を徹底解説

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