ぬるま湯体質の会社で大丈夫?腐る前に転職すべき?

 
会社が正直言ってかなりぬるま湯です。仕事は楽ですけど自分の将来が不安です。転職すべきでしょうか?

こんな疑問に答えていきます。

ぬるま湯体質の会社ってある意味では最高ですよね。ブラック企業とは真逆で、すごく社員に優しい会社です。

なので、「何も悩む必要はないのでは?」との声もあるかと思います。

しかし、ぬるま湯の状況には、その状況ならではの悩みがあるものです。

今回は、ぬるま湯体質の会社で働く悩みと、その対応策について考えていきます。

今の職場がぬるま湯で将来が不安な人
ぬるま湯体質の会社での対応策

ぬるま湯体質の会社で大丈夫?腐る前に転職すべき?

暇って嬉しいようで辛いですよね。

1日の勤務時間、どうやって時間を潰したらいいのか絶望的にすらなります。

そんな日々が続くと不安になってきます。

 
やる気がどんどんなくなっていく。ダメ人間になっちゃうんじゃないだろうか。
 
今は良いけど年を取ったときに何のスキルもないと困りそう。もっと仕事の経験を積みたい。

ぬるま湯体質の会社にいるとどうなるか?

ぬるま湯体質の会社にいるとどうなるか一例をあげます(あくまで一例なので、もちろん全員がこうなるという訳ではありません)。

  1. 張り合いがなくてつまらない
  2. やる気が無くなって腐っていく
  3. スキルが身についてないことに気づく

一つずつ説明をしていきます。

張り合いがなくてつまらない

ぬるま湯に自分が合っていれば良いですが、そうでない場合はつまらないです。

やる気に満ちあふれ「いっちょやってやるぜ」と目をキラキラ輝かせて会社に入ったものの、周りがやる気がなくのんびりと仕事をしていたら拍子抜けしますよね。

それどころか、事なかれ主義で新しい仕事を嫌がって、最低限やらないといけないことだけをやる環境だと嫌気すらさしてきます。

このようにやる気のある人にとっては、ぬるま湯体質の会社はつまらないのです。

やる気が無くなって腐っていく

そんな環境でも何とかモチベーションをキープできていれば良いですが、人間は環境に染まるものです。

自分がやる気満々でも、周囲と歩調が合わずにどこか空回りしている。やる気があり過ぎて、周りから嫌がられる。

そしてふと冷静になって周囲を見ると、自分と同じ給与なのに全然仕事をしない人がいる。むしろ自分よりも給与をもらっているのに何もしない人がいる。

それでも何のお咎めもない。

こんな状況だと、いくら本人が鉄の意志を持っていても、なかなかそれを貫き通すのって厳しいですよね。

そんな環境に何もせずにずっといると、次第に自分も染まって手を抜き出したり、暇であることを嬉しく思って「ぬるま湯最高~!」と考えが変わってきたりします。

スキルが身についてないことに気づく

そして、ふと自分のキャリアを振り返ると何のスキルも身についていないことに気づくのです。

終身雇用・年功序列が確実に保証されていた時代ならそれでも良かったです。

しかし、ご存知の通り今は終身雇用・年功序列も崩れています。

そして、ジョブ型雇用の導入、副業解禁など世の中も変わっています。

そんな環境では、頼れるのはもはや自分自身という状況とも言えます。

自分の実力がないと仕事にありつけない時代になっていっているのです。

そんなときにぬるま湯の環境で何もスキルが無くて困るのは自分自身です。

似た話は、なぜ私たちは成長しないといけないのか?【4つの答え】でも書いています。

ではどうしたらいいのか?

では、ぬるま湯で楽な会社に働いている人はどうすればいいのでしょうか?

結論から言うと、その人の状況にも寄りますし、自分がどうしたいかによります。

自分の人生なので自分の頭で考えて決めるしかないんですよね。

しかしここでは、私のアイデアを書いていきます。

  • 今の会社で自ら仕事をつくる
  • 副業で自分の好きなことをする
  • 転職をして新しい会社で働く

それぞれ詳しく解説をしていきます。

今の会社で自ら仕事をつくる

突然ですが、みなさん電通「鬼十則」はご存知でしょうか?

かなりハードな言葉が並んでいますが、そのなかにこういった言葉があります。

1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
2.仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるべきではない。

電通「鬼十則」

つまり、仕事が無ければ、自分でつくればいいのです。

しかし、これはなかなか難しいのが正直なところです。

スキルの高い人なら、自らバンバン企画を立てて、周囲を巻き込んで新しい仕事をつくることもできるでしょうが、若手には難易度が高いですよね。

特に、ぬるま湯の会社では周囲から完全に浮いてしまうのでやりにくいです。周りのサポートも思うように得られないかもしれません。

でも、できない理由ばかり言っていてもいつまでもできないので、本当に今の自分の置かれた環境を変えたいのであれば、小さくてもできることから始めるべきです。

いきなり予算がかかるような大きなプロジェクトを企画しなくてもいいのです。

今の仕事の延長で、どうしたらお客さまや会社に貢献できるか考えればいいのです。

「何をしたらお客さまは喜ぶだろうか?」「何をしたら周りの同僚は助かるだろうか?」そんなことを考えて思いついたことから、やってみましょう。

例えば、お客さまの仕事に役立つ情報を調べてメールで送ったり、エクセルやマクロを勉強して非効率な作業を効率化したりといろいろとできるはずです。

そうすることで、徐々にあなたが認められ、あなたの仕事を助けてくれる人が増えてと、良い循環を起こすことができると考えています。

副業で自分の好きなことをする

副業がOKの会社であれば、副業を頑張るのも手です。

ある意味、ぬるま湯の会社は副業をするのにはもってこいです。

その副業の内容を選ぶときのポイントは、スキルが蓄積するものにすることです。

副業のなかには、アルバイトのような時間を売るものや、せどりといった商品を右から左に流して利益を得るものもあります。

そこで何かしらのスキルが身につくのであれば良いのですが、今後自分の強みになるものが身につかないと思うのなら、キャリアの点ではあまり良い副業とは言えません。

例えばWebライティングなら、ライティングスキルやネットの知識が身につき、それは今後のキャリアでも活かせます。

このように、副業ではお金を稼ぐのも勿論ですが、キャリアになるものを選ぶという視点もすごく大事なのです。

転職をして新しい会社で働く

最後は転職をして働く会社を変えるというものです。

今よりも若手にも仕事があって成長できる環境に変わるのです。

ただここで注意点があります。

それは単に環境を変えれば万事OKとはならないということです。

仕事は与えられるものという受け身の考えだと、たとえ環境を変えても、また行き詰まる可能性が高いです。

仕事は自分でつくっていくものというぐらいの気概をもつ必要があります。

私も簡単にできる半ばルーティンになった仕事については後輩に渡すなどして時間をつくって、自分はより難易度の高い仕事をやるようにしてスキルアップを図っています。

このように会社を変えても結局は自分の心構えや行動が大事なので、意識するようにしましょう。

まとめ

この記事ではぬるま湯体質の会社で働く悩みと対策について説明しました。

ぬるま湯の環境をどうとらえるかは自分次第です。

もし、この環境に染まるとヤバいと思うのなら何か行動を起こしましょう。

泣いても笑っても人生は一度きりです。過ぎた時間は返ってきません。

後で振り返ったときに後悔だけないようにやっていきましょう。

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