会社を徹底的に利用してやるというマインドについて【踏み台にする】

こんにちは。

今日は「会社を徹底的に利用してやる」というマインドについて書きます。

これは私が若い頃に持っていた考えです。

その会社に一生勤める気なんてさらさらない。

会社に滅私奉公するつもりも全くない。

考えていたのは会社を使っていかに成り上がるかでした。

一見、この考えは会社にとっては好ましくないものに見えます。

しかし、今振り返ると、会社にとっても良かったんだろうなと感じています。

会社を徹底的に利用してやるというマインドについて

大学を卒業して入った会社ではギラギラとしていました。

この会社で終わってたまるものかと思っていました。

具体的な目標や夢があったわけではありません。

とにかく成功したかったのです。

この会社を利用し尽くそうと考えていました。

この会社で学べるものは学び尽くそうと思っていました。

利用してやるという気持ちで働いた結果

そんな気持ちで働いてどうなったかですが、結果的に上手くいきました。

大きく成長することができたのです。

とはいえ、最初は全く成果を上げられませんでした。

スキルが圧倒的に足りなかったのです。

自社の知識がない。顧客のことも分からない。人脈もない。

こんな感じです。

日々、頭を下げていました。

上司からのプレッシャーもきつく、肉体的にも精神的にも随分と追い込まれました。

それでも心が折れなかったのは会社を利用してやろうと思っていたからです。

上司からのプレッシャーも良い成長の機会だと無理やり解釈していました。

そのおかげで何とか平静を保てました。

そんな日々を送ると、成長曲線という様に成果が出始めました。

成長曲線の話はこちらで書いています。

キャリアの成長曲線を知っておこう

なぜ上手くいったかを分析するとこういうことです。

  1. 会社を利用してやるという考えで働く
  2. その為とにかくモチベーションが高い
  3. スキルや知識を貪欲に学びまくる
  4. 上司からのプレッシャーでも病まない
  5. 結果として仕事での成果が出る

仕事への向き合い方が変わり始めたとき

その後、社内公募や転職を経て、とある大企業で働いていました。

転職した当初こそ大変でしたが、数年もすると居心地の良い環境になってきました。

給与も良く、何よりワークライフバランスが取れたホワイトな環境でした。

そんな恵まれた環境の反面、心は意外と満たされていませんでした。

新しく学ぶことがないと感じていたのです。

嘘です。

本当は探せばいくらでも学ぶべきことなんてあります。

やらないといけないこともたくさんありました。

なのに、なぜ学ばなかったのか?

それは、新しい知識を学んで成功してやるというマインドがなくなっていたからです。

会社=お金を稼ぐ場所という認識に変わっていたのです。

若い頃は、会社は私にとってお金を稼ぐ以上の場所でした。

成り上がるための場所でした。

それがこの居心地の良い地位を失いたくないという思いが頭を支配していたのです。

こうなるとダメです。

完全に守りに入っていました。

いかにコスパ良く最低限の仕事をして評価されるかしか頭にありませんでした。

それに気づいた私は「何かを変えないといけない」と真剣に思いました。

再び転職

私が最終的にとった選択は再び転職するということです。

同じ会社で心を入れ替えて働こうとしましたが、その会社では理想のキャリアは描けないと思いました。

今まで積み上げてきた人脈や評価があったので、そのままいれば安定した人生だったと思います。

それでも、イチかバチか新しい会社に賭けてみようと思いました。

死んだ目をして働いていてはダメだと自覚をしたのです。

自分にとっては先が見える人生は物足りなく、それよりも成功するかどうか分からないなかで毎日必死に努力をする方が良い生き方に思えたのです。

転職後は後悔する瞬間もあります。

仕事がきついときには、何でわざわざいばらの道を選んだんだろうと思います。

前職の方が絶対に楽ですし社内での地位や世間の評価も高かったです。

しかしそんな時は「なぜ転職をしたのか?」に振返って気持ちを立て直しています。

反骨心も少しずつ戻ってきています。

会社にとっても問題ないはず

最後に会社側の立場で考えてみたいと思います。

会社として従業員にどういうマインドで働いて欲しいかです。

それは、会社に忠誠を誓って働いてくれる社員に決まっていると思うかもしれません。

「利用してやる」「踏み台にしてやる」と考えている社員よりも「一生お世話になる」と考えている社員の方が一見好ましいように思えます。

たしかに一昔前ならそうだったのでしょう。

しかし今は状況が変わりました。

右肩上がりの成長が保証されない今、会社は効率的な経営をして勝ち残っていく必要があります。

その際に必要なのはやる気があって、自分を成長させて、その結果として会社に成果をもたらす人間です。

そうです。昔の私のような人間なのです。

結果として将来離職するとしても在職中は最大限の成果を上げてくれるはずです。

一方、少し前の私のような人間は不要かもしれません。

学ぶ意欲が無くなり、興味関心は給与を貰うことだけの人間ばかりの会社だと停滞するのは目に見えています。

今の厳しい経営環境ではどちらが良いかはハッキリしていますよね。

まとめ

今回は 会社を徹底的に利用してやるというマインドについて書きました。

どんな気持ちで会社と付き合うかは非常に大事なことです。

とにかくコスパよく稼ぐことを目的にしている方が悪いということではありません。

人それぞれです。

しかし私は真面目なのか、それでは自分の心を満足させることができませんでした(笑)

会社を利用してやるという気持ちで再び働きだして、日々が充実しています。

一人のサラリーマンの働き方として、皆さんの参考になれば幸いです。

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