嫌な仕事のメリット【やりたい仕事に近づける】

 
どうしてもやらないといけない嫌な仕事があります。何とかメリットを見出せないでしょうか?
 
嫌な仕事をポジティブにとらえるにはどうしたら良いでしょうか?

サラリーマンだと、嫌な仕事もやらないといけない場合がありますよね。

正直、気持ちは暗いですが、どうせやらないといけないのであれば、何かしら良い点を嫌な仕事のなかにも見つけたいものです。

そこで今回は、嫌な仕事からメリットを見つける方法、ポジティブにとらえる方法について書いていきます。

この記事で少しでも、気が楽になってもらえれば幸いです。

嫌な仕事をやらないといけない人
嫌な仕事への向き合い方

嫌な仕事・苦手な仕事

嫌な仕事や苦手な仕事はありますか?

私にも嫌な仕事はありますし、おそらくサラリーマンをしているとそういった経験を皆さんしているかと思います。

私は新規開拓やお酒をいっぱい飲まないといけない接待は本当に辛かったです。

昔は「嫌な仕事でもすすんで引き受けろ」とよく言われました。

これは「嫌な仕事は成長につながる」ということだと思います。嫌な仕事を乗り越えることで成長できるという考えです。

たしかに、自分で納得して成長のためと思えるのなら嫌な仕事もやるべきです。

一方、今は逆に「嫌な仕事はやらない方が良い。逃げた方が良い」という話もよく聞くようになりました。

これは嫌な仕事は自分の苦手分野なので、そこよりも自分の得意分野に力を入れてそこの能力を伸ばした方がいいという考えです。これも一理あります。

しかしサラリーマンの現実を考えると、嫌な仕事はすすんではやらないにせよ、すぐには逃げられないというのが現実ではないでしょうか。

そこで次からは、目の前の嫌な仕事にどう向き合えば、少しは気持ちが楽になるかという観点で私の考えを述べていきます。

ちなみに本当にどうしても嫌なら、中長期的に転職などで他の会社にうつるべきです。また心や体を壊すぐらいなら、すぐにでも逃げるべきだと私は思います。

嫌な仕事のメリット

嫌な仕事のメリットを考えていきたいと思います。

一般的には嫌な仕事をすることで、「成長することができた」「良い経験になった」「忍耐力がついた」という話を聞きます。

しかし、私の考える最大のメリットは「自分にとって嫌な仕事とは何か」が明確になることです。

自分のことって、なかなか分からないものです。何が得意で、何が好きかなんてすぐには分かりません。

しかし、嫌なことはすぐに分かります。身体が拒否反応を示したり、そのことを考えるだけで気持ちが暗くなったりします。

極端な例として私の経験を話すと、体調を崩したり、朝の通勤電車で会社に出勤せずにこのままどこかに行ってしまおうかと思ったこともありました。

このようになる仕事は明らかに向いていません。

一方、少しぐらい憂鬱でもそんなに苦にならない。むしろ、どちらかというと好きかもしれない。更には時間がたつのも忘れてしまうような仕事は、あなたに向いている可能性があります。

嫌な仕事のメリットは、その仕事を実際に経験することで、自分に向いていないことが分かることです。その経験は決して無駄ではなく、天職に近づく一歩になります。

嫌な仕事からの移行

ここでは嫌な仕事から移行する方法を説明します。せっかく嫌な仕事が明確になっても、やり続けていては辛い状況は変わらないからです。

嫌な仕事を減らして、得意で好きな仕事を増やしていきましょう。

嫌な仕事をやらないようにするステップ

  1. うまく断るようにする
  2. 並行して実力を磨く
  3. やらなくて良い仕事に移る

①うまく断るようにする

転職せずに今の会社で働くのであれば、嫌な仕事に対するアプローチは大きく分けると「やる」か「やらない」の2択です。

「やらない」を選んだのなら、嫌な仕事を避けるアクションをとりましょう。

嫌な仕事から逃げる方法はいろいろあります。

「他の仕事があるんです」「スケジュールが合わないんです」といった言い訳パターンや、「向いていないので他の仕事をやりたいです」という正面突破パターンがあります。

ここでのポイントはリスクを見ながら言うことです。

上司としてはこのように断られるのは当然おもしろくなく、人事考課の査定にも、ある程度は響いてくるでしょう。

ですので、断るリスクを認識しておく必要があります。

また、できるだけ気分を害さないよう、言い方に注意して工夫しましょう。

②並行して実力を磨く

もちろん、嫌な仕事から逃げているだけだと、いつか干されてしまいます。

そこで並行して周りを黙らせる程の実力を磨く必要があります。

比較的得意なこと、頑張れることで実力をつけていきましょう。

磨くスキルの選び方は、社会人は何を勉強すべきかも参考にしてください。

そうすることで「あの仕事はダメだが、こっちの分野だとすごいな」と上司や周囲に思わせるのです。

これで、あなたの存在価値が出て、干される確率も減ります。

実力をつけないといけない理由は、社会人ほど勉強しなくてはいけない理由でも解説しています。

③やらなくて良い仕事に移る

しかし、いつまでも断り続けたり逃げるたりするのもしんどいです。

そこで中長期的には嫌な仕事をやらなくて良い仕事に移るようにしましょう。

幸い今は、転職、副業、独立と多種多様な選択肢があります。

実力をつけて、嫌な仕事をやらなくても良い環境に移ることを検討しましょう。

なかには転職をしたくても怖いという方もいるかもしれません。そういった方は、転職が怖くて動けない人へ【乗り越える方法】も参考にしてください。

まとめ

この記事では嫌な仕事のメリットとして、嫌な仕事が分かる点があることを説明しました。つまり消去法で得意なことや好きなことが分かってきます。

頭で考えていても、やりたい仕事はなかなか分かりません。やはり自分が経験してみることで、物事が明確化し腹落ちするのです。

そういう意味で、嫌な仕事や辛い仕事にあえてメリットを見出すのなら、やりたい仕事に一歩近づけるということなのです。

たしかにまわり道かもしれません。

しかし長い人生、こういう経験で行ったり戻ったりしながら、時には脇道にそれながらも前に進んでいくものだとも思います。

この記事が、嫌な仕事への向き合い方として参考になれば幸いです。

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