社会人は何を勉強すべきか

 
社会人も勉強しないといけないことは分かったけど、具体的に何を学べばいいか分からない。

こんな悩みに答えていきます。

先日の記事では「社会人ほど勉強をしなくてはいけない」と書きました。

興味がある方は、社会人ほど勉強しなくてはいけない理由を読んでください。

しかし、勉強する必要性は分かったが具体的に何を勉強したらいいか分からないという声もあるかと思います。

そこでこの記事では、社会人は何の勉強をすべきかについて徹底的に解説します。

何を勉強したらいいか分からない人
社会人は何を勉強すれば良いか

社会人は何を勉強すべきか

「社会人は何を勉強すべきか」を考える前に、もう一度なぜ社会人が勉強する必要があるかを振り返りましょう。

社会人が勉強すべき理由

  • これからはスキルがないと食べていけない
  • 学ぶとお金が稼げるようになる確率が上がる

これからの時代、終身雇用や年功序列は期待できません。

また日本の大企業でも外資系企業のようにジョブ型雇用が始まり、仕事では「何ができるか」という実力が重視されるようになる傾向にあります。

ジョブ型雇用については、【ジョブ型雇用】ジェネラリストかスペシャリストのどっちが良い?で詳しく解説しているので参考にしてください。

そんななかスキルがないと仕事に就けない時代になってきています。

一方でこの状況はチャンスでもあります。

自ら学び実力をつけることで人材としての市場価値が上がり、今まで以上に稼げる可能性もあるのです。

このような状況をみると、社会人である私たちが勉強すべき内容は下記です。

学ぶべき内容

  • 今の仕事に関係ある分野
  • やりたい仕事に関係ある分野
  • やりたい仕事に就くために必要なスキル

一つずつ解説をしていきます。

今の仕事に関係ある分野

今の仕事に関係ある分野とは、現職で成果を出すために必要なスキルです。

例えば、営業なら営業スキル。マーケターならマーケティングスキル。経理ならアカウンティングスキルです。

仕事に必要な知識を自主的に学び、その知識を仕事に活かすことで本当に使えるスキルが身につきます。

スキルが身につくと仕事で成果を出せ、社内で高い評価を得られます。

高い評価は中長期的に出世につながり給与も上昇しますし、会社の業績が悪くなってもリストラの対象になりにくいでしょう。

このように今の仕事に必要な知識は現職の成果に直結するので、勉強する分野として初めに検討すべきです。

やりたい仕事に関係ある分野

次は、やりたい仕事に関係する分野です。

これは現職とは異なる今後自分が進みたい分野のことです。

例えば「今は営業だが将来はマーケティングをやりたい」「今はマーケティングをしているが将来はM&Aをやりたい」などです。

このような新しい分野を勉強して、やりたい領域に進む準備をしましょう。

ただし、ここで1つ注意点があります。

転職で評価されるのは、あくまで実ビジネスで成果を出したスキルということです。

勉強しているだけで実務で使っていないスキルは大きな評価が得られません。

そこで次は「やりたい仕事に就くために必要なスキル」について解説します。

やりたい仕事に就くために必要なスキル

「やりたい仕事に関係ある分野」については、自分で勉強しても実務で成果を上げないと転職市場では評価されません。

これはやりたい仕事の勉強をすることで転職を考えていた人には辛い事実です。

そこで、自分のやりたい仕事ができるように「やりたい仕事に関係ある分野」に加えて「やりたい仕事に就くために必要なスキル」も勉強しましょう。

この2つは似ていますが少し違います。

例えば営業からマーケティングにいきたい人にとって「やりたい仕事に関係ある分野」はまさにマーケティングですが「やりたい仕事に就くために必要なスキル」はそれと違うこともあるのです。

これはやりたい仕事に就くルートから考えましょう。大きく3つあります。

やりたい仕事に就くルート

  1. 今の会社で部署の異動をする
  2. 転職をする
  3. 副業として自分で始める

一つずつ見ていきます。

今の会社で部署の異動をする

現職で部署異動するには、会社によって異なるものの人事や上司に異動希望を出す方法や社内公募を活用する方法があります。

転職をする

今の会社で異動が難しければ転職も一つの手段です。ただし前述の通り実務で使用していないスキルは評価が低い傾向にあります。

副業として自分で始める

いきなり起業はハードルが高いので、まずは副業として自分のやりたい仕事を始めるのは良い考えです。特にオンラインビジネスは元手があまりかからない為、金銭的なリスクが少なく開始できます。

次に、これらの3つのルートで求められるスキルをリストアップします。

副業は自分次第なので「①今の会社で部署の異動をする」と「②転職をする」について解説します。

ここからはケーススタディで解説します。

ケーススタディ

入社6年目の28歳で営業に従事しており、今後はマーケティングに携わりたいと考えている人がいるとします。

さて、この人はどうやって営業からマーケティングにいけばよいでしょうか。

まずは「①今の会社で部署の異動をする」パターンです。

最初に異動の条件を調べます。

調べたところ「現在の部署での実績」と「希望する部署への適正」の2点が異動における評価対象でした。

そうなると、学ぶべきスキルは自ずと現在の部署の営業で成果を上げるためのスキルと、希望するマーケティング部への適性が証明できるスキルになります。

更に細かく見ていきます。

自分の営業成績から、より成果を上げるにはどんなスキルが必要かを分析します。

アポ取り、関係構築、資料作成、プレゼンなど課題のあるスキルを習得します。

また、希望する部署への適性をどの様に示すかについて考えます。

例えば、マーケティング施策に必要な企画力をアピールする為に企画立案力と資料作成能力を重点的に磨くなどです。

このように社内異動の条件から、それに必要なスキルを逆算して身につけることで希望が叶う可能性が高くなるのです。

次は「転職をするパターン」です。

はじめに志望企業の応募要項をチェックしましょう。そこに求める人材のスペックが書いてあります。

そこに現職と重なる内容はないでしょうか?

例えば、マーケティング職でもコミュニケーション能力が重視されていれば、営業で培ったコミュニケーション能力が活かせます。

このように例え職種が違っても、共通して求められる能力を探し出してアピールすることで異職種への転職の可能性が上がります。

その為には、現職と共通していて志望先でも活かせるスキルを徹底的に磨いて成果を出すようにしましょう。

このように「やりたい仕事に就くために必要なスキル」をその職を得るルートから具体的にあぶり出して磨くのです。

それがやりたい仕事に就くスキルを得る最短ルートになります。

それにプラスして、前述の「やりたい仕事に関係ある分野」も勉強していることをアピールしましょう。

実務経験がないと評価は高くないものの、勉強の成果を証明できれば、意欲が評価される可能性はあります。

例えば、マーケティングについてビジネススクールに通って、優秀な成績を上げるなどです。

異業種に転職する際の自己PRについては、【異業種転職の自己PR】やる気がありますはあり?も参考にしてください。

まとめ

今回は、社会人が何を学ぶべきかについて解説をしました。

この記事で伝えたかったのは、目的をもって勉強することの大切さです。

自分の学びが「現職で成果をあげる為」「やりたい仕事の準備をする為」「やりたい仕事に就く為」のどれか明確にしましょう。

社会人は時間がないので、なんとなく勉強を始めるのではなく目的をもって始めることが大事です。

ここまで読んで下さりありがとうございました。この記事が参考になれば幸いです。

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